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32 5.
アフプショーン卿︑ドノ
チャネル・アイランズの銀行︶に支払われる所得は︑付則
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のもとで課税されえ連合王国に居所を有するが南アフリカに住所を有する納税者は︑かなりの給与で二つの南ア会社に雇用されていた︒
一計を案じた彼は南アに二つの会社を設立することにした︒彼は第一の会社
の取締役であると同時にすべての株式の所有者として収益する立場にあった︒第二の会社の株式は納税者が件の計画
公法抵触と国際租税法の端緒と進展︵その
2)
︵四 五九
︶
父親は一九四六年三月恒久的に連合王国を離れ︑
(7) を負わないと主張した︒
第五
0巻第三号
を遂行するのに信頼できる人物の所有するところとされていた︒納税者の給与は南アで支払われ︑第一の会社の株式
として出資する約束によって︑当該第一会社に投資された︒そこで第一会社は納税者から受取った金員を第二会社に
貸付け︑次いで第二会社はその借入れた金銭を連合王国で納税者に貸与した︒いずれの場合にも︑貸付金は無利子で
あって請求があれば返済されうる程のものであった︒納税者は︑南アで彼に支払われた報酬は第一会社の株式となっ
てしまい︑連合王国で彼が受取ったものは第二会社によって彼に貸出された単なる貸付金にすぎないとの理由で︑
九五二年の所得税法第一五六条の付則
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第一項ケースI l I
のもとで︑第二会社から受取った金額に対しては所得税義務
衡平部テムプルマン判事は次ぎのように判決した︒﹁納税者が受取った貸付金は︑第二会社から金銭を受取れるよ
うにする当然の譲渡を達成するため︑納税者の南アの所得を充当することに端を発したものである︒それ故︑第二会
社からの貸付とは︑南アにおいて納税者に支払われた報酬を示すものであり︑報酬そのものであって︑従って︑連合
王国で受取られた以上︑付則
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第一項ケースI I I
のもとで所得税に服する︒
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上訴人のオランダ国民は一九三三年アムステルダムで生れ︑すべての重要時期に連合王国外に住所を有していた︒
一九三九年八月彼と父親とは亡命者として連合王国に到来し︑彼らは一九四六年まで連合王国にいっしょに滞留した︒
一九四八年七月スイスに住所を有して死亡した︒しかし︑上訴人は
一九五一年七月まで連合王国の寄宿学校に残留していた︒父親が死亡するまで︑学校の休日にはスイスで父親と共に 関法〇︵四六
0)
その後いかなるときにも連合王国の居住者であるとの主張はなされなかった︒父親の死後︑上訴人の英国での後見問
題は全く決定されなかった︒オランダ法上は母親が後見人︵親権者︶と考えられていたが︑英国で後見人として振舞
公法抵触と国際租税法の端緒と進展︵その
2)
かれている限りそこに滞在した︒ 一九四七年パブリックスクールのハーロー校で教育を続けるために同地に行き︑ の私立小学校で学んでいた︒ ﹁特別委員会は自分たちに呈示された証拠に基づいて︑その結論に到達することは可能である︒﹂ただこの事件は租税法の論点より殆ど事実認定にかかるからもう少し詳細に事実関係を調査しておく︒一九四六年五月︑上訴人の父親は健康に関係する理由から︑スイスに出国し︑その地に永続的居所を設定する意思
をもって生活した︒スイスでは数ヶ月間はサナトリウムで療養し︑その後はクロスターズのホテルで暮らしていたが︑
同地に一区画の土地を購入し︑居住用の家屋の建築に着手した︒彼は家屋の完成を待たず︑
所を有して死亡した︒父親のスイス出発時にほぼ十三オであった上訴人は英国のパプリックスクールヘの進学コース のように判決した︒
︵四 六
一九五一年七月まで通常の学期が開 過ごし︑その後︑ある時は連合王国で︑ある時は海外で過ごした︒彼は一九五一年八月にスイスヘ出国し︑以後のすべての重要時期には海外に滞留していた︒いかなる時期にも彼は連合王国に居所を保持しなかった︒
ある英国政府公債の利子に対する所得税を免れる目的から︑上訴人は一九四七ー四八年度から一九五一年│五二年
度にかけて自分は連合王国内に日常の居所を有してはいなかったと主張した︒内国歳入委員会および異議申立に際し
て特別委員会は︑問題の年度のそれぞれについての請求を棄却した︒高等法院衡平部からの上訴に際し︑控訴院は次
一九四八年七月スイス住
一九四七年までこの学校に通うために英国に滞在したが︑休日は父親と共に過ごした︒
一九五一年九月︑彼はスイスのカレッジで教育を続けるためにスイスに入国した︒
( 1 1 ) 0 0 )
(9) (8) がヽ 第五0
巻第一二号うことはなかった︒関係期間中に彼がオランダに母親を訪れたのは︑
それぞれ七日︑二日︑九日間の三回きりであった︒彼には英国に居住していた叔母が居て︵父親の英国遺産の共同遺
産管理人でもある︶事務弁護士とが彼の未成年の間は非公式に受託者としての行為をした︒彼には︑また英国では看
護婦であり︑父親の付添いであり︑彼の家庭教師でもあったシモン嬢という友人があった︒彼は問題の期間中に自分
自身の居所をもたず︑またいかなる時期にも︑連合王国内に自分自身の居所を保持していなかった︒しかし︑課税年
度では通常の学期中は英国で通学していたし︑父親の生存中は休暇は父親とスイスで過ごし︑父親の死後ある時期は
英国内のシモンズ嬢のもとに︑ある時期は海外で送ったが︑海外生活は毎年一ーニヶ月に満たなかった︒但し︑
五一年八月から五二年四月にかけてはカレッジの勉強のために主としてスイスその他で海外生活を送った様子である
一九五一ーニ年度について︑上訴人は四ヶ月以上にわたり滞英しており︑先の四年間彼の居所と認定したものを
英国でも継続したいたため︑この課税年度も上訴人は連合王国の居住者であったと認定された︒
税法と余り関係のない馬鹿馬鹿しいことを書き連ねたが︑裁判における事実認定の重要性を示唆する意味でこの事
件を取上げた︒
なお︑以下の四判決も重要であるが︑別稿の資料で取り扱うことにする︒
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19 36 )
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e t s e q. L ef l a r, Am er ic an Co n f li c t s L aw
, (
19 68 ) p p
619 , .
64 3. S ti ms on , C o nf l i ct of Law s, ( 19 63 ) p .
199
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Han db oo k o f t he Co n f li c t o f La ws
(
19 64 ) p .
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se q . Gr av es on , T he Co n f li c t o f L aw s, ( 19 74 ) p p
81 , .
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62 .
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62 , .
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62 , .
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S応
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U・ S. 1
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(1 94 0) .
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91 , .
97 .
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︹譲渡抵当権設定者・抵当債務者︺英米法辞典五六八頁︒
自己の財産に譲渡抵当権を設定した者
eq ui ty f o redemption
︹エクイティ上の受戻権・償還権︺英米辞典三
0
四頁
︒
コモン・ロー上権利が消滅しているときに︑エクイティーにより
mo rt ga ge
(譲渡抵当権︶設定者などが債務を完全に履
行して担保に提供した物を取り戻す権利︒ただし︑債権者が目的物をすでに第三者に売り渡したか︑
f or e c lo s u re (受 戻権 喪
失手続︶の手続をとっている場合には︑この権利は認められない︒
( 1 6 ) Go od ri ch , o p . c i t . , p .
92 .
( 1 7 ) e qu i t ab l ce on ve rs io n
︹エクイティ上の財産権の形態変換︺英米法辞典三