1. 管理者編
1.4. フォルダ管理
1.4.2. 権限設定
フォルダに対してユーザーの権限を設定することができます。
【推奨設定】
次の設定を行う場合は、個別ユーザーには権限を付与せずグループに設定するようにしてください。
第 2 階層以降で個別にフォルダを設定する場合
権限設定の変更が定期的にある場合
「権限設定」から権限付与を行った場合、対象フォルダより下階層の全てのフォルダに同様の権限が上書きされて しまいます(【フォルダの権限設定に関する注意点】参照)。
そのため、「権限設定」は一度設定した後は変更を行わず、メンバーが増えた場合には「グループ設定」から ユーザーを追加していただくようお願いします。
■「権限設定」画面
以下については、一度グループに権限を設定し、その後は基本的に変更を行わないようにします。
■「グループ設定」画面
「営業部」のメンバーが増えた場合、「グループ設定」から、グループのメンバーを追加します。
そうすることで権限を上書きすることなくメンバーを追加することができます。
【フォルダの権限設定に関する注意点】
① :読取/書込許可 ② :読取専用 ③ :アクセス拒否
対象フォルダに権限を設定した場合、その下階層の全てのフォルダに同様の権限が自動的に設定されます。
例えば、下図のフォルダ A に権限①を設定した場合、その下階層となるフォルダ B~H 全てに同様の権限①が 設定されます。
またフォルダ D に権限②を設定した場合、その下階層となるフォルダ E~H 全てに同様の権限②が設定されます。
スターティア株式会社|セキュア SAMBA 操作ガイド - 43 -
既に権限が設定されているフォルダに権限を設定し直す場合、その下階層の全てのフォルダに同様の権限が 上書きされます。
例えば、下図のフォルダ D に権限①を設定し直した場合、その下階層となるフォルダ E~I 全てに同様の権限①が 設定されます。
下階層に権限を設定したい場合、必ずその上の権限設定も必要になります。
例えば、フォルダ A に権限①を設定している場合、フォルダ B~D に権限を設定することができます。
フォルダ D に権限③を設定している場合には、その下階層となるフォルダ E、F には権限設定はできません。
フォルダ E に権限を設定したい場合には、その上階層となるフォルダ A、D に「読取専用」または「読取/書込許可」
の権限を設定する必要があります。
【ユーザー、グループに関する注意点】
グループに属するユーザーよりも、ユーザーの権限設定が優先されます。
例えば、「営業部」に「tanaka」が入っていた場合でも、「tanaka」はアクセス拒否の状態となります。
【反映時間について】
管理画面からフォルダ設定を行った場合、OpenVPN に反映されるまでに 1 分ほど時間がかかります。
WebShare、アプリについては即時反映されます。
① 権限設定を行う階層を選択した状態で、「権限設定」ボタンをクリックします。
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② でユーザー名、グループ名を移動し、権限設定を行います。
③ 「適用」ボタンをクリックします。
※「リセット」ボタンをクリックすると、入力した内容が削除されます。
【フォルダ権限設定】
N o
項目 説明
1 ユー ザー
読取/書込許可 読取/書込み許可とするユーザー名を設定します。
2 読取専用 読取専用とするユーザー名を設定します。
3 アクセス拒否 アクセス拒否とするユーザー名を設定します。
4 設定なし 設定なしのユーザー名を表示します。
5 グ ルー プ
読取/書込み許可 読取/書込み許可とするグループ表示名を設定します。
6 読取専用 読取専用とするグループ表示名を設定します。
7 アクセス拒否 アクセス拒否とするグループ表示を設定します。
8 設定なし 設定なしのグループ名を表示します。
④ 確認画面が表示されるので「OK」ボタンをクリックします。
※「キャンセル」ボタンをクリックした場合、登録せずに前の画面に戻ります。
⑤ 「アクセス権限を設定しました。」とメッセージが表示され、アクセス権限が設定されます。
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