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本研究成果の適用例

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ドのみへフレームを配送する仕組みが必要である。本研究では、この問題について言及を していないが、ブロードキャストフレームをマルチキャスト、またはユニキャストへ変換 し、到達性のあるノードのみへフレームを配送することでネットワーク全体の負荷を削減 できると考えている。

6.6 おわりに 99

LTE 網

CGN

Meteor HTTP Server

図6.5: モバイル通信端末を収容するCGN環境の再現

らは Meteor の存在は確認できない構成となっている。この環境で、クライアント群から

HTTP Server へのアクセスを行うことで、CGN の性能限界を計測した。

6.5.2 仮想 Interop 無線ネットワークエミュレーション

Interop Tokyo 2016 のアカデミックパビリオン、北陸先端科学技術大学院大学ブース

にて、1000 ノードを用いた IEEE 802.11s メッシュネットワークのデモを行った。本実

験では、Interop 2015 の会場内を1000 人の来場者が歩き回る状況を再現し、各来場者間

で IEEE 802.11s を用いたメッシュネットワークを構築する。図 6.6 は、Interop Tokyo 2015 の会場マップ上で構築した無線メッシュネットワークの様子である。

6.6 おわりに

本節では、高忠実な無線ネットワークエミュレーションとして NETorium のデザイン について述べた。これまでの無線ネットワークエミュレータは、無線空間における伝搬特 性を再現することで有線ネットワーク上で無線ネットワークの振る舞いを再現する伝搬エ

図6.6: 仮想Interop 無線ネットワークエミュレーション

ミュレータとサーバ上で無線フレームの通信を行うことで高忠実な無線ネットワークを構 築するハードウェアエミュレータのどちらかであった。どちらも無線ネットワークエミュ レータも無線ネットワークでの振る舞いを再現可能であるが、伝搬エミュレータは忠実さ に、ハードウェアエミュレータは規模追従性に問題があった。そこで本研究では、高い規 模追従性を持った伝搬エミュレータである Meteor と有線ネットワーク上で無線フレーム による通信を可能とする仮想無線ネットワークエミュレータである Asteroid を組み合わ せることで両エミュレータの利点を持つ Netorium を提案した。Netorium を用いること で、これまで不可能であった無線プロトコル、メッシュ技術を用いた無線ネットワークを 有線ネットワーク上に大規模に展開し、その上で様々なアプリケーションソフトウェアの 検証を可能とした。

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第 7

より高度な無線ネットワークエミュ レーションにむけて

我々の生活に強く密着した情報サービスは、サービスの品質次第で金銭的損害だけでは なく身体への影響を及ぼす可能性がある。このような情報サービスは、ユーザへ展開する 前に十分な検証を行い、想定外の動作を極力排除することが重要である。しかしながら、

情報サービスの多くは、利便性の高い無線ネットワーク技術の上での利用が前提となって おり検証が困難になってきている。一つの通信技術のみを用いている環境では、問題が発 生しなくとも、 多種多様な技術が混在するネットワーク環境では、想定外の動作が起こる 可能性もある。本論文では、このような複雑化する情報サービスと多様化するネットワー ク環境について整理し、情報サービスの検証における課題について述べた。

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