接合金物は,次により,適用は特記による。ただし,直接雨にさらされる屋外環境で使用 する場合は,特記による。特記がなければ,材質はステンレス製とする。
(ⅰ)接合金物は,次による。
① 製作工場の加工能力等を示す資料を,監督職員に提出する。
② 製作接合金物の寸法,形状及び鋼材の材質は,特記による。
③ 加工図を作成し,監督職員に提出する。
④ 表面処理は,次により,適用は特記による。
1) 溶融亜鉛めっきは,「公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) 」14章2節[表面処 理]による。
2) 電気亜鉛めっきは,「公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) 」14章2節[表面処 理]による。
3) 錆止め塗装は,「公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) 」18章3節[錆止め塗料 塗り]による。
4) 防腐・防蟻処理製材に使用する接合金物及び接合具は,防腐・防蟻処理剤により腐 食が起きない表面処理を施したものとする。
⑤ 溶接接合は,「公共建築工事標準仕様書 (建築工事編) 」7章6節[溶接接合]によ る。
⑥ 鋼材の品質を証明する資料及び溶接箇所の検査結果を,監督職員に提出する。
⑦ ボルト,ラグスクリュー,ドリフトピン等の径に応じた接合金物の孔あけ加工は,表 6.2.1による。
表 6.2.1 ボルト等の径に加える接合金物の孔あけ加工の大きさ ボルト等の径 ボルト等の径に加える大きさ(mm)
16 未満 1.0
16 以上 1.5
(ⅱ) (公財)日本住宅・木材技術センターが規定する「接合金物規格」に適合するもので,
使用環境2の区分のもの。
① 「接合金物規格 (Zマーク表示金物) 」によるもの。
② 「接合金物規格 (Cマーク表示金物) 」によるもの。
(ⅲ) (公財)日本住宅・木材技術センターが規定する「木造建築物用接合金物認定規程」に 適合するもので,使用環境2の区分のもの。
① 「同等認定金物 (Dマーク表示金物) 」によるもの。
② 「性能認定金物 (Sマーク表示金物) 」によるもの。
(b) 釘及び木ねじ
(1) 接合金物用の釘及び木ねじは,(a)の(ⅱ)又は(ⅲ)による。
(2) (1)以外の釘は,JIS A 5508 (くぎ) により,材質は表面処理された鉄又はステンレス鋼 とする。
(3) (1)以外の木ねじは,JIS B 1112 (十字穴付き木ねじ) 又はJIS B 1135 (すりわり付き木 ねじ) により,材質はステンレスとする。
(4) (1)から(3)まで以外のコンクリート用釘,その他の特殊な釘及びその他の木ねじの材質,
寸法及び形状は,特記による。
(c) ボルト,アンカーボルト,ナット及び座金
ボルト,アンカーボルト,ナット及び座金は,次により,適用は特記による。
(ⅰ) (a)の(ⅱ)又は(ⅲ)による。
(ⅱ) (ⅰ)以外のボルト,ナット及び座金は,次による。
① ボルト及びナットの材料は,特記による。特記がなければ,表6.2.2により,表面処 理は,(a)(ⅰ)④による。
表 6.2.2 ボルト及びナットの材料
ボルト ナット
規格番号
規格名称 JIS B 1180 (六角ボルト) JIS B 1181 (六角ナット)
種 類 並形六角ボルト 並形六角ナット
材料区分 鋼製 鋼製
強度区分 4.6 又は 4.8 5T
ねじの公差域クラス 及び適用規格
6g 6H
JIS B 0205-4 (一般用メートルねじ―第 4 部:基準寸法)及び JIS B 0209-1 (一般用メートルねじ―公差―第 1 部:原則及び基礎データ) による。
仕上げの程度 中 中
② ボルト及びアンカーボルトに用いる座金は,ボルトの径に相応したものとし,引張り 応力を受けるボルトの座金は表6.2.3,せん断応力を受けるボルトの座金は表6.2.4に より,座金の種別は,特記による。
なお,表面処理は,(a)(ⅰ)④による。
表 6.2.3 引張り応力を受けるボルトに用いる木材建築用座金の種別,厚さ及び寸法 座金の
種 別
ボルト 径
引張り応力を受けるボルト の座金の厚さ及び寸法
備 考 厚 さ
(mm)
角座金 (mm)
丸座金 (mm) A種 12 4.5 40 -
Zマーク表示金物
B種 6 60 68
C種 16 9 80 90 D種 12 6 60 70
上記以外のもの E種 16 9 80 90
F種 20 9 105 120 G種 24 13 125 140
表 6.2.4 せん断応力を受けるボルトに用いる木材建築用座金の種別,厚さ及び寸法 座金の
種 別
ボルト 径
せん断応力を受けるボルト の座金の厚さ及び寸法
備 考 厚 さ
(mm)
角座金 (mm)
丸座金 (mm)
H種 12 4.5 40 - Zマーク表示金物 I種 12 3.2 30 40
上記以外のもの J種 16 4.5 50 60
K種 20 6 60 70 L種 24 6 70 80
(d) ラグスクリュー
(1) (a)の(ⅱ)又は(ⅲ)による。
(2) (1)以外のラグスクリューの材料は,(c)(ⅱ)①により,形状,寸法等は,特記による。
なお,表面処理は,(a)(ⅰ)④による。
(e) ドリフトピン
(1) ドリフトピンの材質は,JIS G 3101 (一般構造用圧延鋼材) のSS400とし,形状等はJIS G 3191 (熱間圧延棒鋼及びバーインコイルの形状,寸法,質量及びその許容差) の丸鋼によ る。
(2) 形状,寸法等は,特記により,表面処理は,(a)(ⅰ)④による。
(f) 木栓及び木だぼ
(1) 樹種は,接合する主材の樹種よりも基準強度の高いものとする。
(2) 樹種,形状,長さ等は,特記による。
(g) 接着剤
(1) 床鳴り防止用接着剤は,JIS A 5550 (床根太用接着剤) により,適用及びその種類は,
特記による。
(2) 接着剤による接合及び接着剤を併用した接合の,適用は特記による。また,使用する接 着剤の種類は,特記による。
3節 防腐・防蟻処理 6.3.1 防腐・防蟻処理
木材の防腐・防蟻処理は,4.2.1[防腐・防蟻処理]による。