〔当組合の営業地区〕
平成 28 年 3 月末の預金残高は、前年度を 51 億円下回る 3,131 億円、貸出金残高は 2,318 億円と前年度を 83 億円上回りました。
損益につきましては、亀有支店、羽田支店の移転によるリニューアルオープン、既存店舗の大規模修繕等 を行いましたが、前年度を 3 億円上回る 14 億円の当期純利益を確保できました。
また、貸出金増加により、リスクアセットが増加したことを主要因として、平成 28 年 3 月末の自己資本 比率は 7.78%と前年度末を 0.28%下回りましたが、引き続き国内基準である 4%を上回る健全な水準を維持 しております。
平成28 年度の取り組み
物や金から人、均一性から多様性、量から質へと時代が変化している中、地域金融機関としての信用組合 の役割は益々重要となってきており、当組合はこの時代や社会の要請にきめ細かく応えてまいります。
東京を元気にするために、若者や女性の創業・起業を積極的に支援いたします。創業期の企業へ出資を行 う「かんしん未来ファンド」、融資ニーズに対応する「かんしん未来ローン」、創業者のネットワークづくり に役立つ「かんしん未来くらぶ」など、当組合は創業者への支援を強化しています。
また、組合員の事業内容を正しく評価する「目利き力」ナンバーワンの金融機関を目標としています。こ れは「過去」の実績に基づく従来型の金融と決別し、担保や格付に頼らず、地域の組合員の皆さまに寄り添 い未来をともに語り合える「未来志向の組合」を目指すものです。
さらに、当組合は東京だけではなく、信用組合の相互扶助の精神に基づき地方の信用組合とも提携し、地 方創生にも貢献してまいります。
「地域金融機関のトップランナー」として当組合の経営理念である「地域とのふれあいを大切にし、皆さ まの幸せに貢献いたします」の実践に向けて努めてまいります。
経営環境と業績 (平成 27 年度)
経営資料
区 分 単位 平成 23 年度 平成 24 年度 平成 25 年度 平成 26 年度 平成 27 年度 経 常 収 益 千円 7,690,198 7,304,055 6,799,369 6,401,485 6,728,332 実 質 業 務 純 益 千円 2,523,962 2,313,102 1,769,963 1,005,907 969,595 業 務 純 益 千円 2,051,502 2,417,361 2,844,387 1,005,907 969,595 経 常 利 益 千円 145,163 227,820 1,014,830 957,392 1,260,499 当 期 純 利 益 千円 118,252 225,436 1,105,957 1,127,371 1,472,187 未 処 分 剰 余 金 千円 △ 4,301,943 △ 4,347,436 △ 3,241,478 △ 1,786,470 △ 314,283
預 金 残 高 百万円 319,014 320,129 314,550 318,295 313,102
貸 出 金 残 高 百万円 225,930 220,712 217,981 223,477 231,867
有 価 証 券 残 高 百万円 25,385 21,431 11,275 11,514 3,002
総 資 産 残 高 百万円 332,293 333,363 328,527 333,066 339,261
純 資 産 残 高 百万円 7,720 7,894 8,896 9,927 11,311
自 己 資 本 比 率 % 7.07 7.09 8.28 8.06 7.78
個人 組 合 員 数 人 36,639 36,909 36,626 36,149 35,969
普通出資金 百万円 1,875 1,952 1,911 1,848 1,791
法人 組 合 員 数 人 8,598 8,521 8,436 8,368 8,378
普通出資金 百万円 3,244 3,110 3,047 3,007 2,960
合計 組 合 員 数 人 45,237 45,430 45,062 44,517 44,347
普通出資金 百万円 5,119 5,063 4,958 4,856 4,751
出資口数 千口 14,238 14,126 13,917 13,712 13,503
うち普通出資口数 千口 10,238 10,126 9,917 9,712 9,503
うち優先出資口数 千口 4,000 4,000 4,000 4,000 4,000
出 資 金 に
対 す る 配 当 金 千円 - - - - -
うち普通出資金 千円 - - - - -
うち優先出資金 千円 - - - - -
役職員数 男 性 人 237 234 232 234 231
女 性 人 108 110 112 123 133
合 計 人 345 344 344 357 364
主要な経営指標の推移
(百万円)
5,000 10,000 12,500 13,750 15,000
8 9
7.09
11,123 8.28
12,952
平成24
平成23 平成25
8.06 7.78
14,224
平成27(年度)
13,740
平成26
24.1 28.4
10.0 9.6
平成23 平成24 平成25 平成26 平成27
経営資料
貸借対照表
(単位:百万円)
科 目 平成 26 年度 平成 27 年度
(資産の部)
現金 2,496 2,403
預け金 92,431 97,488
有価証券 11,514 3,002
国債 11,030 366
地方債 - 728
社債 - 310
株式 276 406
その他の証券 206 1,191
貸出金 223,477 231,867
割引手形 714 594
手形貸付 11,271 13,034
証書貸付 209,899 216,541
当座貸越 1,592 1,697
その他資産 2,105 2,523
未決済為替貸 14 15
全信組連出資金 1,077 1,077
前払費用 16 16
未収収益 383 382
その他の資産 612 1,030
有形固定資産 6,039 6,496
建物 863 1,137
土地 4,584 4,629
リース資産 305 233
建設仮勘定 204 375
その他の有形固定資産 80 119
無形固定資産 540 509
ソフトウェア 6 3
リース資産 18 15
その他の無形固定資産 515 490
繰延税金資産 40 36
債務保証見返 42 83
貸倒引当金 △ 5,622 △ 5,149
(うち個別貸倒引当金) (△ 3,824) (△ 3,894)
資産の部合計 333,066 339,261
(単位:百万円)
科 目 平成 26 年度 平成 27 年度
(負債の部)
預金積金 318,295 313,102
当座預金 3,210 3,984
普通預金 82,383 81,987
貯蓄預金 313 271
通知預金 134 258
定期預金 220,539 214,980
定期積金 7,690 8,283
その他の預金 4,022 3,336
借用金 2,500 12,316
借入金 2,500 2,500
当座借越 - 9,816
その他負債 1,436 1,603
未決済為替借 21 21
未払費用 240 220
給付補填備金 12 11
未払法人税等 11 11
前受収益 208 218
払戻未済金 169 160
職員預り金 234 238
リース債務 341 262
資産除去債務 97 102
その他の負債 100 354
退職給付引当金 582 553
役員退職慰労引当金 60 79
睡眠預金払戻損失引当金 12 14
偶発損失引当金 64 52
再評価に係る繰延税金負債 144 144
債務保証 42 83
負債の部合計 323,138 327,950
(純資産の部)
出資金 11,356 11,251
普通出資金 4,856 4,751
優先出資金 6,500 6,500
利益剰余金 △ 1,786 △ 314
その他利益剰余金 △ 1,786 △ 314
当期未処分剰余金 △ 1,786 △ 314
組合員勘定合計 9,569 10,937
その他有価証券評価差額金 5 21
土地再評価差額金 352 352
評価・換算差額等合計 357 373
純資産の部合計 9,927 11,311
負債及び純資産の部合計 333,066 339,261
経営資料
〔貸借対照表注記〕
1. 記載金額は、千円未満を切り捨てて表示しております。
なお、以下の注記については、表示単位未満を切り捨てて 表示しております。
2. 有価証券の評価は、子会社・子法人等株式及び関連法人 等株式については移動平均法による原価法、その他有価証 券のうち時価のあるものについては事業年度末の市場価格 等に基づく時価法(売却原価は主として移動平均法により 算定)、時価を把握することが極めて困難と認められるもの については移動平均法による原価法により行っております。
なお、その他有価証券の評価差額については、全部純資産 直入法により処理しております。
3. 土地の再評価に関する法律(平成 10 年法律第 34 号)に 基づき、事業用土地の再評価を行っております。
なお、評価差額については、当該評価差額に係る税金相 当額を「再評価に係る繰延税金負債」として負債の部に計 上し、これを控除した金額を「土地再評価差額金」として 純資産に計上しております。
再評価を行った年月日 平成 10 年 3 月 31 日 当該事業用土地の再評価前の帳簿価額 707 百万円 当該事業用土地の再評価後の帳簿価額 1,204 百万円 同法律第 3 条第 3 項に定める再評価の方法
土地の再評価に関する法律施行令(平成 10 年政令 第 119 号)第 2 条第 4 号に定める「地価税法第 16 条に規定する地価税の課税価格の計算の基礎とな る土地の価額を算定するために国税庁長官が定め て公表した方法により算定した価額に合理的調整 を行って算定する方法」により算出しております。
同法律第 10 条に定める再評価を行った事業用土地 の決算期における時価の合計額は、当該事業用土 地の再評価後の帳簿価額の合計額を 285 百万円下 回っております。
4. 有形固定資産(リース資産を除く)の減価償却は、定率 法(ただし、平成 10 年 4 月 1 日以後に取得した建物(建物 附属設備を除く)については定額法)を採用しております。
また、主な耐用年数は次のとおりであります。
建 物 3 年 ~ 39 年 その他 4 年 ~ 20 年
5. 無形固定資産の減価償却は定額法により償却しておりま す。なお、自社利用のソフトウェアについては、当組合内 における利用可能期間(5 年)に基づいて償却しております。
6. 所有権移転外ファイナンス・リース取引に係る「有形固 定資産」及び「無形固定資産」中のリース資産は、リース 期間を耐用年数とした定額法によっております。なお、残 存価額は零としております。
7. 貸倒引当金は、当組合が予め定めている資産査定基準及 び償却・引当基準に則り、次のとおり計上しております。
破産、民事再生等法的に経営破綻の事実が発生している 債務者(以下、「破綻先」という)に係わる債権及びそれと 実質的に同等の状況にある債務者(以下、「実質破綻先」と いう)に係わる債権については、下記直接減額(※)後の 帳簿価額から、担保の処分可能見込額及び保証による回収 可能見込額を控除し、その残額を計上しております。
また、現在は経営破綻の状況にはないものの、今後経営 破綻に陥る可能性が大きいと認められる債務者に係わる債 権(破綻懸念先)については、債権額から担保の処分可能 見込額及び保証による回収可能見込額を控除し、その残額 のうち、債務者の支払能力を総合的に判断し必要と認める 額を計上しております。
上記以外の債権については、一定の種類ごとに分類し、
過去の一定期間における各々の貸倒実績から算出した貸倒 実績率等に基づき計上しております。
すべての債権は、資産の自己査定基準に則り、営業部店 が第 1 次、本部の審査部及び融資企画室が第 2 次の査定を 実施しております。第 2 次の査定実施後、当該部署から独 立した本部監査部が、査定が正しく行われたことを確認す るための抽出監査を行っており、その監査結果を受けて、
査定に基づき上記の引当を行っております。
また、当組合の償却・引当基準は、全国信用組合中央協 会の定める信用組合における決算経理要領及び日本公認会 計士協会から示された「銀行等金融機関の資産の自己査定 並びに貸倒償却及び貸倒引当金の監査に関する実務指針」
に基づいて定めております。
(※)直接減額の内容
破綻先及び実質破綻先に対する担保・保証付債権等につ いては、債権額から担保の評価額及び保証による回収が可 能と認められる額を控除した残額を取立不能見込額として 直接減額しており、その金額は 1,382 百万円であります。
8. 退職給付引当金は、従業員の退職給付に備えるため、当
しております。また、過去勤務費用及び数理計算上の差異 の費用処理方法は以下のとおりです。
過去勤務費用 その発生年度の従業員の平均残存勤 務期間内の一定年数(12 年)による 定額法により費用処理。
数理計算上の差異 各発生年度の従業員の平均残存勤務 期間内の一定年数(12 年)による定 額法により按分した額を、発生の翌 期から費用処理。
なお、当組合は、複数事業主(信用組合等)により設立 された企業年金制度(総合型厚生年金基金)を採用してお ります。当該企業年金制度に関する事項は次のとおりです。
⑴ 制度全体の積み立て状況に関する事項 (平成 27 年 3 月 31 日現在)
年金資産の額 384,802 百万円 年金財政計算上の数理債務の額と
最低責任準備金の額との合計額 327,959 百万円
差引額 56,842 百万円
⑵ 制度全体に占める当組合の掛金拠出割合
(平成 26 年 4 月分から平成 27 年 3 月分) 2.159%
⑶ 補足説明
上記⑴の差引額の主な要因は、年金財政計算上の過去勤 務債務残高 28,599 百万円及び別途積立金 85,442 百万円であ ります。本制度における過去勤務債務の償却方法は期間 17 年の元利均等償却であり、当組合は当期の計算書類上、特 別掛金 47 百万円を費用処理しております。
なお、特別掛金の額はあらかじめ定められた掛金率を掛 金拠出時の標準給与の額に乗じることで算定されるため、
上記⑵の割合は当組合の実際の負担割合とは一致しません。
9. 役員退職慰労引当金は、役員への退職慰労金の支払に備 えるため、内規に基づく役員に対する退職慰労金の支給見 込額のうち、当事業年度末までに発生していると認められ る額を計上しております。
10. 睡眠預金払戻損失引当金は、負債計上を中止した預金に ついて、預金者からの払戻請求に備えるため、将来の払戻 請求に応じて発生する損失を見積り、必要と認める額を計 上しております。
11. 偶発損失引当金は、信用保証協会の責任共有制度による 負担金の将来における支出に備えるため、将来の負担金支 出見込額を計上しております。
12. 所有権移転外ファイナンス・リース取引のうち、少額リー ス(3 百万円未満)取引については、通常の賃貸借取引に準 じた会計処理によっております。
13. 消費税及び地方消費税の会計処理は、税抜方式によって おります。
なお、資産に係る控除対象外消費税等については、一括 して資産に計上し、一定期間にわたり償却する方法によっ ております。
14. 借入金は、他の債務よりも債務の履行が後順位である旨 の特約が付された劣後特約付借入金であります。
15. 子会社等の株式又は出資金の総額 317 百万円 16. 子会社等に対する金銭債権総額 221 百万円 17. 子会社等に対する金銭債務総額 47 百万円 18. 有形固定資産の減価償却累計額 2,705 百万円 19. 貸出金のうち、破綻先債権額は、216 百万円、延滞債権額
は、14,981 百万円であります。
なお、破綻先債権とは、元本又は利息の支払の遅延が相 当期間継続していることその他の事由により元本又は利息 の取立て又は弁済の見込みがないものとして未収利息を計 上しなかった貸出金(貸倒償却を行った部分を除く。以下「未 収利息不計上貸出金」という。)のうち、法人税法施行令(昭 和 40 年政令第 97 号)第 96 条第 1 項第 3 号のイからホまで に掲げる事由又は同項第 4 号に規定する事由が生じている 貸出金であります。
また、延滞債権とは、未収利息不計上貸出金であって破 綻先債権及び債務者の経営再建又は支援を図ることを目的 として利息の支払を猶予した貸出金以外の貸出金でありま 20. 貸出金のうち、3 ヶ月以上延滞債権額は、376 百万円であす。
ります。 なお、3 ヶ月以上延滞債権とは、元本又は利息の支払が、
約定支払日の翌日から 3 ヶ月以上延滞している貸出金で破 綻先債権及び延滞債権に該当しないものであります。
21. 貸出金のうち、貸出条件緩和債権額は 2,315 百万円であり ます。 なお、貸出条件緩和債権とは、債務者の経営再建又は支 援を図ることを目的として、金利の減免、利息の支払猶予、
元本の返済猶予、債権放棄その他の債務者に有利となる取 決めを行った貸出金で破綻先債権、延滞債権及び 3 ヶ月以