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1・標準利用期間の取扱い 1・標準利用期間の取扱い

 訓練等給付費の対象サービスの一部は、その支援を効果的に提供することを目的とし、みだりに長期化し  訓練等給付費の対象サービスの一部は、その支援を効果的に提供することを目的とし、みだりに長期化し

ないように標準的な利用期間が設定されている。 ないように標準的な利用期間が設定されている。

(1)標準利用期間が設定されているサービス及びその期間 (1)標準利用期間が設定されているサービス及びその期間

① 基本的な期間 ① 基本的な期間

※ 就労移行支援(養成施設)にあっては、養成課程に応じ、3年又は5年となる。 ※ 就労移行支援(養成施設)にあっては、養成課程に応じ、3年又は5年となる。

※ 特別支援学校等の在学中に行った就労移行支援を利用した就労アセスメントについては、卒業 ※ 特別支援学校等の在学中に行った就労移行支援を利用した就労アセスメントについては、卒業 後の当該サービスに係る標準利用期間に含めないものとする。 後の当該サービスに係る標準利用期間に含めないものとする。

② 自立訓練(機能訓練)の例外 ② 自立訓練(機能訓練)の例外

○ 頸髄損傷による四肢の麻痺その他これに類する状態にある場合は標準利用期間を3年とする。 ○ 頸髄損傷による四肢の麻痺その他これに類する状態にある場合は標準利用期間を3年とする。

   

○ 類する状態は、本市の取扱いにより、認定調査項目内の「歩行、移乗、排尿及び排便」項目が ○ 類する状態は、本市の取扱いにより、認定調査項目内の「歩行、移乗、排尿及び排便」項目が

 「支援が不要」以外である者とする。  「支援が不要」以外である者とする。

③ 自立訓練(生活訓練)及び宿泊型自立訓練の例外 ③ 自立訓練(生活訓練)及び宿泊型自立訓練の例外

○ 国の事務処理要領において、長期入院又は入所をしていた者に係る期間は3年とされている。 ○ 国の事務処理要領において、長期入院又は入所をしていた者に係る期間は3年とされている。

   

○ 報酬算定に係る留意事項通知において、長期の考え方は、1年間以上にわたり入院をしていた ○ 報酬算定に係る留意事項通知において、長期の考え方は、1年間以上にわたり入院をしていた  又は入退院を繰り返していた者とあるが、いずれも明確な取扱いの示しがない。  又は入退院を繰り返していた者とあるが、いずれも明確な取扱いの示しがない。

○ 集中的な支援を特に要する者が対象であるため、以下のいずれにも該当する者を対象とする。 ○ 集中的な支援を特に要する者が対象であるため、以下のいずれにも該当する者を対象とする。

・ 退院又は退所の日が、申請日前1ヶ月の範囲内である又は決定後に速やかに退院等を行う ・ 退院又は退所の日が、申請日前1ヶ月の範囲内である又は決定後に速やかに退院等を行う

 予定であること。  予定であること。

※ 退院又は退所から一定期間経過している者は除く。 ※ 退院又は退所から一定期間経過している者は除く。

・ 当該退院等に係る入院等の期間が1年以上である又は退院等の日から1年前までの範囲に ・ 当該退院等に係る入院等の期間が1年以上である又は退院等の日から1年前までの範囲に

 おいて入院等を行った回数が2回以上あること。  おいて入院等を行った回数が2回以上あること。

(2)利用期間の考え方 (2)利用期間の考え方

 以下の点を踏まえ、本市の取扱いにおける「利用期間」は、事業者と行う「利用契約期間」として考え  以下の点を踏まえ、本市の取扱いにおける「利用期間」は、事業者と行う「利用契約期間」として考え る。また、暫定支給決定期間中の利用も含まれるもの。 る。また、暫定支給決定期間中の利用も含まれるもの。

 入院等のやむを得ない理由により、支給決定期間中にサービス利用が中断するケースがあり、当該中  入院等のやむを得ない理由により、支給決定期間中にサービス利用が中断するケースがあり、当該中 断期間を含めて標準利用期間を取扱った場合、効果的な支援が困難となること。また、入院等のやむを 断期間を含めて標準利用期間を取扱った場合、効果的な支援が困難となること。また、入院等のやむを 得ない理由により利用を中断する場合、利用契約を一時解除することで対応可能であること。 得ない理由により利用を中断する場合、利用契約を一時解除することで対応可能であること。

【例】 就労移行支援に係る支給を新規で平成22年10月15日~平成23年10月31日、更新で平成23年 【例】 就労移行支援に係る支給を新規で平成22年10月15日~平成23年10月31日、更新で平成23年  11月1日~平成24年10月31日で行った者であって、当該支給決定期間中、6ヶ月の入院期間(契  11月1日~平成24年10月31日で行った者であって、当該支給決定期間中、6ヶ月の入院期間(契  約を一時解除)があり、平成24年11月1日以降の利用希望があった場合  約を一時解除)があり、平成24年11月1日以降の利用希望があった場合

⇒ 利用契約期間は1年6ヶ月のため、残り6ヶ月の利用を可能とし、平成24年11月1日~ ⇒ 利用契約期間は1年6ヶ月のため、残り6ヶ月の利用を可能とし、平成24年11月1日~

 平成25年4月30日までの支給決定期間で更新。  平成25年4月30日までの支給決定期間で更新。

期間 1年6ヶ月 2年 2年 2年(※)

サービス名 自立訓練(機能訓練) 自立訓練(生活訓練) 宿泊型自立訓練 就労移行支援 サービス名 自立訓練(機能訓練) 自立訓練(生活訓練) 宿泊型自立訓練 就労移行支援

期間 1年6ヶ月 2年 2年 2年(※)

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(3)標準利用期間を超えて利用する場合 (3)標準利用期間を超えて利用する場合

○ 国通知、事務処理要領等を踏まえ、非定型ケースとして取扱い、審査会の意見を確認する。 ○ 国通知、事務処理要領等を踏まえ、非定型ケースとして取扱い、審査会の意見を確認する。

○ 標準利用期間を超えて利用する回数は原則1回に限り、当該超えて利用する期間は1年の範囲内と ○ 標準利用期間を超えて利用する回数は原則1回に限り、当該超えて利用する期間は1年の範囲内と

 して個別に決定する。  して個別に決定する。

※ 単に全てのケースを1年で決定するものではない。 ※ 単に全てのケースを1年で決定するものではない。

(4)標準利用期間の適用 (4)標準利用期間の適用

① 法令上の規定等 ① 法令上の規定等

○ 法施行規則において標準利用期間が設定されているものの、この期間について、受給者個人の ○ 法施行規則において標準利用期間が設定されているものの、この期間について、受給者個人の  生涯、一の自治体の支給決定等において適用される期間なのかは、示されていない。  生涯、一の自治体の支給決定等において適用される期間なのかは、示されていない。

○ どの範囲で標準利用期間を適用するかについては、市町村の判断による。(ただし、利用者の ○ どの範囲で標準利用期間を適用するかについては、市町村の判断による。(ただし、利用者の  生涯において適用される期間ではないとの示しあり。)  生涯において適用される期間ではないとの示しあり。)

② 具体的な取扱い ② 具体的な取扱い

ア 転入者が継続してサービスを利用する場合の取扱い ア 転入者が継続してサービスを利用する場合の取扱い

○ 市町村及び事業者は、受給者の居住地が変更された場合であっても、個別支援計画等に基づく ○ 市町村及び事業者は、受給者の居住地が変更された場合であっても、個別支援計画等に基づく  訓練等の経過を踏まえた支給決定又はサービス提供を行うべきものである。  訓練等の経過を踏まえた支給決定又はサービス提供を行うべきものである。

○ 転入前の市町村への情報提供依頼を行い、転入までの利用期間を確認し、標準利用期間から当 ○ 転入前の市町村への情報提供依頼を行い、転入までの利用期間を確認し、標準利用期間から当

 該利用期間を控除した期間で支給決定を行う。  該利用期間を控除した期間で支給決定を行う。

イ サービス利用を中断した者が利用を再開する場合の取扱い イ サービス利用を中断した者が利用を再開する場合の取扱い

A 原則的な取扱い A 原則的な取扱い

 アの転入者同様、前回の利用に係る期間を含めて、標準利用期間内の支給決定とする。  アの転入者同様、前回の利用に係る期間を含めて、標準利用期間内の支給決定とする。

B 訓練の効果により一般就労した者等がリトライする場合 B 訓練の効果により一般就労した者等がリトライする場合

○ 自立訓練、就労移行支援等の利用により、自立生活、一般就労等を達成したものの、心身 ○ 自立訓練、就労移行支援等の利用により、自立生活、一般就労等を達成したものの、心身  状況の変化、就労への適用等の問題により、離職等をする場合が想定される。  状況の変化、就労への適用等の問題により、離職等をする場合が想定される。

○ 当該ケースに該当する者が再度のサービス利用を希望したときの原則的な取扱いは、Aと ○ 当該ケースに該当する者が再度のサービス利用を希望したときの原則的な取扱いは、Aと

 同様とする。  同様とする。

○ 前回の利用において、既に標準利用期間を満了している場合は、Aの取扱いによることは ○ 前回の利用において、既に標準利用期間を満了している場合は、Aの取扱いによることは  できないため、以下の点が確認できる場合に限り、標準利用期間を新たに設定する。  できないため、以下の点が確認できる場合に限り、標準利用期間を新たに設定する。

a 前回の利用時における詳細なアセスメント、訓練課題、支援計画等 a 前回の利用時における詳細なアセスメント、訓練課題、支援計画等

b 就労等の継続が困難であった理由、課題等 b 就労等の継続が困難であった理由、課題等

c a及びbを踏まえた明確なサービス利用の必要性、訓練課題、支援計画等 c a及びbを踏まえた明確なサービス利用の必要性、訓練課題、支援計画等

※ a及びbの利用で課題解決、目標等が既に達成されており、更なるサービス利用 ※ a及びbの利用で課題解決、目標等が既に達成されており、更なるサービス利用  の必要性がないと認められるときは、支給決定は行わない。  の必要性がないと認められる きは、支給決定は行わない。

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