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年 3 月に策定した長崎市地球温暖化対策実行計画の CO 2 排出量は、 長崎県が算定した県 全体の排出量を、県内の市町の人口や世帯数、就業者数などの統計資料を用いて按分して算定して

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平成 21 年 3 月に策定した長崎市地球温暖化対策実行計画の CO 2 排出量は、 長崎県が算定した県 全体の排出量を、県内の市町の人口や世帯数、就業者数などの統計資料を用いて按分して算定して

資2  温室効果ガス排出量の算定方法 

(1)新・旧 CO

2

排出量の比較 

    平成 21 年 3 月に策定した長崎市地球温暖化対策実行計画の CO

2

排出量は、 長崎県が算定した県

単位:トン-CO2/年 産業部門 

民生業務  部門 

民生家庭  部門 

運輸部門 

廃棄物  部門 

合計 

1990 年度 

旧排出量  450,668  687,441  435,036  599,097  68,417  2,240,659  新排出量  653,270  484,838  407,282  553,511  41,623  2,140,524  2004 年度 

旧排出量  358,918  659,862  444,310  709,367  93,832  2,266,289  新排出量  312,779  617,654  386,930  704,688  79,581  2,101,631  2005 年度 

旧排出量  382,671  702,549  462,887  659,833  92,757  2,300,697  新排出量  292,293  667,979  390,777  687,193  73,954  2,112,196  2006 年度 

旧排出量  395,467  670,205  440,728  658,895  90,965  2,256,260  新排出量  299,037  662,965  376,792  679,980  74,436  2,093,210  2007 年度 

旧排出量  369,870  725,852  454,270  640,339  88,712  2,279,043  新排出量  305,293  695,118  404,028  684,477  75,966  2,164,882  注)県が分類している「水道部門」は、「民生業務部門」に含む。

(2)新しい算定方法による各部門の算定方法  ア  産業部門 

産業部門は、農林業、水産業、鉱業、建設業、製造業由来の CO

2

排出量です。 

農林業については、都道府県エネルギー消費統計(経済産業省)の農林水産業エネルギー消費 量を、総合エネルギー統計(経済産業省)を用いて農林業と水産業に按分し、按分した農林業エ ネルギー消費量に、農業生産額の長崎県と長崎市の比率を乗じる方法で算定しています。 

水産業については、都道府県エネルギー消費統計(経済産業省)の農林水産業エネルギー消費 量を、総合エネルギー統計(経済産業省)を用いて農林業と水産業に按分し、按分した水産業エ ネルギー消費量に、漁業生産額の長崎県と長崎市の比率を乗じる方法で算定しています。 

鉱業については、都道府県エネルギー消費統計(経済産業省)の建設業・鉱業エネルギー消費 量を、総合エネルギー統計(経済産業省)を用いて鉱業と建設業に按分し、按分した鉱業エネル ギー消費量に、鉱業就業者数の長崎県と長崎市の比率を乗じる方法で算定しています。 

建設業については、都道府県エネルギー消費統計(経済産業省)の建設業・鉱業エネルギー消 費量を、総合エネルギー統計(経済産業省)を用いて鉱業と建設業に按分し、按分した建設業エ ネルギー消費量に、建設業就業者数の長崎県と長崎市の比率を乗じる方法で算定しています。 

製造業については、都道府県エネルギー消費統計(経済産業省)の各業種別エネルギー消費量 に、各業種別の製造品出荷額の長崎県と長崎市の比率を乗じる方法で算定しています。 

なお、電力及び都市ガスは、エネルギー供給事業者の提供データを基に長崎市域分を推計し、

按分補正を行っています。 

表  部門別 CO

2

排出量の比較

イ  民生業務部門 

    民生業務部門は、主に事務所や小売店などの事業所由来の CO

2

排出量です。 

    電力及び都市ガスについては、エネルギー供給事業者の提供データから算定しています。 

灯油、軽油、A 重油、C 重油、LP ガス等については、都道府県エネルギー消費統計(経済産業 省)の民生業務部門エネルギー消費量に、業務部門就業者数の長崎県と長崎市の比率を乗じる方 法で算定しています。 

ウ  民生家庭部門 

民生家庭部門は、家庭で使用する電力やガス、灯油等のエネルギー由来の CO

2

排出量です。 

    電気及び都市ガスについては、エネルギー供給事業者の提供データから算定しています。 

灯油、LP ガスについては、家計調査年報(総務省)の 2 人以上の世帯当たりのデータに世帯数 を乗じる方法で算定しています。なお、単身世帯分については、消費量を半分にする補正を行っ ています。 

エ  運輸部門 

運輸部門は、自動車や鉄道、船舶由来の CO

2

排出量です。 

自動車については、自動車輸送統計年報(国土交通省)の車種別エネルギー消費原単位に、長 崎市の車種別保有台数を乗じる方法で算定しています。 

鉄道については、鉄道統計年報(国土交通省)の会社別旅客・貨物の燃料使用量に、会社別営 業キロ数と長崎市内営業キロ数の比率を乗じる方法で算定しています。 

国内船舶については、総合エネルギー統計(経済産業省)の船舶分エネルギー消費量に、船舶 輸送量の全国と長崎市の比率を乗じた方法で算定しています。 

オ  廃棄物部門 

廃棄物部門は、一般廃棄物、産業廃棄物由来の CO

2

排出量です。 

一般廃棄物については、環境事業概要(長崎市)の焼却処理量に、廃プラスチック率及び布類 の比率・合成繊維の比率を乗じ、それに廃棄物の種類ごとの排出係数を乗じた方法で算定してい ます。 

なお、生ごみの焼却処分については、自然由来の CO

2

(カーボンニュートラル)であるため、

CO

2

排出量には含んでいません。 

カ  二酸化炭素(CO

2

)以外の温室効果ガス 

        メタン (CH

4)

については、 家畜の飼養に伴い発生する量や下水・し尿処理に伴い発生する量、

水田から発生する量を算定しています。 

        一酸化二窒素(N

2

O)については、家畜の飼養に伴い発生する量や下水・し尿処理に伴い発生 する量を算定しています。 

          また、代替フロン等 4 ガスについては、カーエアコン、家庭用エアコン、家庭用冷蔵庫等から

発生する代替フロン(HFC)等の量を算定しています。 

(3)排出量算定の基本的な考え方 

エネルギー起源 CO

2

排出量の基本的な算定式は、以下のとおりです。 

  ガソリンや灯油等の消費量に、それぞれのエネルギーに応じて決まっている排出係数(例えばガ ソリン 1 リットルから排出される二酸化炭素の量) を乗じて、 温室効果ガスの排出量に換算します。

電気の場合は、電気事業者が公表している排出係数を使用しますが、原子力発電の稼働率や発電に 使用した燃料の量等が電気事業者によって異なるため、排出係数は年度や地域により違います。 

単位:t-CO2/kwh          電気事業者  平成 24 年度  平成 25 年度  平成 26 年度 

北海道電力(株)  0.000688  0.000678  0.000683  東京電力(株)  0.000525  0.000530  0.000505  関西電力(株)  0.000514  0.000522  0.000531  九州電力(株)  0.000612  0.000613  0.000584 

化石燃料の単位数量当たりの CO

2

排出量については、次表のとおりです。 

燃料の種類 

単位  数量 

単位数量当たりの  CO2排出量 

燃料の種類 

単位  数量 

単位数量当たりの  CO2排出量 

原材料  1t  2.61 トン- CO2  灯油  1k   2.49 トン- CO2

一般炭  1t 2.33 トン- CO2  軽油  1k 2.58 トン- CO2

無煙炭  1t 2.52 トン- CO2  A 重油  1k 2.71 トン- CO2

コークス  1t 3.17 トン- CO2  B・C 重油  1k 3.00 トン- CO2

石油コークス  1t 2.78 トン- CO2  液化石油ガス(LPG)  1t 3.00 トン- CO2

コールタール  1t 2.86 トン- CO2  石油系炭化水素ガス    2.34 トン- CO2

石油アスファルト  1t 3.12 トン- CO2  液化天然ガス(LNG)  1t 2.70 トン- CO2

コンデンセート(NGL)  1k   2.38 トン- CO2  天然ガス(LNG 除)  2.22 トン- CO2

原油(NGL 除)  1k 2.62 トン- CO2  コークス炉ガス  0.85 トン- CO2

ガソリン  1k 2.32 トン- CO2  高炉ガス  0.33 トン- CO2

ナフサ  1k 2.24 トン- CO2  転炉ガス  1.18 トン- CO2

ジェット燃料油  1k 2.46 トン- CO2  都市ガス  2.23 トン- CO2

エネルギー種別の消費量  ×  エネルギー種別の温室効果ガス排出係数 

表  化石燃料の単位数量当たりの CO

2

排出量 

(温室効果ガス排出量算定・報告マニュアル ver.4.2  Ⅱ-223(参考 1)より) 

表  電気事業者別排出係数の公表値一覧

資3  排出削減積上げ量算定の根拠 

部  門  対  策  状  況  根  拠 

産  業 

非 木造 の 建 物 に 太 陽 光 発電設備 10kw を設置 

20%普及 

対象となる建物は、非木造の工場・倉庫である。産 業用の太陽光発電設備は住宅用と比べ高価であるこ とから、普及率を戸建て住宅の 6 割と想定した。 

35%×0.6≒20% 

エ ネル ギ ー 管理 の 実 施 や 省エ ネ ル ギー 効 果 の 大 きい 機 器 への 転 換 な ど によ る 省 エネ ル ギ ー 化 

90%普及 

対象となる施設は、製造業の工場である。今後 20 年間において、使用している設備機器等について省 エネルギー効果の大きい機器への更新がなされ、エ ネルギー管理の実施がほとんどの施設において行わ れていると想定した。 

国のロードマップにおいても、機器買替時に 100%

高効率機器に転換されるとなっているが、普及率を 90%と想定した。 

民生業務 

非 木造 の 業 務 施 設 に 太 陽光発電設備 10kW を 設置 

20%普及 

対象となる建物は、非木造の事務所、店舗、病院、

ホテル等である。民生業務用の太陽光発電設備は住 宅用と比べ高価であることから、普及率を戸建て住 宅の 6 割と想定した。 

35%×0.6≒20% 

学 校施 設 に 太 陽 光 発 電 設備 10kW を設置 

35%普及 

対象となる建物は、市の学校施設である。公共施設 であることから、市の率先行動計画に基づき推進す ることとし、戸建て住宅並みの普及率 35%を想定 した。 

公 共施 設 に 太 陽 光 発 電 設備 10kW を設置 

35%普及 

対象となる建物は、市の公共施設である。公共施設 であることから、市の率先行動計画に基づき推進す ることとし、戸建て住宅並みの普及率 35%を想定 した。 

エ ネル ギ ー 管理 の 実 施 や 省エ ネ ル ギー 効 果 の 大 きい 機 器 への 転 換 な ど によ る 省 エネ ル ギ ー 化 

90%普及 

対象となる施設は、事務所、店舗、病院、ホテル等 の施設である。今後 20 年間において、使用してい る設備機器等について省エネルギー効果の大きい機 器への更新がなされ、エネルギー管理の実施がほと んどの施設において行われていると想定した。 

国のロードマップにおいても、機器買換時に 100%

高効率機器に転換されるとなっているが、普及率を 90%と想定した。 

環 境マ ネ ジ メ ン ト シ ス テ ムの 導 入 に よ る 省 エ ネルギー化 

90%普及 

対象となる施設は、事務所、店舗、病院、ホテル等 の施設である。今後 20 年間において、環境マネジ メントシステムや自主的取組みが進み、ほとんどの 施設において普及していると判断し、普及率を 90%と想定した。 

レジ袋の受取を辞退 

90%実施 

レジ袋の有料配布の取組みにより、ほとんどの市民 がレジ袋の受取を辞退していると判断し、実施率を 90%と想定した。 

街 区・ 地 区 レ ベ ル で の 地 域冷 暖 房 の 導 入 や 屋 上 緑化 な ど に よ り 使 用

エネルギーが削減  1.5%削減 

市街地の区画整理事業、開発行為による地域冷暖房 の導入や屋上緑化等の取組みにより、民生業務部門 の排出量が最大 2%削減されると想定した。積上げ の削減効果としては、最大削減率 2%の約 8 割を想 定した。 

2%×0.8≒1.5% 

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