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日日寺:2005t i6,月19日(日) 13:30〜16:30

ドキュメント内 学位の分野 ソーシャルワーク (ページ 91-100)

̀男

1.  日日寺:2005t i6,月19日(日) 13:30〜16:30

2.場所:公共の施設において,秘密の保持が可能な状態にある会議室を活用した.

3.調査対象者:福祉分野当事者の会を支援する者・医師・臨床心理士・看護師・元児 童相談所児童福祉司・大学教員の6名であった.

4.手順:インタビューに先立ち,上記のような趣旨ならいに聴取上の留意点等を説明  し,AIDに関する補足的な情報を提供した.

5。質問項目:インタビューの具体的な内容は,DI者の発話から構成しており,巻末  「資料3」のとおりである.なお,インタビューにおいては質問項目と合わせて,

 以下の囲みのような場面を設定している.

 貴方が相談員を勤める相談窓口に,次のような悩みを持つ利用者が相談にきまし た.貴方はどのように対応しますか?

 なお,他の相談窓口を紹介する場合は,具体的にその名称を上げて下さい.

【共通事項】

 私は,両親の不妊治療のk,精子の提供を受けて産まれました.ここに来る2週 間ほど前に,この事実を知りました.

 また,インタビュー時間の大半が質疑応答に終始したため,当日のインタビューで 聴取できなかった内容については,インタビュー対象者が事前又は後日,設定してい た質問項目に自記式アンケートの形式で記入し,筆者らに書面にて提出いただいくこ ととした.なお,質問項目は,AIDを取り巻く構造図に基づき,質問群rIj〜M」

を設け,それぞれの質問群に数個の「設問=Q」を設定している.

6 留意点:インタビュー対象者に対して,インタビューは録音し活字データとし,匿   名性を保持した上で研究上に活用すること,並びにインタビューの結果については   研究終了後も厳重に保存することを,事前に文書で伝達するとともに,インタビュ   ー当日においても口頭で確認した.また,テキストデータは,インタビュー対象者   に内容の確認を行ってもらっている.

7 インタビューガイド:本インタビューは,次のような趣旨及び質問項目をインタビ   ュー対象者一人ひとりに事前に伝え,グループ・インタビューの形式で行ったもの

  である.

    事前に示した調査の趣旨

    精子の提供等を受けて受精や妊娠を図る生殖補助医療によって,わが国ではすでに1     万人以上の子どもが生まれています.この医療によって生まれた子どもが自らの出自     を知る権利等を主張すると共に,アイデンティティ確立をめざしてメッセージを発信     しはじめています.私たちの研究グループでは,こうした生殖補助医療で生まれた子     どもにインタビューを行い,子どもたちへのサポートのあり方について当事者を交え     て探究してきました.つきましては,専門職の皆様のご意見を踏まえて,生殖補助医     療を取り巻く様々な課題を整理し,生殖補助医療で生まれた子どもへのサポートのあ     り方を明確にし,かつ,それらの普及に努めていくものである.

8 インタビュアー:筆者を含む4名で行った.

9 調査上の制約:インタビューに先立ち,上記のような趣旨並びに聴取上の留意点等 を説明し,AIDに関する補足的な情報を提供した.なぜなら,インタビューを実施し た当時,社会福祉領域におけるAIDに関する論述は,わずかに拙稿(2002:120)や才 村ら(2003二34)の著作が認められるのみであり,専門的知識が周知されているとはい  えない社会的状況があったからである.なお,インタビュー対象者の選定にかかる限  界を指摘しておかざるを得ない.すなわち,わが国において本調査にかかるインタビ  ュー対象者をいかなる方法で選定しようと試みても,AIDやDI者に関する社会福祉 領域におけるスペシャリストは調査時点で存在しなかったといえる.その意味では,

 本調査に時間軸を交えれば,同様な調査が同時代を背景として存在しないという観点  から,Dr者支援を目的とした本調査の代表性を主張することができると考える.

(8)第6調査

L目的:Dl者の人権とAIDに関する様々な問題との構造を明らかにし, Dl者の人権   を擁護するためにどのようなソーシーvルワーク・ブラクティスが用いられる必要が   あるのかを明確にする.

2.対象:アメリカの対人援助職1名.

3.日時・場所:2007年8月アメリカ・ワシントンDCのインタビュー対象者のオフ   ィス.2007年8月にアメリカ・ワシントンDC郊外にあるShady Grove Fertility

 (reproductive science center)のSharon N. Covingtonのオフィスにて,約2時間に   わたり通訳者を介して,構造化インタビューを実施した.

4.調査項目の作成プロセス  ①DI者の発話記録の指標化

  第2調査のインタビューで構造化したDl者の発話を, DI者の発話記録としてでは   なくDI者の声を他者が理解するための指標として活用することとした. DI者の発   話記録を分析した結果から構成された客観的なデータ並びに研究上のコードとし   て取り扱うこととした.

 ②客観化のねらい

  第1に本研究における調査対象がDI者の支援と向き合う対人援助職であること,

  第2にDI者への支援をわが国における支援のありようとして一般化する必要があ   ること,第3に一一般化するためにはより多くの客観的データを得るための研究手法   を選択する必要があること,そして第4に質的調査で得た仮説を質的並びに量的研   究に深化させ,実証していくことによって,本研究をDI者の求めに即したソーシ   ャルワーク・プラクティスに関する体系的な研究とすることが可能となると考える   からである.

 ③指標の命名

  DI者の発話記録を, DI者の求めを客観化した指標(以下, DI発話指標)と認識し,

  本研究で探索しようとするソーシャルワーク・プラクティスの探索尺度として活用  することとする.

5.方法:構造化インタビューでは,筆者がDI者を演じ,DI発話指標を読み上げ, Sharon   が相談者を演じるというU一ルプレイ形式を用いることでインタビュー調査の構   造を保持した.

6.留意点:本調査の内容は,Sharonの了解を得てICレコーダー並びにカセットテ   ープで録音し,以下で公開する記録はSharonの了解のもと筆者の責任で整理した   ものである.なお,本調査には,筆者のアメリカでの調査をアレンジメントし,ゲ   ートキーパーの役割を果たしていただいたHare lsadoraも同席している89.

(9)第7調査

1.対象:本調査での調査対象者は学生とした.その意図は,これまでのDI者の発話  記録を用いた質的な先行研究において一度も登場したことのない社会を構成する  者が学生であり,AIDにかかる最も利益相反を起こし難iい集団を形成している可能  性を認めたためである.

2.調査の意図と対象者の選定:本調査は,DI者の発話がどのような構成と構造とし  て調査対象者により認知されるのかを明らかにすることにより,DI者が社会的に  認知されるシステムを明確にしていくことにより,DI者が被っている固有の人権

 侵害からDI者を解放し,田者の人権を回復することをめざして設計した.

3.調査項目の作成プロセス  ①DI者』の発言舌指標の活用

  さまざまな立場・社会・文化を背景にもつ人々がDI者の理解者へと変化していく   うえで,筆者が最も大切にしたいと考えることを繰り返せば,DI者の福祉に関す   る権利が擁護されることである.筆者はDI者の権利が擁護されるためには, DI者  の発話を最大限に尊重することが求められていると考える才村らのナラティブ・ア   プローチによる基礎研究の立場,DI者自身でなければ語ることができない物語に   こそ真実があるととらえる物語理論の立場を支持する.したがって,本調査では  DI者の発話を指標化した第4調査による専門家とのロールプレイを介したインタ  ーベンションの実際にかかる成果を参考としたうえで,DI者の発話から導いたビ   ネットを,調査対象者がDI者を社会的に認知する際の測定尺度として用いる1°.

 ②ビネット調査

  アンケート用紙の作成に際しては,問1〜4において調査対象者の属性を明らかに   し,問5は第2調査から得たDI者の発話記録をもとにビネットを作成した.この   方法を選択した意図は,第一にビネット調査は,高橋ら(1996:127)や鈴木ら(2001:

 53)などの先行する研究において子どもの虐待に関する回答者の認識を測定するた   めに用いられてきており,本調査が明らかにしようとしているDI者への虐待に関  する認識を測定するという意図と親和性があり,第二に活用した発話記録は言うま   でもなくDI者の発話の記録であり,発話記録を用いた質的研究が物語理論を背景   としてなされており,物語性を再ストーリー化しやすいビネットの形式を保持した  質問項目とすることにした.したがって,以下の解析で行う因子分析においては,

  確認的因子分析を行うことが妥当であると考えられる.

4.本調査の特徴:DI者を取り巻く社会的状況に関する仮説を, DI者の発話記録から   作成したビネットを用い量的調査を行い,その解析においては確認的因子分析を行   い回答者の認識を構成要素化し,さらに因子分析結果を再ストーリー化するという   重層性の確保を意図した一連のプUセスを踏む実証的な調査であるという特徴を

  有する.

5.調査の構成1調査の設計は筆者が行い,問1)回答者の基本属性,問2)回答上の   立場,問3)1)1者に関する知]識レベル,問4)対立する価値観への認識,問5)

 DI者の声から得たビネット(29項目)に対する認識(A・B),問6) DI者が

  「自分の遺伝上の父を知りたい」と願うことについての認識,問7)DI者が「私   はほんとうに生まれてきてよかったのだろうか」という想いを抱くことについての   認識,その他で構成されている.

6.実施のf=順:本調査は,2008年10月1日〜20日までのいずれかの日において,共   同研究者が所属する大学の授業で学生を対象に集合調査の形式で実施した.調査の

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