• 検索結果がありません。

東京大学大学院農学 生命科学研究科付属農場

ドキュメント内 表1表4.indd (ページ 47-54)

東京都薬剤師会 出版担当理事 

い じ ゅ う い ん

集院 一

か ず

し げ

写真 1  正面入り口

46

写真 2  案内図

その他 新東京散歩

に注意」です。うっかりしていると危険です,

気を引き締めて散策しなければなりません。

そのまま直進していくと,正面に本館(写 真 5),右前方に旧い洒落た建物がみえてき ます。右前方に見える建物は学生宿舎(写真 6)です。一見古い建物に見えますが,中は

どのようになっているのでしょうか?チャン スがあれば泊まってみたいですね。

本館の裏手には,「ここはどこ?」といっ た風景(写真 7)を見ることができます。こ の場所は畜舎となっており,サイロとポプラ 並木が非常に美しい景色を演出しています。

以前はこの裏手で牛が放牧されていました。

その先には非常に見事なポプラ並木(写真 8)を見ることができます。遠くに見えるマ ンションは,住友重機工場跡に建った高層マ ンション群で,その東側にはかつて明治薬科 大学(現在は清瀬に移転)がありました。こ の日も多くの方がカメラ片手に来園され,こ の素晴らしい景色を撮影されていました。

ここまで来た時に時刻はすでに16時20分。

あと10分で閉園の時間です。この先に行った ら時間までに戻れない可能性があるので,こ

写真 3  作物見本園 写真 4  看板

写真 5  本館を望む

写真 6  学生宿舎 写真 7  畜舎

の辺りで入口方面に戻ることにします。 途 中,こんな看板(写真 9)があります。狸の 姿は見ることはできませんでしたが,自然豊 かな場所だと改めて感じてしまいますね。

 戻り道 

園内には,「農耕車に注意」という看板が たくさんありましたが,実際に農耕車はどこ にあるのか疑問に思っている方もいるのでは ないでしょうか?実は, 本館の西側に車庫

(写真10)があります。実物を見ると意外と 大きいのにびっくりしてしまいます。

あとは,通った道順に戻れば,無事に農場 から出ることができます。限られた時間内で の散策のため,十分にご案内することができ ませんでしたが,自然溢れる東大農場にぜひ 一度足を運んでみてください。

参考資料

1 ) 東大農場 HP より http://www.fm.a.u-tokyo.ac.

jp/info/index.html 写真 9  看板:タヌキに注意

写真 8  ポプラ並木

写真10 農耕車

くすり くすりの小事典

これまでに,院内製剤として「耳垢水」「 5 %ヒドロキノンロコイド軟膏」「滅菌グリセリンオ スバン入り」「アロプリノール含そう水」「ネブライザーに使用する抗生物質及び血管収縮剤の混 合製剤」をご紹介いたしました。今回は「硝酸銀棒」及び「鼓膜麻酔液」をご紹介いたします。

今回ご紹介する製剤は,医療機関内での処置に使用される製剤であり院外処方されることはあり ませんが,ご参考までに掲載いたします。

 硝 酸 銀 棒  処   方

硝酸銀(局方)  8g 硝酸カリウム  2g

全量  10g

竹串  12cm 30本

水ガラス  適量

    以上  30本分 調 製 法

適量の水ガラスを秤量皿にとり,竹 串の先端から 2 cm 位まで薄く付け,

デシケーターに入れ一昼夜乾燥させる。

るつぼに硝酸銀および硝酸カリウムを入れ,蓋をし,マッフル炉を用いて溶融(250℃)する。

水ガラスでコーティングした竹串の先を液の中に浸けて取り出し,硝酸銀を固化させて製する。

その際,浸けては固化させる操作を繰り返し行い,マッチ棒様にする(必要なら,溶融する作業 も繰り返す)。

シリカゲルを入れ,脱脂綿を入れたスピッツ管に,竹串の柄を適当な長さに切って入れ,さら に遮光袋に入れて製剤ラベルを貼付する。

容   器 スピッツ管(10mL),遮光袋 貯   法 遮光,防湿保存

病院診療所委員会

くすり の 小 事 典

〜そこが知りたい薬の話⑳〜

適   応 臍の緒の焼灼,陥入爪,疣贅,アフタ性潰瘍 用法・用量 患部にしばらく押し付ける

解   説

硝酸銀末あるいは水溶液では使用性が悪いために工夫された硝酸銀製剤である。硝酸銀は蛋白 質を凝固し,これと化合して不溶性の銀化合物をつくる。水ガラスにはケイ酸ナトリウム溶液

(ナカライテスク)を用い,十分に乾燥する。高温のるつぼの扱いに注意する。光,湿度により 速やかに変色するので保管方法に注意する。使用の際は患部以外に触れないように注意する。

情 報 提 供:東京女子医科大学東医療センター薬剤部

 鼓 膜 麻 酔 液  使 用 目 的

滲出性中耳炎や化膿性中耳炎等では,鼓膜内にリンパ液や膿汁等が溜まり,難聴,耳閉塞感,

耳鳴りを生じる。そのため,鼓膜内の貯留液を排出するために鼓膜を切開する処置が行われる。

鼓膜麻酔液はその際に鼓膜表面を麻酔するために必要な製剤である。

処 方 例(調製量 20mL)

テーカイン®  5g 液状フェノール(局方品) 10mL ℓ−メントール(局方品)  5g グリセリン(局方品)  10mL 製剤の期待される効果

主な薬効はテーカイン®(塩酸パラブチルアミノ安息香酸ジエチルアミノエチル)による表面 麻酔効果であるが,液状フェノールの腐食作用により,鼓膜の皮膚層が腐食されるため,局所麻 酔薬単独より和痛効果を高めるとされている。ℓ−メントールは芳香・矯臭のほかに,高濃度で 使用することで,鎮痛,局所麻酔作用が期待される。なお,いずれの薬剤も適応外である。

調 製 準 備

・乳鉢,乳棒:ℓ−メントール粉砕用

・乳鉢,乳棒:薬剤混合用

・メスシリンダー(20mL) 2 個

・局方エタノール(ℓ−メントールの微細化用)

・ガラス製褐色共栓ビン(50mL)

以上の器具を調製薬剤とともにクリーンベンチ内に準備する。

※使用するすべての器具はあらかじめ乾燥させる。

調 製 方 法

(1) ℓ−メントール 5 g を乳鉢に入れ,局方エタノール適量で溶解し,乳棒を用いて微細化する。

(2) 混合用のもう一つの乳鉢に液状フェノール10mL を加え,さらに,テーカイン®5 g と微細化 したℓ−メントールを加えて,乳棒で混合しながら溶解させる。

(3)(2)にグリセリン10mL を加えて混合し,ガラス製褐色共栓ビン(50mL)に分注する。

くすり くすりの小事典

調製時のポイント

○無菌操作

手洗いを充分に行い,手袋,マスク,帽子を着用すること。調製する際,クリーンベンチを使 用する。

○ℓ−メントールの粉砕

ℓ−メントールは針状の大きな結晶であるため事前に乳鉢で微細化させる必要がある。ℓ−メ ントールへ湿らす程度に少量のエタノールを加えて,まずは溶かすように潰し,その後湿り気が なくなってエタノールが完全に揮発されるまで乳棒で磨り潰す。この時,エタノールを過量に入 れると揮発されにくいため気をつける。乳鉢と乳棒に付着したℓ−メントールを一度へらで削り とるようにはがすときれいに仕上がる[図 1]。

○フェノールの取り扱い

フェノールは劇物であり,腐食性がある。接触すると皮膚や目を侵すため取り扱いには充分に 注意する。保護眼鏡やラテックス製の手袋を用いることが望ましい。手袋に付着した場合には直 ちに破棄し,新しい手袋と交換する。原液が皮膚に付着した場合には,直ちに拭き取りエタノー ル又は多量の水で洗い流す。

○混合する順番

ℓ−メントールは液状フェノールに溶 解しやすいため,グリセリンを入れる前 に 5 分ほど混合し,しっかり溶解させた 後に,グリセリンを入れる[図 2]。

○出来上がりの目安

ざらつき感がなく,見た目がなめらか になったら出来上がりである。出来上が りは20mL の乳白濁のドロドロした液体 である[図 3]。

使 用 方 法

使用する前に必ず振とうする。小綿球に鼓膜麻酔液を湿潤させ,鼓膜表面に約 5 分間留置す る。鼓膜表面が灰白色になり無痛状態になる。

図 2 図 3

図 1

使用上の注意

・ しばらく置いておくと, 2 層の透明な溶液となるので,処置する際にはよく振とうすることが 必要である。

・ 使用量が過多になると中耳腔への浸透によるめまいを生じる。そのため,麻酔がかかるために 必要な十分量のみ使用する。鼓膜面に残存した余分な鼓膜麻酔液は除去する。

・他剤と混合しない。

・フェノールの腐食作用があるため,金属とは接触させない。

・鼓膜穿孔のある患者には禁忌である。

・本品は冷所保存であるため使用する前には鼓膜麻酔液を室温に戻してから使用する。

・塩素により毒性の高いトリクロルフェノールが発生するので水道での排水を行わない。

使 用 期 限

遮光,冷所保存で 6 ヵ月 参 考 文 献

・テーカイン® 添付文書,メルク製薬  ・液状フェノール(局方品)添付文書

・ℓ−メントール(局方品)添付文書  ・グリセリン(局方品)添付文書

・2002今日の治療薬,南江堂  ・耳鼻咽喉科診療マニュアル,金原出版

・病院薬局製剤第 5 版,薬事日報社  ・病院薬局製剤第 4 版,薬事日報社 情 報 提 供:賛育会病院薬剤部

都薬病院診療所委員会では,日頃の疑問にお答えします。

都薬情報室もしくは都薬雑誌係まであなたの質問をお寄せください。

掲載月号 表 題

第 1 回 Vol.22 No.1 SSRI とは ?

第 2 回 Vol.22 No.2 どうしたらタバコをやめられま すか ?

第 3 回 Vol.22 No.3 精神安定剤を海外へ持っていく とき気を付けることは ? 第 4 回 Vol.22 No.5 グルコバイを服用中の患者さん

がブドウ糖の携帯を忘れたら ? 第 5 回 Vol.22 No.7 抗不安薬の強さは比較できます

か ?

第 6 回 Vol.22 No.8 小児用細粒やドライシロップは 水に溶かしても大丈夫 ? 第 7 回 Vol.22 No.11 下剤について教えてください 第 8 回 Vol.23 No.3 調剤過誤を防止するために 第 9 回 Vol.23 No.4 服薬指導に役立つような便利な

商品はありますか ?

第10回 Vol.23 No.5 調剤に役立つような便利な商品 はありますか ?

第11回 Vol.23 No.6 滅菌グリセリンとは ?

くすりの小事典〜そこが知りたい薬の話〜索引

病院診療所委員会

掲載月号 表 題

第12回 Vol.24 No.3 γ -BHC 製剤とは ?

第13回 Vol.24 No.5 フェノバール®エリキシルの薄 め方について

第14回 Vol.25 No.2 錠剤の粉砕・カプセルの開封に ついて

第15回 Vol.25 No.10 小児薬用量の考え方

第16回 Vol.25 No.5 散剤をジュースやミルクに混ぜ ても大丈夫 ?

第17回 Vol.29 No.5 院内製剤①耳垢水・ 5 %ヒドロ キノンロコイド軟膏

第18回 Vol.29 No.10 院内製剤②アロプリノール含そ う水・滅菌グリセリンオスバン 入り

第19回 Vol.30 No.9 院内製剤③ネブライザーに使用 する抗生物質及び血管収縮剤混 合製剤

第20回 Vol.31 No.2 院内製剤④硝酸銀棒・鼓膜麻酔

ドキュメント内 表1表4.indd (ページ 47-54)

関連したドキュメント