第 2 章 個人の完全性の侵害
第 2 節 暴行
第217条 故意による暴行
他人に対する暴行行為は 1(一)年以上 3(三)年未満の禁錮刑及び 2,000,000(二百万)リ エル以上 6,000,000(六百万)リエル以下の罰金に処する。
第218条 刑の加重情状
次に掲げるものに該当する場合は、故意による暴行は、2(二)年以上5(五)年未満の禁錮
刑及び4,000,000(四百万)リエル以上 10,000,000(一千万)リエル以下の罰金に処する。
1. 予謀による
2. 武器の使用、又は武器による脅迫による
3. 正犯、共同正犯、教唆犯、又は共犯の立場で、多衆による
第219条 被害者に関する刑の加重情状
故意の暴行が下記に掲げる下記に掲げる者に対し行われたときは、2(二)年以上5(五)年 以下の拘禁刑及び 4,000,000 (四弱万)リエル以上 10,000,000(一千万)リエル以下の罰金に処する。
1. その者の年齢を事由とした特に脆弱な者
2. 妊娠が明らかに知覚される、又は犯人が知っていた、妊娠している女性
3. その者の状況が明らかに知覚される、又は犯人が知っていた病気又は障害を事由とした 特に脆弱な者
第220条 標的による刑の加重情状
故意の暴行が下記に掲げる者に対し行われたときは、2(二)年以上5(五)年以下の拘禁刑
及び4,000,000(四百万)リエル以上10,000,000(一千万)リエル以下の罰金に処する。
1. 被害者又は民事訴訟の原告。犯罪を告発、又は損害賠償を請求することを妨害するため。
2. 証人。捜査、取り調べ、公判、又はその他の訴追手続において、証拠となる供述をしな いよう妨害するため。
3. 被害者又は民事訴訟の原告。その者が犯罪を告発した場合、又は損害賠償を請求したた め。
4. 証人。この証人が、捜査、取り調べ、公判、又はその他の訴追手続において、証拠とな る供述を行ったことを理由として。
第221条 犯人に関する刑の加重情状
故意の暴行は、この暴行が公務員により、役職において、又は職務遂行の機において行われ たときは、2(二)年以上 5(五)年以下の拘禁刑及び 4,000,000(四百万)リエル以上 10,000,000
(一千万)リエル以下の罰金に処する。
第222条 配偶者又は内縁者による暴行
故意の暴行は、この暴行が被害者の配偶者又は内縁者によって行われたときは、2(二)年
以上 5(五)年以下の拘禁刑及び 4,000,000 (四百万)リエル以上 10,000,000(一千万)リエル以下
の罰金に処する。
第223条 四肢の切断又は障害による刑の加重情状
故意の暴行は、この行為が被害者に四肢の切断又は障害をもたらすときは、5(五)年以上 10(十)年以下の拘禁刑に処する。
第224条 被害者の死亡による刑の加重情状
故意の暴行は、この行為が、故意ではなく、被害者の死亡をもたらすときは、7(七)年以上15(十 五)年以下の拘禁刑に処する。
第225条 故意の暴行としての有毒物質の使用
手段を問わず、他人の健康に害を与える有毒物質を他人に飲ませる、のみ込ませる、又は人体に入 れる行為は、故意の暴行とみなす。
第226条 故意の暴行としての有毒物質を有する食糧の提供
他人の健康に害を加える有毒物質を有すると知りながら、故意に、食糧又は飲料を販売、譲渡、与 える行為は、故意の暴行とみなす。
第227条 故意の暴行としての飲料水に有毒物質を注入する行為
故意に、公共の飲料水に人の健康に害を加える物質を注入する行為は、故意の暴行とみなす。
第228条 軽微な暴行
傷害に至らない程度の軽微な暴行を他人に加えたときは、5,000(五千)リエル以上 100,000
(十万)リエル以下の罰金に処する。
第229条 付加刑:種類と期間
本節に規定されている犯罪については、次に掲げる付加刑を科すことができる。
1. 確定又は5(五)年以下の、市民権の一部の剥奪
2. この犯罪が、職務従事又はこの職務への従事に伴う機会において実行されるときは、確
定又は5(五)年以下の職務従事の禁止
3. 重罪については10(十)年以下、軽罪については5(五)年以下の居住禁止
4. 確定又は5(五)年以下の、外国人の有罪判決を受けた者のカンボジア王国の領土への
入国又は居住の禁止
5. 犯罪の実行、又は犯罪の実行の目的のために使用される道具、資材又は物の没収
6. 確定又は5(五)年以下の、あらゆる武器、爆発物、弾薬の保持又は携帯の禁止
7. 2(二)月以下の有罪判決の掲示による公示
8. 新聞紙上による有罪判決の公示
9. 8(八)日以下の、視聴覚電気通信の手段による有罪判決の伝達
第230条 法人の刑事責任
法人は、本法の第226条(故意の暴行としての有毒物質を有する食糧の提供)及び第227条(故意 の暴行としての飲料水に有毒物質を注入する行為)に規定されている犯罪について、本法の第42条
(法人の刑事責任)の要件に従い刑事責任を負いうる。
法人は、10,000,000(一千万)リエルないし50,000,000(五千万)リエルの罰金及び下記に掲げるの 1個又は数個の付加刑に処する。
本法の第170条(法人の解散及び清算)により規定された方法に従い、解散すること
本法の第171条(裁判所の監視下に置く措置)により規定された方法に従い、裁判所の監視下に置 くこと
本法の第172条(活動の禁止)により規定された方法に従い、1個又は数個の活動の遂行の禁止 本法の第173条(公契約からの排除)により規定された方法に従い、公契約から排除すること 本法の第174条(公募債の募集の禁止)により規定された方法に従い、公募債の募集を禁止するこ と
本法の第176条(施設の閉鎖)により規定された方法に従い、犯罪行為が行われたときに実施され ていた施設を閉鎖すること
本法の第177条(施設での事業の禁止)により規定された方法に従い、公衆に開放されている、、
又は公衆により使用される施設の業務利用の禁止
本法の第178条(所有権の没収、没収物の販売、破棄)及び第179条(没収と第三者の権利)によ り規定された方法に従い、犯罪行為に供され又は供しようとした道具、材料、又は物を没収するこ と
本法の第178条(所有権の没収、没収物の販売、破棄)及び第179条(没収と第三者の権利)によ り規定された方法に従い、犯罪行為に供しようとした物又は資金を差押えること
本法の第178条(所有権の没収、没収物の販売、破棄)及び第179条(没収と第三者の権利)によ り規定された方法に従い、犯罪行為により得た所得又は財産を没収すること
本法の第180条(判決の掲示による公示)により規定された方法に従い、有罪判決を掲示により公 示すること
本法の規定された方法第181条(視聴覚通信手段による決定の伝達)に規定された方法に従った、
新聞紙上又はあらゆる視聴覚的通信手段による決定の伝達