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北海道民の皆様、自分の意思が尊重される ため、家族の気持ちの負担を小さくするた め、思いを大切な家族に伝えましょう。

医療・ケアに携わる皆様、早い段階から、

患者家族の思いを酌めば、患者の意思が尊 重され、満足度が高まり、遺族の心の傷が 小さくなる、これは明らかです。

– E-FIELDを学びのツールにしませんか。

– 患者の思いを地域で繋ぎませんか。

 静明館診療所、西岡病院、ご一緒に!

16

在宅看取り研究会

グループワーク「<在宅版>意思決定支援の研修のあり方」のまとめ

医療法人財団老蘇会 静明館診療所

背景と目的

厚生労働省では

2014(平成 26)年度からモデル事業として「人生の最終段階における医療体制整備事

業」を実施し、エンドオブライフケアの普及を行ってきた。国立長寿医療研究センター在宅連携医療部 を中心に

Education For Implementing End-o f -Life Discussion (以下 E-FIELD)相談員研修会を開催

している。在宅ケアスタッフに対する意思決定支援の相談に関しては、今のところカリキュラムに盛り 込まれていない。今回、在宅看取り研究会において、「<在宅版>意思決定支援に係る相談員研修のあり 方」についてグループワークを行ったので報告する。

方法

参加者は自由に席を選び

6

名程度の

12

グループに分かれグループワークを行った。ディスカッショ ンする内容として、

<在宅版>意思決定支援に係る相談員研修を実施する場合に 1 相談員研修の対象者

2 相談員研修の内容や方法

とした。話し合った内容を、各グループに配布された用紙に記載するように指示した。提示したスライ ドは図1のとおりであった。

1

<分析方法>

回収された用紙をテキスト化した。一項目ごとに一枚のカードを作成し、KJ 法を用いて分析を行っ た。KJ 法は川喜田二郎氏が考案したブレインストーミングで出たアイディアを構造あるものに組み立 てていく方法である

2

。ひとつのアイディアを

1

枚のカードにして、同じような内容が書いてあるもの をまとめ、見出しをつける。似ている内容のまとまりは近くに配置し、図解にまとめていく手順を踏む。

データ分析の妥当性、信頼性を担保するため、複数のスタッフによって

KJ

法を行った。

<倫理的配慮>

在宅看取り研究会でのグループワークの実施については静明館診療所倫理委員会の承諾を得て行っ た。参加者に対しては、今回のグループワークの内容をまとめ、報告する旨を在宅看取り研究会の案内 文に入れ、更に当日アナウンスした。発言の内容により個人が特定されることのないように留意した。

結果

2015

12

6

日在宅看取り研究会を開催した。参加者は合計

101

名であり、医師

28

名、看護師

41

名、医療ソーシャルワーカー14名、ケアマネジャー5名、介護福祉士

6

名、その他

7

名であった。

結果を図に示す。本文中で、カテゴリーを『』、サブカテゴリーを《》で示す。またカードの内容は<

>で示す。回収された用紙から

256

枚のカードが抽出された。

「意思決定支援の研修のあり方(在宅版)」として、『対象』『内容』『方法』『相談員の制度』の

4

つの カテゴリーが抽出された。『対象』に属するサブカテゴリーとして、《多くの関係者を対象とする》《医療 職を中心とする(看護師、保健師、医師)》《ケアマネジャーに対する研修》《病院スタッフに対する研修》

《施設スタッフに対する研修》《地域包括ケアセンター》《町内会》《患者に近い人》が挙げられた。『内 容』に属するサブカテゴリーとして《在宅医療・在宅ケアの特徴》《ACPとは》《コミュニケーション(患 者と家族の気持ちの変化)》《臨床倫理》《家族ケア》《看取りの指針とガイドライン(冊子の活用)》《多職 種連携(在宅移行のタイミング、情報共有)》《医療知識(疾患別・病期別の対応)》《法と制度》《地域の社 会資源》が挙げられた。『方法』に属するサブカテゴリーとして、《生活に対する価値観》《職種別の研修》

《職種が混ざる研修》《研修内容のラダー化》《ロールプレイ》《実地研修》《事例検討》が挙げられた。

『相談員の制度』に属するサブカテゴリーとして、《診療報酬化》《相談員の位置づけの明確化》が挙げ られた。

考察

対象としては専門職種から非専門職種まで多様な意見が見られた。これらは研修の目的や内容につい ての各参加者の考え方によって様々な対象を想定していると思われる。外来

E-FIELD

が病院での多専 門職種向けの研修であることから、在宅で意思決定支援に関わる専門職種である、医師、看護師、医療 ソーシャルワーカー、介護支援専門員が適切であると考えられた。他に施設での看取りを重要視する場 合には施設の相談(ケアマネジャーではないことも多い)も含めて良い。

グループワークで抽出された研修に含めるべき内容としては、E-FIELD にほとんど入っている。地 域の社会資源などは各地域で違っており工夫が必要と考えられる。在宅移行のタイミングは意思決定支 援と密接な関係にあると思われる。

方法として、各職種に対する研修が必要という意見と同時に、多職種の研修が有用との意見があった。

各職種が役割を果たしつつ連携することが求められている。各職種による研修と、多職種合同の研修を 組み合わせると更に良い研修になる。また、グループワークの意見としてラダー化が挙げられている。

全国的に展開するのであれば

E-FIELD

E-FIELD

指導者講習会の

2

段階として普及を図ることが現 実的かと思われた。また、実地研修が意見として挙げられているが、病院スタッフが在宅ケア同行研修 を行う、在宅ケアスタッフが病院で倫理カンファレンスの研修を行う等があると良い。病院で行われる 意思決定支援にも幅を持たせることができ、在宅ケアスタッフも臨床倫理の研修を行うことができる。

参考文献

2)

「発想法」川喜田二郎、中公新書

1967

p61~114

意思決定支援の研修20160124.mindp by 大友宣 (2016/01/24 14:45)

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