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第 26 条 (施 工)

1.指定工事業者は、給水装置工事を施工するにあたっては、局から工事の承認を受けたの ちでなければ工事に着手してはならない。

2.工事の施工は、工事調書、本基準、給水装置工事技術指針及び所定の工事仕様書に準拠 して行わなければならない。

3.工事完了後完成図を作成すること。ただし、設計内容に変更のないものは工事調書を完 成図に読み替えることができる。

4.吸排気弁や減圧弁等の給水用具は、維持管理を考慮して設置すること。

5.工事完了後、給水管内及び給水タンク内の洗浄を行うこと。

〔解 説〕

1.指定工事業者は、局から工事の承認を受けたのち、屋内工事の施工にあたりあらかじめ「着 手届」を提出しなければならない。また、道路取付管工事の施工は、屋内工事が完了し「完 成届」が提出されたのち着手する。

条例第4条

給水装置工事又は給水装置の修繕(法第 16 条の2第3項の厚生労働省令で定める給水装 置の軽微な変更を除く。以下同じ。)を施行しようとする者は、あらかじめ水道事業管理者

(以下「管理者」という。)に申し込み、その承認を受けなければならない。

2.施工

1)主任技術者は、配管技能者等に工事内容をよく説明し、適正に施工されるよう指導しなけ ればならない。

(1) 工事調書内容の説明

(2) 使用する材料及び給水栓類の確認

(3) 掘削部分の埋設物(電気、ガス、電話、下水等)の布設状況の調査把握

(4) 掘削は、溝掘り又はつぼ掘りとし、管の下端は凹凸のないように均すこと。なお、埋め 戻しには良質土又は山砂を用い、つき固めを十分に行なうこと。

(5) 工事終了後の周辺整理

2)承認済工事内容を変更する必要が生じたときは、事前に協議しなければならない。

3)指定工事業者は、工事に対する責任を明確にするため、各種給水装置工事(新設・改造・

増設・修繕)の際、メータ筐内(蓋裏)並びに各家庭の台所・電話設置箇所等に下記様式に 準じたシールを貼付すること。

たて 46 ㎜

材質 アルミ箔シール 名古屋市上下水道局指定工事事業者

○○設備工業(株)

TEL ○○○-○○○○

よこ 74 ㎜

平成 26 年 4 月 1 日改定

- 182 -

<参 考>

工事に対する責任の明確化、迅速化及び工事店のイメージアップのため平成3年4月1日 より実施。(平成3年2月 21 日業務部長通知)

3.完成図(工事調書)

1)指定工事業者による給水装置工事については主任技術者が作成する。

2)完成図には、配水管及び小口径配水管の布設位置(出幅、深度等)、隣接する給水装置の区 間距離を局にて記入する。

4.給水用具の施工

指定工事業者は給水用具を設置する際、維持管理を考慮し施工する。

<参 考>

吸排気弁は、ごみ噛みなどにより漏水した場合、弁体の清掃及び取替えが必要となる。そ のため、吸排気弁の上流側に止水栓を設置する。その際、維持管理に支障をきたさないよう、

位置などを考慮し施工する。

付表1 関係提出書類一覧表

名 称 補 足 事 項 提出部数 掲載貢 本書

提 出 書 類

給水装置工事申込書(一般用)

〃 (支管分岐新設用)

給水装置所有者変更届 給水装置工事申込取消届 着手届

完成届

水道本管工事申込書

導水装置工事施行届 分譲地給水装置工事申込書 給水管移管申込書

(関連文書)

1 水道本管工事の実施承諾書・・・局が発行する もの(申込者あて)

2 水道本管工事の実施条件承諾書・・・申込者が 提出するもの

工事後公道認定された道路に埋設されている給水 管を局に移管する場合

187 188 189 189 190 190 191

192

193

194 195,196

197

添 付 書 類

給水装置工事調書

導水装置工事施行届内訳書兼給水設備 使用開始届

導水装置工事調書

委任状

建築確認申請受理書(給水装置工事申込 書用)

給水装置工事使用材料報告書 品質確認証明書

認証登録証 検査確認材料報告書 新設給水装置現地案内図

水道メータ筐局規格外品設置承認申請書

(設置者用)局にて確認後設置者に返却

(保健所用)局経由で保健所に提出

新築家屋に対する建築確認

メータ筐または蓋を変更する場合

(関連文書)

水道メータ筐局規格外品設置承認書・・・局が発行 するもの(申込者あて)

1

198 199,200

201 202

203 204 205 206 207 218 219

参 考 書 類

水道メータ移管申込書 土地使用承諾について 水量不足に関する誓約書 私設メータに関する誓約書

工事用給水装置工事申込に関する誓約書 給水管の更生工事に関する覚書 多世帯住宅に関する誓約書 他水設備残置に関する覚書 既設管再使用に関する覚書

メータ付増設工事をする場合 他人の土地を使用する場合 出水不良が想定される場合 私設メータを設置する場合 工事用の給水装置工事を申込む場合 更生工事を施工する場合

多世帯住宅において、世帯ごとに給水装置を設置 する場合

他水設備を残置する場合

井水管、導水装置管を給水装置に使用する場合 1

208 209 210 211 213 214 215 216 217

※参考書類は記載文書を参考として作成すること

平成 26 年 4 月 1 日改定

- 186 -

関係提出書類一覧表(参考)

名 称 新設 本管

布設 改造 撤去 その他 掲載貢

提 出 書 類

給水装置工事申込書(一般用)

〃 (支管分岐新設用)

給水装置所有者変更届 給水装置工事申込取消届 着手届

完成届

水道本管工事申込書 導水装置工事施行届 分譲地給水装置工事申込書 給水管移管申込書

○(注)

○(注)

○(注)

○(注)

187 188 189 189 190 190 191 194 195,196

197

添 付 書 類

給水装置工事調書

導水装置工事施行届内訳書兼給水設備使用 開始届(設置者用・保健所用)

導水装置工事調書 委任状

建築確認申請受理書(給水装置工事申込書用) 給水装置工事使用材料報告書

品質確認証明書 認証登録証 検査確認材料報告書 新設給水装置現地案内図

水道メータ筐局規格外品設置承認申請書

198~200

201 202 203 204 205 206 207 218

参 考 書 類

水道メータ移管申込書 土地使用承諾書について 水量不足に関する誓約書 私設メータに関する誓約書

工事用給水装置工事申込に関する誓約書 給水管の更生工事に関する覚書 多世帯住宅に関する誓約書 他水設備残置に関する覚書 既設管再使用に関する覚書

208 209 210 211 213 214 215 216 217

※1)○・・・必要提出書類 2)△・・・必要に応じて提出

(注) ・・・・・提出時期は第7章参照(P181)

年 月 日 (あ て 先)

名古屋市上下水道局長

給水装置工事申込者 住 所 氏 名

(水栓番号 号の申込み)

住 所

氏 名

(水栓番号 号の申込み)

誓 約 書 (多世帯住宅)

装 置 場 所

水 栓 番 号 第 号 、 第 号

上記給水装置の設置にあたって、当方の都合により各世帯ごとに独立 した給水装置を設けますので、下記事項を守ることを誓約します。

1.各給水装置は、上下水道局の指定する位置に設置すること。

2.各世帯の給水装置を上下水道局に無断で接続しないこと。

3.前2項に違反したときは、ただちに上下水道局の指示どおりに改善し、

その間の上下水道局の停水処分その他の処置に異議を申し立てないこと。

用紙の大きさは、日本工業規格A4とします。

平成2641日改定

- 216 -

年 月 日 (あ て 先)

名古屋市上下水道局長

給水装置工事申込者 住 所 氏 名 ○

他水設備残置に関する覚書

装 置 場 所

水 栓 番 号 第 号

上記場所に給水装置を設置するにあたり、現在使用中の他水設備は、

当方の都合により廃止することができません。

つきましては、下記条件を守りますので他水設備を残すことについて の承認をお願いします。

1.給水装置は、上下水道局の指定する位置とすること。

2.給水装置と他水設備とは、どのような方法であっても接続共用しないこと。

3.前2項に違反したときは、ただちに上下水道局の指示どおりに改善し、

その間、上下水道局の給水の停水その他処置に異議を申し立てないこと。

用紙の大きさは、日本工業規格A4とします。

給水装置工事検査要綱

1.目 的

この要綱は、名古屋市水道給水条例(昭和 22 年名古屋市条例第 34 号)第 7 条第 2 項及び 名古屋市上下水道局指定給水装置工事事業者規程(平成 12 年上下水道局管理規程第 54 号)

に基づき、給水装置工事の完成検査に関する必要な事項を定め、完成検査の適正な実施を図 ることを目的とする。

2.検査の内容

本要綱は、給水装置工事主任技術者の行う完成検査と上下水道局の行う完成検査について 定めている。前者は、給水装置が水道法施行令第5条に定める基準への適合の他、条例及び 施行規程並びにこれらに基づく基準に適合し、かつ施工方法が適切に行われていることを確 認するものである。一方、後者は、水質や給水装置に係る適切な管理を図ることを目的とし て必要な範囲に限って行うものである。

1)給水装置工事主任技術者の行う完成検査

給水装置工事主任技術者は、給水装置工事が完了したら速やかに様式1の共通項目及び給 水形態別項目について検査を行い、所定の完成検査報告書に検査結果を記入して上下水道局 に提出するものとする。

【共通項目】

(1) 配管検査について

配管について埋設深度が基準どおりか、給水管の接合方法は適切か、厚生省令第 14 号

(平成9年3月 19 日)の性能基準への適合品が使用してあるかなどについて確認する。

(2) 器具検査について

給水器具について、接合方法は適切か、性能基準適合品が使用してあるかなどについて 確認する。

(3) 耐圧検査について

メータ据え付け箇所にテストポンプを設置し、通水後加圧して約1分間そのままの状態 に保ち、漏水の有無を確認する。検査水圧は 1.75MPa とする。

なお、給水器具によっては、最高使用圧力 0.75MPa 以上の圧力を加えると損傷するおそ れがあったり、器具の流出側から逆圧を加えた場合、最高使用圧力以下であっても故障の 原因となることがあるため、耐圧検査は、給水器具に応じた方法で実施すること。

(4) メータまわり

メータ筐の位置が検針や取替作業の際に支障がないかなどについて確認する。

(5) その他

工事店シールの貼付の確認をする。

減圧式逆流防止器が設置されている場合、その作動を確認する。

【形態別項目】

使用形態により下表のように分類したうえで、様式1の該当する給水形態別項目につい て検査を行うものとする。また、各戸検針適用集合住宅の場合は、給水形態別項目に遠隔 式各戸検針又は普通式各戸検針の項目を加えて実施し、他水混合等を行う場合は、給水形 態別項目に他水混合等の項目を加えて実施する。

給 水 形 態 別 項 目 使 用 形 態

中高層直結給水 中高層直圧給水、中高層直結加圧給水(ブースターポンプ)

集合住宅等(支管分岐) 集合住宅、多世帯住宅、店舗付集合住宅等の支管分岐形 態の場合

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