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1・ホームヘルプサービス共通の留意事項 1・ホームヘルプサービス共通の留意事項

 居宅介護、重度訪問介護、同行援護及び行動援護に係る共通の留意事項を記載する。  居宅介護、重度訪問介護、同行援護及び行動援護に係る共通の留意事項を記載する。

(1)支援計画との関連性 (1)支援計画との関連性

○ 居宅介護等の報酬は、現に行われるサービス提供時間ではなく、支援計画に基づいて行われたもの ○ 居宅介護等の報酬は、現に行われるサービス提供時間ではなく、支援計画に基づいて行われたもの

 によるものであること。  によるものであること。

○ 日ごと支援に応じて数分超過する場合があること等を理由に支給量の変更を行うことはできない。 ○ 日ごと支援に応じて数分超過する場合があること等を理由に支給量の変更を行うことはできない。

※ 当該状況が頻繁に発生し、個別支援計画を変更する必要性がある場合等を除く。 ※ 当該状況が頻繁に発生し、個別支援計画を変更する必要性がある場合等を除く。

(2)2時間ルール (2)2時間ルール

※ 居宅介護及び同行援護のみ。 ※ 居宅介護及び同行援護のみ。

○ 居宅介護等の報酬は、短時間集中的に提供する業務形態を踏まえ、短時間であるほど時間単価が高 ○ 居宅介護等の報酬は、短時間集中的に提供する業務形態を踏まえ、短時間であるほど時間単価が高

 い設定となっている。  い設定となっている。

○ 事業者が理由なく、みだりに支援時間を区切ることにより、1回当たりの支援時間を短くすること ○ 事業者が理由なく、みだりに支援時間を区切ることにより、1回当たりの支援時間を短くすること  がないように、原則として、2時間以上の時間を空けて提供しなければならない。  がないように、原則として、2時間以上の時間を空けて提供しなければならない。

※ 異なる類型同士(身体介護と家事援助等)は特に制限されない。 ※ 異なる類型同士(身体介護と家事援助等)は特に制限されない。

(3)所要時間30分未満の提供 (3)所要時間30分未満の提供

※ 居宅介護及び同行援護のみ。 ※ 居宅介護及び同行援護のみ。

○ 所要時間30分未満の単位を算定する場合、支援の所要時間は20分以上であること。 ○ 所要時間30分未満の単位を算定する場合、支援の所要時間は20分以上であること。

○ 国の留意事項通知において、日中時間帯以外においてはこの限りでないとされているが、基本的に ○ 国の留意事項通知において、日中時間帯以外においてはこの限りでないとされているが、基本的に  は深夜における巡回型支援(同行援護を除く。)が当該例外に該当するものと想定される。  は深夜における巡回型支援(同行援護を除く。)が当該例外に該当するものと想定される。

○ 20分未満で提供可能支援は、他の時間帯による支援、他の支援との一体的な提供が必要となる。 ○ 20分未満で提供可能支援は、他の時間帯による支援、他の支援との一体的な提供が必要となる。

(4)早朝、夜間及び深夜帯の加算 (4)早朝、夜間及び深夜帯の加算

※ 行動援護を除く。 ※ 行動援護を除く。

○ 行動援護については、主に日中に提供されるサービスであるため、加算はない。 ○ 行動援護については、主に日中に提供されるサービスであるため、加算はない。

○ 加算等の額は、以下のとおり。 ○ 加算等の額は、以下のとおり。

加算 25% 25% 50%

具体的な時間 6時から8時まで 18時から22時まで 22時から6時まで

時間帯の区分 早朝 夜間 深夜 時間帯の区分 早朝 夜間 深夜

具体的な時間 6時から8時まで 18時から22時まで 22時から6時まで

加算 25% 25% 50%

(5)二人介護の取扱い (5)二人介護の取扱い

① 告示に定める要件 ① 告示に定める要件

○ 障害者等の身体的理由により一人の従業者による介護が困難と認められる場合 ○ 障害者等の身体的理由により一人の従業者による介護が困難と認められる場合

○ 暴力行為、著しい迷惑行為、器物破損行為等が認められる場合 ○ 暴力行為、著しい迷惑行為、器物破損行為等が認められる場合

○ その他障害者等の状況等から判断して、上記のいずれかに準ずると認められる場合 ○ その他障害者等の状況等から判断して、上記のいずれかに準ずると認められる場合

② 本市の取扱い ② 本市の取扱い

○ やむを得ない理由により二人の従業者による支援が必要であるものと認められるときに支給決 ○ やむを得ない理由により二人の従業者による支援が必要であるものと認められるときに支給決

 定を行う。  定を行う。

○ 支給決定に当たり、同一時間に報酬が算定可能となるように受給者証に記載する。 ○ 支給決定に当たり、同一時間に報酬が算定可能となるように受給者証に記載する。

○ 二人介護の支給決定に当たっては、以下の点を踏まえて判断する。 ○ 二人介護の支給決定に当たっては、以下の点を踏まえて判断する。

・ 単に身体的介護(入浴、移乗等)の安全性を確保するのみの理由ではないこと。 ・ 単に身体的介護(入浴、移乗等)の安全性を確保するのみの理由ではないこと。

※ 移乗補助用具の活用、生活スタイルの見直し等も含めた検討が必要。 ※ 移乗補助用具の活用、生活スタイルの見直し等も含めた検討が必要。

・ 精神症状等で危害を加える可能性がある者については、医療機関からの情報提供等も踏ま ・ 精神症状等で危害を加える可能性がある者については、医療機関からの情報提供等も踏ま  え、個別に判断する。なお、家事援助については、同時並行的に複数の支援が可能なため、  え、個別に判断する。なお、家事援助については、同時並行的に複数の支援が可能なため、

 二人で支援に入ることを理由として、支給量を2倍とすることはしない。  二人で支援に入ることを理由として、支給量を2倍とすることはしない。

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(6)重度障害者等包括支援の対象者該当の確認 (6)重度障害者等包括支援の対象者該当の確認

○ 重度障害者等包括支援の対象者要件に該当する者が居宅介護等を利用した場合、国庫負担基準額が ○ 重度障害者等包括支援の対象者要件に該当する者が居宅介護等を利用した場合、国庫負担基準額が  通常の障害支援区分6と異なり、より高い基準額が適用される。  通常の障害支援区分6と異なり、より高い基準額が適用される。

○ 本市の支給決定基準に定める支給量へも影響するため、該当の有無の確認を要する。 ○ 本市の支給決定基準に定める支給量へも影響するため、該当の有無の確認を要する。

【重度障害者等包括支援対象者の確認フローチャート】 【重度障害者等包括支援対象者の確認フローチャート】

※1 医師意見書「2.身体の状態に関する意見」の「(2)四肢欠損」、「(4)筋力の低下」、 ※1 医師意見書「2.身体の状態に関する意見」の「(2)四肢欠損」、「(4)筋力の低下」、

「(5)関節の拘縮」は「麻痺」に準ずる取扱いとする。 「(5)関節の拘縮」は「麻痺」に準ずる取扱いとする。

※2 平成26年3月31日までの障害程度区分認定を受けている場合、当該区分有効期間中は、行 ※2 平成26年3月31日までの障害程度区分認定を受けている場合、当該区分有効期間中は、行

動関連項目(11項目)等の合計点数が8点以上。 動関連項目(11項目)等の合計点数が8点以上。

Ⅰ型該当 Ⅱ型該当 Ⅲ型該当 該当なし

「レスピレーター」が「ある」で認定

療育手帳等級が最重度(A1)

行動関連項目等の合計点数が10点以上 ※2

① 四肢に麻痺が「ある」※1

「歩行」「移乗」「排尿」及び「排便」がいずれも「支援が不要」以外であり、「寝返り」が「全面的な支援が必要」で認定

① 障害支援区分6

② 「コミュニケーション」が「日常生活に支障がない」以外で認定

① 障害支援区分6

② 「コミュニケーション」が「日常生活に支障がない」以外で認定

① 四肢に麻痺が「ある」※1

「歩行」「移乗」「排尿」及び「排便」がいずれも「支援が不要」以外であり、「寝返り」が「全面的な支援が必要」で認定

「レスピレーター」が「ある」で認定

療育手帳等級が最重度(A1)

行動関連項目等の合計点数が10点以上 ※2

Ⅰ型該当 Ⅱ型該当 Ⅲ型該当 該当なし

該当 非該当

該当

該当

非該当

非該当

該当 非該当

該当

該当

非該当

非該当

2・居宅介護に係る留意事項 2・居宅介護に係る留意事項

 通院等介助の取扱い  通院等介助の取扱い

① 通院等に係る介助の支給要件 ① 通院等に係る介助の支給要件

ア 通院等乗降介助 ア 通院等乗降介助

※ 車の乗降については、車内から単に見守ること等は×。 ※ 車の乗降については、車内から単に見守ること等は×。

※ 乗降の介助、自宅から車の移動等は、視覚障害者への誘導、知的又は精神障害者への促し等の ※ 乗降の介助、自宅から車の移動等は、視覚障害者への誘導、知的又は精神障害者への促し等の

 支援も含まれる。  支援も含まれる。

イ 通院等介助(身体介護を伴う) イ 通院等介助(身体介護を伴う)

※ 外出前後の介助は、前後のいずれか一方に必要な場合も対象とする。 ※ 外出前後の介助は、前後のいずれか一方に必要な場合も対象とする。

※ 本来なら介護タクシー(福祉有償運送)利用が前提。但し、介護に要する手間等も考慮し、本 ※ 本来なら介護タクシー(福祉有償運送)利用が前提。但し、介護に要する手間等も考慮し、本

 市では絶対要件とはしない。  市では絶対要件とはしない。

ウ 身体介護 ウ 身体介護

※ 外出に関係しない介護は、前後のいずれか一方に必要な場合も対象とする。 ※ 外出に関係しない介護は、前後のいずれか一方に必要な場合も対象とする。

※ 外出に関係しない介護から通院等に係る支援まで、一連の介護として計画される必要があるた ※ 外出に関係しない介護から通院等に係る支援まで、一連の介護として計画される必要があるた  め、本人の生活状況等を踏まえて類型を判断する必要あり。   め、本人の生活状況等を踏まえて類型を判断する必要あり。 

エ 通院等介助(身体介護を伴わない) エ 通院等介助(身体介護を伴わない)

 国通知においても定義がない=①~③の通院等の介助に該当しないが、支援を要する場合  国通知においても定義がない=①~③の通院等の介助に該当しないが、支援を要する場合

【例1】 【例1】

⇒  視覚障害者。全盲であり、乗降、自宅から車(車から病院等)の移動に支援を要するが、バ ⇒  視覚障害者。全盲であり、乗降、自宅から車(車から病院等)の移動に支援を要するが、バ

スを利用して通院する場合。 スを利用して通院する場合。

【例2】 【例2】

⇒  身体障害者。下肢障害、車椅子利用。自宅前に階段があり、自宅から車(車から病院等)の ⇒  身体障害者。下肢障害、車椅子利用。自宅前に階段があり、自宅から車(車から病院等)の 移動に支援を要するが、移乗が可能であり、乗降に支援を要しない場合。 移動に支援を要するが、移乗が可能であり、乗降に支援を要しない場合。

該当 要件③ 介護タクシー(福祉有償運送)を利用

該当 要件② 自宅から車(車から病院等)の移動 or 受診手続き等 に介助が必要 非該当 要件① 車の乗降に介助が必要

非該当 要件③ 介護タクシー(福祉有償運送)を利用

該当 要件② 自宅から車(車から病院等)の移動 or 受診手続き等 に介助が必要 該当 要件① 車の乗降に介助が必要

and 要件② 通院等介助(身体介護有り)の支援の前後において、30~60分程度の 外出に関係しない身体介護(食事、入浴等)が必要

要件

要件① 通院等介助(身体介護有り)が必要

and 要件② 外出の前後において、20~30分程度の当該外出に係る身体介護(更 衣、移乗、移動等)が必要

要件 要件① 通院等乗降介助が必要

and 要件③ 介護タクシー(福祉有償運送)を利用

and 要件② 自宅から車(車から病院等)の移動 or 受診手続き等 に介助が必要 要件

要件① 車の乗降に介助が必要

要件 要件① 車の乗降に介助が必要

and 要件② 自宅から車(車から病院等)の移動 or 受診手続き等 に介助が必要 and 要件③ 介護タクシー(福祉有償運送)を利用

要件 要件① 通院等乗降介助が必要

and 要件② 外出の前後において、20~30分程度の当該外出に係る身体介護(更 衣、移乗、移動等)が必要

要件

要件① 通院等介助(身体介護有り)が必要

and 要件② 通院等介助(身体介護有り)の支援の前後において、30~60分程度の 外出に関係しない身体介護(食事、入浴等)が必要

該当 要件① 車の乗降に介助が必要

該当 要件② 自宅から車(車から病院等)の移動 or 受診手続き等 に介助が必要 非該当 要件③ 介護タクシー(福祉有償運送)を利用

非該当 要件① 車の乗降に介助が必要

該当 要件② 自宅から車(車から病院等)の移動 or 受診手続き等 に介助が必要 該当 要件③ 介護タクシー(福祉有償運送)を利用

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