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施工手順

ドキュメント内 目次 (ページ 31-35)

3.1.1 施工概念

施工順序の概念を表 3.1.1に示し,複合インバート構造の施工方法2)について以下に記す.

表中①:追越車線側を通行止めにする.

表中②:トンネル下部のインバート部分を掘削し作業スペースを確保する.

表中③:走行車線側に向かって曲がりもしくは直線鋼管の打設を行う.

表中④:鋼管の打設が完了後,作業スペースにコンクリートを打設し覆工と鋼管部を接続 する.

表中⑤:車線を切り替え,走行車線側を通行止めにする.

表中⑥:インバート部分を掘削し,施工してある鋼管の先端を掘り出す.

表中⑦:鋼管の先端を巻き込むように,インバートコンクリートを打設する.

表中⑧:これによりトンネルを閉合構造とし,インバートとしての機能を有する.

複合構造インバートの特徴を以下にまとめる.

1. 片側の交通を確保したままの施工が可能である.

2. インバート部分の中央は非開削にしているため走行路は十分な幅員を確保している.

3. 鋼管の打設には汎用機であるドリルユニット(削孔機)での施工となっていて,幅広い地 質に対応が可能になっている.

4.

削孔機における施工実績は φ300mm 未満であり,φ300mm 以上での施工は新たな機械 開発が必要となる.そのため,φ300mm未満の鋼管を上下2段の千鳥配置で施工する.

第3章 複合構造インバートの概要

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表 3.1.1 施工順序の概念(当初検討次)2)

- 29 - 3.1.2 対策工の補助工法3)

複合構造インバートにおいては,片側施工であること,舗装版撤去や地盤掘削時は既設 覆工の足元を払う形となることから,一時的にトンネルが不安定になる可能性があり,ト ンネル構造においては好ましくない.実際に,既報研究の数値解析で行った施工のシミュ レートでは,覆工脚部において引張応力が発生している(詳細は第 4 章に譲る).そのような 状況を回避するためには,事前補強工を検討する必要がある.

複合構造インバートによるインバート設置のために既設覆工脚部を掘削する場合は,既 設覆工沈下防止対策の検討の必要がある.その対策として,足付けコンクリートの施工が 有効となると考えられる.

足付けコンクリートは,インバート掘削の前に,覆工沈下防止対策として,覆工脚部に 施工するコンクリートである.形状は新設のインバートと既設覆工コンクリートの間で軸 力がスムーズに伝達されるように,覆工コンクリート軸とインバート軸が通るような形状 とする.

足付けコンクリートの設置方法の概念図を図 3.1.1に示す.

第3章 複合構造インバートの概要

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図 3.1.1 足付けコンクリートの設置方法3)

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