1階の床を大引又は床束で構成する場合は,床荷重条件と剛性の性能を満たすものとし,次 による。
(1) 大引及び床束の材料は,特記がなければ,表7.2.1(1)によるものとし,樹種及び断面寸 法は,特記による。
(2) 大引及び床束の間隔は,特記による。
(3) 大引の継手は床束の上で行い,継手の形状及び緊結方法は,特記による。
(4) 床束を製材とする場合は,下部は束石に突付けとし,根がらみ貫を床束に添え付け,釘 打ちする。根がらみ貫の樹種及び断面寸法は,特記による。
(5) 床束を鋼製又は樹脂製とする場合の仕様及び設置方法は,特記による。
(6) 床材の取付けは,7.7.1(2)による。
8節 壁枠組 7.8.1 壁枠組
(a) 壁枠組の構成(1) 耐力壁のたて枠,下枠及び上枠の断面寸法は,厚さ38mm以上,かつ,幅89mm以上とし,
特記による。
(2) たて枠相互の間隔は,特記による。
(3) 各耐力壁の隅角部及び交差部のたて枠の構成及び緊結方法は,特記による。特記がなけ れば,たて枠の構成は3本以上で構成する。
(4) 外壁の耐力壁線相互の交差する部分 (以下この項において「交差部」という。) に,長 さ90cm以上の耐力壁を1以上設けずに,交差部に接する開口部又は交差部からの距離が 90cm未満の開口部で,幅 (交差部から開口部までの距離を含み,外壁の双方に開口部を設 ける場合は,それらの幅の合計とする。) 4m以下の場合は,構造耐力上有効に補強する こととし,補強方法は,特記による。
(5) 耐力壁の上部には,頭つなぎを設け,耐力壁相互を構造耐力上有効に緊結することとし,
緊結方法は,特記による。特記がなければ,頭つなぎは上枠と同寸法の断面を有するもの とし,7.2.2(a)による。
なお,頭つなぎを設けない場合は,特記による。
(6) 幅90cm以上の開口部の上部には,まぐさを構造耐力上有効に設けることとし,材料,断 面寸法及び取付け方法は,特記による。特記がなければ,まぐさは,開口部を構成するた て枠と同寸法以上の断面を有するまぐさ受けによって支持する。
(7) 屋外に面する部分,かつ,隅角部又は開口部の両端の部分にある耐力壁のたて枠は,直
下の床の枠組に構造耐力上有効に緊結することとし,緊結方法は,特記による。
(8) 壁の各部材相互及び壁の各部材と床版,頭つなぎ又はまぐさ受けとの緊結方法は,特記 による。
(9) 筋かいには,欠き込みをしてはならない。
(10) たて枠の欠き込み及び穴あけの許容範囲は,特記による。
(11) 支持柱を用いる場合の材料及び取付け方法は,特記による。
(12) 間仕切り壁 (耐力壁以外) のたて枠,上枠及び下枠に7.2.2(a)(ⅵ)による薄板軽量形鋼 を用いる場合は,特記による。
(13) 壁枠組に木質断熱複合パネル又は木質接着複合パネルを用いる場合は,特記による。
(14) 耐力壁は,外壁又は間仕切壁のそれぞれについて,木質接着複合パネルを用いるものと これ以外の工法によるものとを併用しない。
(b) 壁材の取付け
(1) 壁材の継手に受材を設ける場合は,たて枠と同寸法の材料とし,取付け方法は,特記に よる。
(2) 壁材を留め付ける釘又は木ねじの種類及び間隔は,特記による。
(3) 壁材は,特記がなければ,たて張りとする。
9節 小屋組及び屋根 7.9.1 小屋組及び屋根
(a) 小屋組の構成(1) 小屋組は,振止めを設けるなど水平力に対して安全なものとし,材料,断面寸法及び取 付け方法は,特記による。
(2) 屋根等に設ける幅90cm以上の開口部の上部には,まぐさを構造耐力上有効に設けること とし,材料,断面寸法及び取付け方法は,特記による。特記がなければ,まぐさは,開口 部を構成する部材と同寸法以上の断面を有するまぐさ受けによって支持する。
(3) 小屋組の各部材相互及び小屋組の部材と頭つなぎとの緊結方法は,特記による。
(4) 垂木又はトラスは,頭つなぎ及び上枠に金物で構造耐力上有効に緊結することとし,金 物の種類及び緊結方法は,特記による。
(5) 天井根太その他の横架材には,その中央部付近の下側に構造耐力上支障のある欠き込み をしない。
(6) 天井根太に7.2.2(a)(ⅵ)による薄板軽量形鋼を使用する場合の材料及び緊結方法は,特 記による。
(7) 小屋組に木質断熱複合パネル又は木質接着複合パネルを用いる場合は,特記による。
(b) 垂木方式
垂木,天井根太及び棟木により構成される小屋組とする場合は,次による。
(ⅰ) 垂木及び天井根太の断面寸法は,厚さ38mm以上,かつ,幅89mm以上とする。
(ⅱ) 垂木相互の間隔は,特記による。
(ⅲ) 垂木には,垂木つなぎを構造耐力上有効に設けることとし,材料,断面寸法及び取付 け方法は,特記による。
(ⅳ) 外壁の頭つなぎの上で,垂木を欠き込んで納める場合は,特記による。
(c) トラス方式
メタルプレートコネクター又は合板ガセットを用いたトラスにより構成される小屋組とす る場合は,これに作用する荷重及び外力に対して構造耐力上安全なものとし,仕様及び取付 け方法は,特記による。
(d) 屋根梁方式及び束立て方式
垂木,屋根梁, 母屋,小屋束,天井梁,支持壁及び耐力壁により構成される小屋組とする 場合は,次による。
(ⅰ) 垂木の断面寸法は,厚さ38mm以上,かつ,幅89mm以上とする。
(ⅱ) 小屋組に作用する荷重及び外力に対して構造耐力上安全なものとし,材料及び取付け 方法は,特記による。
(ⅲ) 屋根梁に7.2.2(a)(ⅵ)による鋼材を用いる場合は,特記による。
(e) 屋根下地材の取付け
(1) 屋根下地材の継手に受材を設ける場合,受材は幅38mm以上,かつ,厚さ40mm以上の材料 とする。
(2) 屋根下地材を留め付ける釘又は木ねじの種類及び間隔は,特記による。
(f) トラスを分割製作する場合は,仮組を行い,性能を確認する。
8章 丸太組構法工事
1節 一般事項 8.1.1 適用範囲
この章は,構造耐力上主要な部分 (基礎及び基礎杭は除く。) に丸太組構法を用いた,延べ 面積が300m2以下,高さが8.5m以下,地階を除く階数が1以下 (小屋裏利用2階建ては可。) , 耐力壁相互の距離は6m以下で,かつ,耐力壁線により囲まれた部分の水平投影面積が30m2以 下の小規模な建築物に適用する。
なお,小屋裏を事務所の用途に用いる場合及び適用範囲以外は,特記による。