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ロラタジン対照二重盲検比較試験(海外 臨床試験) 1,2)

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─薬局調剤の基本─

1.  ロラタジン対照二重盲検比較試験(海外 臨床試験) 1,2)

1. ロラタジン対照二重盲検比較試験(海外 臨床試験)1,2)

季節性アレルギー性鼻炎患者341例を対象 に,第 2 世代抗ヒスタミン薬であるロラタジ ン10mg もしくは本剤200μg(分 1 ) 2 週間 投与し,有効性と安全性を比較した。 4 鼻症 状スコアにおいて,本剤はロラタジン群と比 較して, 有意に強い改善効果を示した(図

2)。

2 .24週長期投与試験(国内第Ⅲ相試験)3)

通年性アレルギー性鼻炎患者98例を対象 に,本剤200μg/ 日(分 1 )により投与を開 始, 症状に応じて100μg/ 日(分 1 ) 又は 400μg/ 日(分 1 ) に適宜増減を可能とし,

有効性・安全性を24週間観察した。投与前と 比較し4鼻症状スコアは週を追う毎に減少し,

その改善効果は24週後も減弱せず,長期投与 における忍容性をも確認した(図 3)。

使用上の注意

1 .禁忌(次の患者には投与しないこと)

( 1 ) 有効な抗菌剤の存在しない感染症,全 身性の真菌症の患者[症状を増悪させ

るおそれがある。]

( 2 ) 本剤の成分に対して過敏症の既往歴の ある患者。

2 . 慎重投与(次の患者には慎重に投与す ること)

( 1 ) 結核性疾患,未治療の感染症及び眼の 単純ヘルペス患者[症状を増悪させる おそれがある。]

( 2 ) 反復性鼻出血の患者[出血を増悪させ

図 2  海外二重盲検比較試験における鼻症状スコア減少率

図 3  国内第Ⅲ相長期投与試験における 4 鼻症状スコア

くすり くすりの情報

るおそれがある。]

3 .重要な基本的注意

( 1 ) 鼻・咽喉頭真菌症が発現した場合,本 剤の投与を中止し,適切な処置を行う こと。

( 2 ) ステロイド剤は創傷治癒を抑制する作 用があるため,鼻中隔潰瘍のある患者,

鼻の手術を受けた患者,あるいは鼻外 傷のある患者には,患部が治癒するま で本剤を投与しないこと。

( 3 ) ステロイド剤の全身投与から局所投与 に切り替えた際に,副腎皮質機能不全 又は離脱症状(関節あるいは筋肉の疼 痛,倦怠感及びうつ等)が発現するこ とがあるので,これらの徴候,症状が あらわれた場合には,適切な処置を行 うこと。また,全身性ステロイド剤の 減量中並びに離脱後も副腎皮質機能検 査を行い,外傷,手術,重症感染症等 の侵襲には十分に注意を払うこと。

( 4 ) 通年性アレルギー性鼻炎の患者におい ては長期に使用する場合,症状の改善 状態が持続するようであれば,本剤の 減量につとめること。

( 5 ) 本剤の投与が数ヵ月以上にわたる場合 は,鼻中隔潰瘍等の鼻所見に注意する こと。

( 6 ) 季節性の疾患に対しては,好発期を考 えて,その直前から治療を開始し,抗 原との接触がなくなるまで続けること が望ましい。

4 .副作用

承認時までの臨床試験で,本剤における副 作用は1,753例中127例(7.24%)に認められ た。 主なものは, 鼻症状(刺激感, そう痒 感,乾燥感,疼痛,発赤等)40例(2.28%),

咽喉頭症状(刺激感,疼痛,不快感,乾燥 等)28例(1.60%)であった。

また,臨床検査値の異常変動は1,753例中

137例(7.82%)に認められた。主なものは,

リンパ球減少18例(1.03%), ビリルビン上 昇18例(1.03%)であった。

なお,鼻腔内真菌検査を実施した臨床試験 では,230例中 7 例(3.04%) で真菌検査が 陽性であったが,鼻腔内真菌症と診断された 症例はなかった。

5 .重大な副作用

アナフィラキシー様症状(頻度不明)注): アナフィラキシー様症状(呼吸困難,全身潮 紅,血管浮腫,蕁麻疹等)があらわれること があるので,観察を十分に行い,異常が認め られた場合には本剤の投与を中止し,適切な 処置を行うこと。

6 .その他の副作用

次のような副作用があらわれた場合には,

症状に応じて適切な処置を行うこと。

頻度 1 〜 5 %未満:鼻症状(刺激感,そう 痒感,乾燥感,疼痛,発赤等),真菌検査陽 性,咽喉頭症状(刺激感,疼痛,不快感,乾 燥等),ビリルビン上昇,リンパ球減少

頻度 1 %未満:蕁麻疹等の発疹,鼻出血,

鼻漏,鼻閉,くしゃみ,嗅覚障害,咳嗽,上 気道炎, 肝機能障害,ALT(GPT) 上昇,

AST(GOT) 上昇,Al−P 上昇, ウロビリ ン尿,好中球増多,好酸球増多,単球増多,

白血球減少,白血球増多,白血球分画異常,

血小板減少,カリウム上昇,頭痛,倦怠感,

蛋白尿,尿糖,BUN 上昇,コルチゾール上 昇,コルチゾール減少

頻度不明注):鼻中隔穿孔,鼻潰瘍,鼻症状

(灼熱感),眼圧亢進,味覚障害 注)海外での市販後等の報告であり頻度不明

7 .適用上の注意

投与経路:鼻腔内噴霧用にのみ使用するこ と。

8 .取扱い上の注意

( 1 ) 患者には添付の携帯袋及び使用説明書 を渡し,使用方法を指導すること。

( 2 ) 本剤の使用前に容器を上下によく振る こと。

( 3 ) 本剤の初回使用時のみ空打ちを行い

(10回程度),液が完全に霧状になるこ とを確認し使用すること。

( 4 )噴霧口を針やピンなどで突かないこと。

投与期間制限

本剤は新医薬品であるため,厚生労働省告 示第97号(平成20年 3 月19日付)に基づき,

平成21年 9 月末日までは,投薬は 1 回14日分 が限度とされている。

治療薬としての位置づけ

アレルギー性鼻炎治療薬として承認された ナゾネックス®は,世界的には使用経験が豊 富であり,国内初の 1 日 1 回投与の鼻噴霧用 ステロイド薬である。アレルギー性鼻炎の主 要症状に対して,投与 1 日目から改善する。

その改善効果は第 2 世代抗ヒスタミン薬より 強力である。

現在,鼻アレルギー診療ガイドライン2008 年版において鼻噴霧用ステロイド剤は通年性 アレルギー性鼻炎では中等症から,花粉症で は軽症より選択薬あるいは併用薬の一つとし て記載されている。

ナゾネックス®は,その有効性および安全 性から,アレルギー性鼻炎患者の治療薬とし ての鼻噴霧用ステロイドの位置づけに影響を 与える 1 剤であることが期待される。

Q & A

Q 1 .なぜ 1 日 1 回でよいのか?

A. ステロイド受容体との親和性が高いこと

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