第 4 章 SPL 事業 施設概要・現況および使用状況
4.3 施設現況
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4.3.3 経年及び維持・管理不備による施設の退廃経年あるいは維持・管理不備により給水施設が退廃している事業は確認されなかったが、次の
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事業について報告する。(1)Bac Ninh 省、Luong Tai 給水施設
運営・維持・管理機関より、地盤沈下により沈殿池の沈殿物排出が困難となっているとの報告 がなされた。沈殿池の堆積物は、一般的に自然流下で池外に排出される。もし地盤沈下により沈 殿池の殿物排出管の標高が下がり、排出された殿物を受ける排水設備の標高が変化しなければ、
殿物の排出は困難となる。
(2)Thanh Hoa 省、Thuong Xuan 給水施設
Thuong Xuan
給水施設は水処理設備を長い間運転していないように見受けられた。観察による 判断にすぎないのであるが、設備を使用しない場合、退廃が急速に進行することが多いので注意 を要する。4.3.4 施設の改廃
施設の改廃についても大規模なものは確認されなかったが、いくつかの給水施設で一部の設備 の改良等が行われている。
(1)Son La 省、Mac Chau 給水施設
運営・維持・管理機関は
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台の圧力ろ過槽用ポンプを能力の高いポンプ1
台と置き換え、増大 する水需要に対応できるようにろ過水量の増加を図り、施設能力を高めた。(2)Quang Ninh 省、Dong Trieu 給水施設
当初設置されていた上向流ろ過装置の使用を止め、2 台の圧力ろ過槽を設置して施設能力を増 やし、水需要増に対応している。
(3)Dak Lak 省、Buong Ho 給水施設
当初、水源井戸が
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あったが、4井が枯れ、地方省水道会社が1
井を建設し、現在は7
井で操 業を行っている。なお、施設能力への影響は特にない。(4)Thua Thien Hue 省、Chan May 給水施設
水源が山奥の沢水とのことで、水質は通常、非常によいとされている。そのため、凝集剤をほ とんど使用しないため、運営・維持・管理機関あるいは地方省水道会社は凝集剤溶解槽を取り外 し、他の給水施設に据え付けたとのことである。現在、濁度の上がるわずかな期間だけ、職員が 凝集剤の投入量を経験的に定め、手で投入して操業を行っている。
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(5)Quang Ngai 省、Duc Pho 給水施設
地下水を水源とする施設で、当初は鉄分除去のため、上向流ろ過装置が設置されていた。しか し、運営・維持・管理機関は地下水の水質が良いことを把握し、その使用を中止した。急速ろ過 池は費用のかかる凝集剤を必要とするので、給水費用が下がることとなった。ただし、原水水質 の監視は継続的に行う必要がある。
(6)Hai Duong 省、Sao Do 給水施設
井戸水源で、当初ろ過施設はなかったが、水源水質に鉄分が含まれること、一部に
pH
の低い 水源があることから、ろ過装置を導入して水質改善を行っている。(7)消毒剤の転換
次表に示す給水施設は、使用している消毒剤を液化塩素から次亜塩素酸ナトリウムあるいはカ ルシウムに転換を行ったところである。 液化塩素は危険物質であることから、容易に扱える安全 な次亜塩素酸ナトリウムまたはカルシウムへの転換は好ましいものと考えられる。
表 4.3-3 消毒剤の転換を行った給水施設 地方省 フェーズ 給水施設 消毒剤