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既設公営住宅の有効利用

ドキュメント内 第6章 住宅施策の展開方向及び実施方策 (ページ 44-50)

既存ストック有効活用の視点から「公営住宅等長寿命化計画」を見直し、高齢者向け 改善、設備改善などの個別改善のほか、間取り変更や共用部分の改善を一体的に行う全 面的改善(トータルリモデル)を必要に応じて推進し、少子高齢社会に対応した多様な 世代が暮らせるストックとして再生を図ります。

1)公営住宅等長寿命化計画の見直し(再掲)

<現 状>

・北見市では、平成 22 年3月に「北見市公営住宅等長寿命化計画」を策定し、高栄 団地の建替えや他の団地の改善を計画的に進めてきました。

<実施方策>

●現在の「北見市公営住宅等長寿命化計画」は、平成 30 年度までの計画であること から、新たに平成 36 年度までの計画として見直しを実施し良好なストックの形成 に努めます。

2)既存公営住宅の居住水準の向上と適正な維持管理

<現 状>

・北見市の公営住宅ストックにおいては、昭和 40~50 年代に建設された耐火構造の 住宅では改善事業による居住水準の向上が求められています。

<実施方策>

●今後とも、「北見市公営住宅等長寿命化計画」に基づく改善事業の推進により、既 設公営住宅の居住水準の向上を図るとともに長期にわたって活用が可能なように、

適正な維持保全を行います。

1)公営住宅等長寿命化計画の見直し(再掲)

2)既存公営住宅の居住水準の向上と適正な維持管理 施策メニュー

参考:まちなか居住推進計画について

(1)まちなか居住推進計画について

平成 16 年度策定の「まちなか居住推進計画」において、まちなか居住推進計画の対象区 域は、中心市街地活性化基本計画等との連携を図り、一体的な推進を図るため、中心市街地 活性化区域としたところです。

北見市の中心市街地は、JR北見駅周辺にあり、位置的にも市街地のほぼ中心となってお り、中心市街地の区域は、東4丁目通、学園通、夕陽ヶ丘通、西4丁目通、北5条通、石北 大通、鉄道をまたいで小町泉通、東5丁目通で囲まれる約 117ha の区域です。

中心市街地活性化基本計画の地区ゾーニングを踏まえ、中心市街地活性化区域全体を本計 画における「まちなか居住エリア」としたところです。

この対象地区のうち、特に重点的に推進する推進する地区を「まちなか居住推進エリア」

と設定しました。

次にまちなか居住エリアの設定方針を掲載します。(まちなか居住推進計画から抜粋)

図 6-2-1 まちなか居住推進計画の対象区域

(2)まちなか居住エリアの設定

① まちなか居住エリアの設定方針

まちなか居住の推進にあたっては、中心市街地活性化基本計画における地区ゾーニ ングを踏まえた居住エリアを設定します。

表 6-2-1 中心市街地活性化基本計画における地区ゾーニング

区 分 方 針

生活交流拠点ゾーン ・交流、商業、業務、公共公益サービス、情報、広場機能等が複合的に集 積し、生活交流活動の核となるゾーン

都市交流拠点ゾーン ・オホーツクの拠点都市にふさわしい広域的機能、多目的交流機能等の拠 点都市機能を集積配置するゾーン

業務・行政ゾーン ・北見市の中心的業務機能や各種行政機能を主体として配置するゾーン

飲食・娯楽ゾーン

・生活交流拠点ゾーンや都市交流拠点ゾーン等との連携を取りながら、飲 食、アミューズメント機能等の充実を図り都市型観光拠点機能を支えていく ゾーン

サービス・業務ゾーン ・交通結節点であるJR駅に隣接し、広域的幹線である国道39号の沿道に位 置する都市機能の充実を目指すサービス・業務ゾーン

高度医療ゾーン ・地方センター病院である北見赤十字病院を中心とする広域的拠点となる 高度医療ゾーン

居住・業務・医療 ゾーン

・既存に多く存在する医院など一次医療施設との連携を踏まえた居住・業 務・医療ゾーン

業務・居住ゾーン ・都市機能を支える業務系施設と都心居住用施設を主体とする業務・居住 ゾーン

居住ゾーン ・中心市街地における多様な世代の居住を促進し、賑わいを醸成する居住 ゾーン

図 6-2-2 地区ゾーニング

② まちなか居住エリアの設定

中心市街地活性化基本計画の地区ゾーニングを踏まえ、まちなか居住を推進するエリ アを次のように設定します。

■まちなか居住エリア

・中心市街地活性化基本計画において設定する中心市街地活性化区域全体を本計画にお ける「まちなか居住エリア」とします。

・まちなか居住エリアにおいては、土地所有者や民間事業者による住宅供給を基本とし、

各種の情報提供や制度活用により、まちなかにふさわしい住宅建設を促進します。

・また、住宅供給に加え、中心市街地活性化との一体的推進、各種団体との連携によるま ちづくり、コミュニティ活動の活性化などにより、総合的なまちづくりを目指します。

■まちなか居住推進エリア

・まちなか居住エリアの内、特に重点的に推進する地区を「まちなか居住推進エリア」

と設定し、次の方針に基づく住宅供給を目指します。

区 分 方 針

都市機能複合型 まちなか居住推進エリア

・北見市の生活交流拠点の役割を持ち、商業活性化を目指した地区形成 が図れる地区です。

・このことから、市街地の整備改善、商業活性化、住宅供給を一体的に行 う重点地区とします。

・住宅は、低層階に商業、福祉、文化、交流等の都市機能を導入し、通り と賑わいに配慮した「都市機能複合型まちなか住宅」の建設を誘導しま す。

・事業化に向けては、市街地再開発事業などにより土地の高度利用を図 るとともに、借上公営住宅制度や高齢者向け優良賃貸住宅制度などを 活用した住宅供給の展開を図ります。

まちなか居住推進エリア ・生活交流拠点に隣接し、中心市街地の骨格軸や拠点地区にも近接する 利便性の高い地区であり、住宅、業務施設、医療施設などからなる地区 であるが、空き地や駐車場など利用可能な土地が点在します。

・このことから、土地の有効活用や建物の更新等に合わせて土地所有者 や賃貸住宅事業者による主体的な住宅建設と地区環境の整備を行う重 点地区とします。

・住宅は、中高層の「一般型まちなか住宅」を基本としますが、必要に応 じ、低層階に業務施設や医療施設などを導入した複合住宅の建設を誘 導します。

・事業化に向けては、借上公営住宅制度や高齢者向け優良賃貸住宅制

度などを活用した住宅供給の展開を図ります。

図 6-2-3 まちなか居住推進エリア

(3)まちなか住宅のイメージ

① 都市機能複合型まちなか住宅

建物の整備方針 ・高層の集合住宅を基本とし、低層階には利便施設や生活交流施設など、まちの賑わいに寄与 する機能を導入する。

・住棟及び住棟まわりは、通りの賑わいや連続性に配慮した仕様とするとともに、ユニバーサルデ ザイン、環境共生、緑化、周辺の街並みとの調和を図る。

・住棟内に入居者同士の交流の場となる集会スペースなどを設ける。

・住戸のタイプは、良好なコミュニティ形成に配慮し、多様な年齢層がバランスよく入居できる型別 供給とする。

・住戸は、ユニバーサルデザイン、省エネルギー、シックハウス対策等に配慮した仕様とする。

付帯施設の方針 ・入居者用の駐車場は、入居者層や周辺の駐車場整備状況から判断し、必要な数を確保する。

・駐車形態は、地下駐車場、機械式駐車場の導入を含めて検討する。

・全戸分の物置、入居者層に応じた台数の自転車置き場を整備する。

・通りに面した敷地には、通りの賑わいを演出するストリートファニチャー、交流の場となるカフェテラ ス、入居者および通行人の憩いの場となるポケットパーク的なオープンスペースなどを確保する。

・敷地内に植樹や花づくりなどができる緑化スペースを確保する。

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導入機能の事例 ・低層階において、導入する都市機能を以下に例示する。

・商業施設:コンビニ、小売店、喫茶店、レストラン、書籍店など ・文化施設:ギャラリー、カルチャーセンター、学習塾など ・福祉施設:子育て支援施設、高齢者等支援施設など ・交流施設:集会施設、イベントスペースなど

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