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2. 評価の手順

2.3 標準システムの入力

(1) メインシートの入力

評価 ソフトを起動 すると,始 めにこのシートが表示 される。シートの表示 例 を図2.5に示す。

図2.5 メインシートの表示 例

※はじめは全 ての入 力欄 が空欄である。この図では,参 考のために入力例 を示 す。

評 価 ソ フ ト(標準システム)

バー ジ ョ ン CASBEE京都-新築2018(v.1.0)

■使用評価マニュアル: CASBEE-京都-建築(新築)2018年版 1)概要入力

① 建物概要

■ 建物名称

■ 建設地・地域区分 6地域

■ 地域・地区

■ 竣工年 (予定/竣工) 2018年12月

■ 敷地面積 XXX

■ 建築面積 XXX

■ 延床面積 25,000.00

■ 建物用途名

■ 階数 地上○○F

■ 構造 RC造

■ 平均居住人員 XX人(想定値)

■ 年間使用時間 XXX時間/年(想定値)

② 評価の実施

評価の実施 2018年4月1日 実施設計段階

作成者 ○○○

確認日 2018年4月1日

確認者 ○○○

LCCO2の計算 標準計算→LCCO 2 算定条件シ ー ト( 標準計算) を入力

2) 個別用途入力

①用途別延床面積   

事務所 20,000.00㎡ 事務所 20000.00

官公庁

学校 0.00㎡ 幼稚園・保育園

小・中学校

小・中学校 (北海道以外)

高校 大学・専門学校

物販店 0.00㎡ デパート・スーパー

その他物販

飲食店

集会所 0.00㎡ 劇場・ホール

展示施設

スポーツ施設

工場 ㎡  うち省エネ計画対象面積

病院

ホテル

非住宅 小計 20,000.00

集合住宅 5,000.00㎡ 専用部 4500.00 共用部 500.00

② 住居・ 宿泊部分の比率

■病院の延床面積のうち,病室部分の床面積の比率

■ホテルの延床面積のうち,宿泊部分の床面積の比率

■集合住宅の延床面積のうち,住戸部分の床面積の比率 0.90

3)結果出力

ス コア シ ート ●スコア

評価結果表示シ ート ●結果  ●LCCO2計算

LC C O2 算定条件シ ート ●標準計算 ●個別計算

○○ビル 京都市○○区○○

商業地域,防火地域

○○

事務所,集合住宅,

京都-新築

小数値(「0.9」など)で 比率を入力して下さい。

小数値(「0.9」など)で 比率を入力して下さい。

1)概要 入 力

① 建物 概 要

評 価 建 物 の 基 本 情 報 ( 名 称 ,用 途 ,規 模 等 ) を入 力 する。これらの 情 報 は 各 シート 及 び,評 価 結 果 シートに自動 的 に転 記 される。

平 均 居 住 人 員 と年 間 使 用 時 間 は,直 接 CASBEEの評 価 に関 わるものではないが,参 考 情 報 として可 能な限 り入 力すること。

表2.2 建物概要欄の入力項目と入力例

入力項目 入 力 例 入力項目 入 力 例 建物名称 ○○ビル 延床面積2 ○○○(数値)

建設地・気候区分 京都市○○区 建物用途名 事務所,学校,集合住宅 地域・地区 商業地域,防火地域 (建物用途)3 庁舎,大学

地域区分 6地域1 階数 +○○F

竣工年 2018.12 構造 RC造

敷地面積 ○○○(数値) 平均居住人員 ○○○(数値)

建築面積 ○○○(数値) 年間使用時間 ○○○(数値)

1) 地域区分は,「建築物エネルギー消費性能基準等を定める省令における算出方法等に係る事項等(国交省告示第265 号)」 による1~8の8地域から選択する。

2) 延床面積は,用途別延床面積の欄に入力した値の合計が自動的に本欄に反映される。

3) この欄は,用途別延床面積の欄で選択された用途が自動的に表示されるものであり,CASBEEの評価上の用途構成を 表している。より詳細な用途名は,上欄の「建物用途名」に任意で入力ができる。

② 評価の実 施

評 価 実 施 の日 付 ,評 価 者 を入 力 する。評 価 内 容 の確 認 者 が別 にいる場 合 は ,確 認 日 と確 認 者 の欄 へ記 入する。

2)個別 用 途入 力

① 用途 別 延床 面 積

建 物 用 途 は,表2.3の中 から最 も該 当 するものを選 択 する。各 用 途 にそれぞれの面 積 を入 力 する。評 価 対 象 とする建 築 物 のより具 体 的 な用 途 名 は,1)概 要 入 力 の「建 物 用 途 名 」欄 に入 力 する。なお,事 務 所,学 校,物販 店 ,集 会 所 の各用 途 においては,詳 細 用途 別に入 力する。

② 住居・宿 泊部 分の比率

住 宅 系 用 途 の建 築 物 を評 価 する場 合 は,<建 物 全 体 ・共 用 部 分 >と<住 居 ・宿 泊 部 分 >の床 面 積 比 を入 力 する。(病 院 では病 室 部 分 ,ホテルでは宿 泊 室 部 分 の占める割 合 を0~1.0までの値 で入 力 する。

集 合 住 宅 は「①用 途 別 延 床 面 積 」に入 力 した専 用 部 ,共 用 部 の面 積 から自 動 計 算 される。非 住 宅 系 用 途の建 築 物では入 力しない。)

表2.3 用途別延床面積の入力上の区分 用途

区分 用途名 詳細用途 含まれる用途

非 住宅 系用 途

事 務 所 事務所,官公庁 事務所,庁舎,郵便局など

学 校

幼稚園・保育園,

小・中学校,

高校,大学・専門学校

小学校,中学校,高等学校,大学,高等専門学 校,専修学校,各種学校など

非 住宅 系用 途

物 販 店 デパート・スーパー,

その他物販 百貨店,マーケットなど

飲 食 店 飲食店,食堂,喫茶店など

集 会 所 劇場・ホール,展示施設,

スポーツ施設,図書館等

公会堂,集会場,図書館,博物館,ボーリング 場,体育館,劇場,映画館,ぱちんこ屋,展示施 設など

工 場 工場,車庫,倉庫,観覧場,卸売市場,電算室 など

住宅 系用 途

病 院 病院,老人ホーム,身体障害者福祉ホームなど

ホ テ ル ホテル,旅館など

集合住宅 集合住宅(戸建は対象外)

3)結果 出 力

結 果 出 力 欄 の「スコア」,「結 果 」,「LCCO2計 算 」等 を選 択 すると,各 々のシートを画 面 上 に呼 び出 すこ とができる。

(2) 採点シートの入力

採 点 シートには各 用 途 における採 点 基 準 表 が表 示 されており,評 価 項 目 毎 に,レベル1からレベル5ま での5段 階の採点 基 準 を解 説している。評 価 者はその表に従って採 点 を行う。

表2.4 採点シートにおける主要な構成項目

構成項目 説 明

採点欄 採点結果をレベル1~5(又は対象外)のプルダウンで選択 採点基準欄 各項目の採点基準を表示

評価する取組欄 一部の項目で採用されている採点方法。環境配慮を行う上で配慮すべき事 項がリスト化されており,該当項目を選択することで採点する

重み係数(規定)欄 用途により規定されている重み係数を表示(変更不可)

1)採点 基 準

図2.6に示 すように,採 点 シートには各 用 途 における採 点 基 準 表 が表 示 されており,評 価 者 はその表 に 従 って採 点 を行 う。<建 物 全 体 ・共 用 部 分 >は全 用 途 共 通 に採 点 する項 目 である。住 宅 系 用 途 の場 合 は,Q1とQ2の採 点 シートについて,<住 居 ・宿 泊 部 分 >の採 点 基 準 と評 価 欄 が用 意 されており,これにつ いても採点 を行う。

採 点 基 準 は,項 目 毎 にレベル1~5の段 階 設 定 がされており,採 点 欄 ではそのレベル数 をプルダウンで 選 択 (レベル3の場 合 は3を選 択 )する。対 象 建 築 物 の個 別 条 件 によって採 点 基 準 をそのまま適 用 できな いような場 合 ,一 部 の評 価 項 目 で「対 象 外 」を選 択 することができる(対 象 外 とできる項 目 はマニュアルの 解 説 中 に記 載 されている)。対 象 外 を選 択 した場 合 ,特 に示 されない限 り,対 象 外 とした項 目 の重 みが「0」

で計 上 され,それ以 外の項 目の重 みに比 例 配分 される。

図2.6 採点 シート画面

プルダウンメニューから 1~5,対象外を選択

■建物名称

Q1 室内環境 色欄について,プルダウンメニューから選択,または数値・コメントを記入のこと 実施設計段階

1 音環境

1.1 室内騒音レベル dB ( A )

建物全体・共用部分 重み係数(既定)=0.42 住居・宿泊部分 重み係数(既定)=0.10

レベル 3.0 事・会(屋外型)・

病(待)・ホ・工・住学(大学等)・ 会(図)・病(診) 物・飲 会(その他) 学(小中高) レベル 3.0 病・ホ・住  レベル 1 50< [騒音レベル] 45< [騒音レベル] 55< [騒音レベル] 40< [騒音レベル] 60< [騒音レベル]  レベル 1 45< [騒音レベル]

 レベル 2 (該当するレベルなし) (該当するレベルなし) (該当するレベルなし)(該当するレベルなし) 50< [騒音レベル]

≦60  レベル 2 (該当するレベルなし)

■レベル 3 45< [騒音レベル]

≦50

40< [騒音レベル]

≦45

50< [騒音レベル]

≦55

35< [騒音レベル]

≦40

45< [騒音レベル]

≦50 ■レベル 3 40< [騒音レベル] ≦45  レベル 4 40< [騒音レベル]

≦45

35< [騒音レベル]

≦40

45< [騒音レベル]

≦50

30< [騒音レベル]

≦35

35< [騒音レベル]

≦45  レベル 4 35< [騒音レベル] ≦40  レベル 5 [騒音レベル] ≦40 [騒音レベル] ≦35 [騒音レベル] ≦45 [騒音レベル] ≦30 [騒音レベル] ≦35  レベル 5 [騒音レベル] ≦35

○○ビル

2)評価 する取 組

一 部 の採 点 項 目 (特 に「Q3 室 外 環 境 (敷 地 内 )」,「LR3 敷 地 外 環 境 」)においては,採 点 基 準 表 に 付 属 する「評 価 する取 組 」表 に示 される取 組 度 合 いをチェックすることで採 点 を行 う。「評 価 する取 組 」表 には,環 境 配 慮 設 計 を行 う上 で,配 慮 すべき事 項 がチェック項 目 又 は手 法 のリストとしてまとめられている。

リストに示 される個 々の取 組 の有 無 を評 価 し,与 えられるポイントの合 計 点 数 (又 は項 目 数 )により項 目 の 採点 を行う。

図2.7 「評 価する取組」方 式の採 点 シート

Q3 室外環境(敷地内) 色欄について,プルダウンメニューから選択,または数値・コメントを記入のこと 実施設計段階

1 生物環境の保全と創出

重み係数(既定)= 0.30

レベル 2.0

 レベル 1 生物環境の保全と創出に関して配慮に欠け,取り組みが不十分である。(評価ポイント0~3)

■レベル 2 生物環境の保全と創出に関して配慮されているが,取り組みが十分とはいえない。(評価ポイント4~6)  レベル 3 生物環境の保全と創出に関して配慮されており,標準的な取り組みが行われている。(評価ポイント7~9)  レベル 4 生物環境の保全と創出に関して配慮されており,比較的多くの取り組みが行われている。(評価ポイント10~12)  レベル 5 生物環境の保全と創出に関して十分配慮されており,充実した取り組みが行われている。(評価ポイント13以上)

評価する取組み

採点 評価ポイント

0 ポイント 2

0 ポイント 2

0 ポイント 2

0 ポイント 2) 自生種の保全に配慮した緑地づくりを行っている。 2

0 ポイント 2

0 ポイント 2

0 ポイント 1

1 ポイント 1

合計= 4ポイント

IV 緑の質の確保

1) 建物運用時における緑地等の維持管理に必要な設備を設置し,かつ管理方針を示している。

3) 敷地や建物の植栽条件に応じた適切な緑地づくりを行っている。

1) 我が国や地域の生態系に悪影響を及ぼす外来種に関し、適切な対応を行っている。

V 生物資源の管理と利用

4) 野生小動物の生息域の確保に配慮した緑地づくりを行っている。

0 ポイント

1) 上記の評価項目以外に生物環境の保全と創出に資する独自の取り組みを行っている。(記 述)

VI その他 1

2) 建物利用者や地域住民が生物とふれあい自然に親しめる環境や施設等を確保している。

事・学・物・飲・会・病・ホ・工・住

評価項目 評価内容

I 立地特性の把握と計画方針の設定

II 生物資源の保存と復元

1~3 1) 敷地とその周辺にある生物環境に関する立地特性を把握し,その特性に基づいて敷地内の 生物環境の保全と創出に関わる計画方針を示している。

1) 敷地内にある生物資源を構成する動植物,表土,水辺等を保存または復元している。

III 緑の量の確保 2 ポイント

1 ポイント

2) 建物緑化指数が、5%以上20%未満を示す規模の建築物の緑化を行っている。 (1ポイント)  建物緑化指数が,20%以上を示す規模の建築物の緑化を行っている。 (2ポイント) 1) 外構緑化指数が,10%以上20%未満を示す規模の外構緑化を行い,なおかつ中高木を植栽 している。 (1ポイント)

 外構緑化指数が,20%以上50%未満を示す規模の外構緑化を行っている。(2ポイント)  外構緑化指数が,50%以上を示す規模の外構緑化を行っている。 (3ポイント)

1~2

① プルダウンメニューから0ポイント,

1ポイント,2ポイント,3ポイント,

対象外を選択

② 評価する取組の

合計ポイントによって採点される