5. バーコード設定コマンド
5.8. 操作設定
スキャンモード
MS920 は 6 種類のスキャンモードをサポートしています。
連続 ― 読取光が常に照射されます。連続モード時はトリガー操作が無効になります。
レベル ― 標準のスキャンモードです。トリガーを押している間は読取光が照射され、バーコードを読
取るかトリガーを放すと読取光が停止します。
パルス ― トリガーを押した後、トリガーを放しても読取光が照射され続けます。「トリガータイムアウ
ト」で設定された時間が経過するか、バーコードを読取るか、トリガーをもう一度押すと読取光が停止 します。
点滅 ― スキャナがバーコードを認識すると連続モードになり、バーコードを認識せずに「トリガータ
イムアウト」で設定した時間が経過すると読取光が点滅を開始します。点滅モード時はトリガー操作が 無効になります。
トグル ― トリガーを押した後、トリガーを放しても読取光が照射され続けます。バーコードを読取る
か、トリガーをもう一度押すと読取光が停止します。
プレゼンテーション ― スキャナがバーコードを認識すると連続モードになり、バーコードを認識せず に「トリガータイムアウト」で設定した時間が経過すると読取光が停止します。トリガーを押すとレベ ルモードと同じ動作を行います。
連続
レベル
パルス
点滅
トグル
プレゼンテーション
トリガータイムアウト
「パルス」、「点滅」、「プレゼンテーション」の 3 つのスキャンモードで使用します。
注 その他の秒数を設定したい場合はお問い合わせください。設定できる値は「1 秒~4095 秒」です。
2 秒
5 秒
10 秒
2 重スキャンの防止
同一バーコードの 2 重スキャンの防止を有効化することができます。2 重スキャンの防止が有効の場合は、
「同一バーコード間のタイムアウト」で設定された時間が経過するまで、同一バーコードの読取りが禁止さ れます。
無効
有効
28
同一バーコード間のタイムアウト
「2 重スキャンの防止」が有効のとき、同一バーコードの読取りを行なわない時間を設定することができま す。
注 その他の秒数を設定したい場合はお問い合わせください。設定できる値は「0 ミリ秒~2550 ミリ秒」です。
300 ミリ秒
400 ミリ秒
500 ミリ秒
1000 ミリ秒
トリガーダブルクリック(iOS 専用)
この設定を有効にすると、iOS 機器(iPhone や iPad など)の画面キーボードの表示・非表示をトリガーボ タンのダブルクリックによって切り替えることができます。標準で有効化されています。
注 設定バーコードを読取る毎に有効と無効が切り替ります。
有効<>無効
バーコード読取り環境
バーコード読取り環境に沿った設定に変更することができます。
標準 ― 標準の設定です。
明るい環境 ― とても明るい場所(例えば日差しの強い屋外など)でバーコードを使用している場合に 設定します。
反射面 ― 光沢のあるラベルや液晶画面上でバーコードを使用している場合に設定します。バーコード
の大きさにも因りますが、読取り面から 40 cm~60 cm 程度離して読取ってください。
注 全ての環境での読取りを保証するものではありません。
標準
明るい環境
反射面
30