<例>
隔地の 2 拠点間の通信に ATM メガリンクサービスを中継回線として利用します。このサービスは VP サービスのため,必要な帯域の 1 VP を契約します。これに対し,本装置では 1 VC を設定し,2 拠点間の
6. ネットワークインタフェースの設定例
6.3 ATM
6. ネットワークインタフェースの設定例
<本装置
Aの環境>
本装置
Aは拠点
Tokyoのネットワークとキャリアの
ATMネットワークの間に位置するエッジルータ
で,NIF 番号
0,Line番号
0に
ATMの
NIFが実装されています。
•
本装置
Bへの
VPI/VCI=0/32•
トラフィッククラス:サービスカテゴリ
=CBR,PCR=100Mbps<本装置
Bの環境>
本装置
Bは拠点
Osakaのネットワークとキャリアの
ATMネットワークの間に位置するエッジルータ
で,NIF 番号
0,Line番号
0に
ATMの
NIFが実装されています。
•
本装置
Aへの
VPI/VCI=0/32•
トラフィッククラス:サービスカテゴリ
=CBR,PCR=100Mbps(3) 構成定義情報例
●本装置
Aの設定
[コマンドによる定義]
1 (config)# interface atm 0/0
2 (config-if)# range pvc 0/32 15/2047 vp-shaping-number 1 3 (config-if)# atm pvp 0 100000
4 (config-if)# pvc 0/32 5 (config-if-atm-pvc)# cbr 100000 6 (config-if-atm-pvc)# exit
7 (config-if)# ip address 192.168.10.1 255.255.255.0 8 (config-if)# no shutdown
9 (config-if)# exit
表
6-11 本装置Aの定義解説
[定義内容の表示]
!
interface atm0/0 no shutdown
range pvc 0/32 15/2047 vp-shaping-number 1 atm pvp 0 100000
pvc 0/32 cbr 100000 exit
解説番号 解説
1 NIF番号0,Line番号0にATM回線を定義します。
config-ifモードに移行します。
2 VPIの範囲を0〜15,VCIの範囲を32〜2047に設定します。vp-shaping-numberに1を指定します。
サービスカテゴリパターンをcbr-cbr-ubr-ubr(デフォルト)に指定します。
3 VPI値=0およびピークセルレート100Mbpsを定義します。
4 本装置A−本装置B間のVCを定義します。VPI/VCI=0/32です。
config-if-atm-pvcモードに移行します。
5 サービスカテゴリCBR,ピークセルレート100Mbpsのトラフィッククラスを定義します。
6 config-if-atm-pvcモードからconfig-ifモードに戻ります。
7 NIF番号0,Line番号0にインタフェースとしてIPアドレス192.168.10.1,サブネットマスク 255.255.255.0を定義します。
8 当該インタフェースの閉塞を解除します。
9 config-ifモードからconfigモードに戻ります。
6. ネットワークインタフェースの設定例
ip address 192.168.10.1 255.255.255.0
!
●本装置
Bの設定
[コマンドによる定義]
1 (config)# interface atm 0/0
2 (config-if)# range pvc 0/32 15/2047 vp-shaping-number 1 3 (config-if)# atm pvp 0 100000
4 (config-if)# pvc 0/32 5 (config-if-atm-pvc)# cbr 100000 6 (config-if-atm-pvc)# exit
7 (config-if)# ip address 192.168.10.2 255.255.255.0 8 (config-if)# no shutdown
9 (config-if)# exit
表
6-12 本装置Bの定義解説
[定義内容の表示]
!
interface atm0/0 no shutdown
range pvc 0/32 15/2047 vp-shaping-number 1 atm pvp 0 100000
pvc 0/32 cbr 100000 exit
ip address 192.168.10.2 255.255.255.0
!
6.3.2 ATM メガリンク接続,中継ネットワークを複数の IP サブネット
に分割し,センタで拠点通信を中継する
(1) 設定内容の概要
ここでは隔地のセンタ−拠点間の通信が中心のネットワークであって,拠点間のトラフィックが比較的少 ない場合のネットワーク例を示します。隔地のセンタと各拠点間に
ATMメガリンクサービスを中継回線 として利用します。拠点間のトラフィックが少ない場合のため,拠点間を直接相互に接続する中継回線は 契約しないで,パーシャルメッシュネットワークを構築し,拠点間通信はセンタで中継するものとします。
センタと各拠点間を接続する
VPを契約し,本装置ではこれに対応する
VCを設定します。ここでは,セ ンタと各拠点を接続する
VCは
1本ずつとする場合の例を示します。ATM メガリンクサービスは,契約し た固定の帯域を保証するため,本装置のトラフィック制御はサービスカテゴリ
CBRが適しています。
ルーティング上は
ATMネットワークを複数の
IPサブネットに分割します。その際,通信する拠点同士が 異なる
IPサブネット下に属すように
IPアドレスを割り当てます。ここでは,接続する相手ルータが他機
解説番号 解説
1〜6 <本装置A>の解説番号1〜6に同じ
7 NIF番号0,Line番号0にインタフェースとしてIPアドレス192.168.10.2,サブネットマスク 255.255.255.0を定義します。
8 当該インタフェースの閉塞を解除します。
9 config-ifモードからconfigモードに戻ります。
6. ネットワークインタフェースの設定例
(2) 構成図と設定条件
[構成図]
図
6-8 構成図[設定条件]
<ネットワークの環境>
センタ側拠点
Tokyoと各拠点
Osaka,Nagoya,Kyotoをそれぞれ接続するネットワークを構築しま す。中継回線として利用する
ATMメガリンクサービスは,拠点
Tokyoと拠点
Osakaとの中継用に
VPI=0で
80Mbpsを,拠点
Tokyoと拠点
Nagoya間に
VPI値
=1で
20Mbpsを,および拠点
Tokyoと拠点
Kyoto間に
VPI値
=2で
20Mbpsの帯域を契約したものとします。ATM メガリンクサービス 接続のために,次のポイントに注意します。
• atm clock internal
コマンドが未投入であること。 (デフォルト)
• atm sonet
コマンド未投入(物理層フレーム形式が
SDH(STM-1),空きセル形式が
ITU-T仕様
idle cell)であること。(デフォルト)
• atm pvp
コマンドで,契約したとおり
VPI値およびピークセルレートを設定する。
拠点間通信については,Osaka −
Nagoyaと
Osaka−
Kyotoの通信を
Tokyoで折り返し中継するこ とにより可能にします。また,Nagoya −
Kyotoでは通信しないものとします。この場合,ルーティ ング上は,ATM ネットワークを
Tokyoと
Osakaのインタフェースを含む
IPサブネットと
Tokyoと
Nagoya,Kyoto
を含む
IPサブネットに分割します。ここでは,接続する相手ルータが他機種である
場合にも可能な設定とするために,次のポイントに注意します。
• ip destination-address
コマンド未投入であること。 (デフォルト)
<本装置
Aの環境>
本装置
Aは拠点
Tokyoのネットワークとキャリアの
ATMネットワークの間に位置するエッジルータ
で,NIF 番号
0,Line番号
0に
ATMの
NIFが実装されています。
• range pvc
コマンドのパラメータ
vp-shaping-numberを
4に設定する。
6. ネットワークインタフェースの設定例
•
本装置
Bへの
VPI/VCI=0/32•
上記
VCで用いるトラフィッククラス:サービスカテゴリ
=CBR,PCR=80Mbps•
ルータ
Cへの
VPI/VCI=1/32•
ルータ
Dへの
VPI/VCI=2/32•
上記
VCで用いるトラフィッククラス:サービスカテゴリ
=CBR,PCR=20Mbps<本装置
Bの環境>
本装置
Bは拠点
Osakaのネットワークとキャリアの
ATMネットワークの間に位置するエッジルータ
で,NIF 番号
0,Line番号
0に
ATMの
NIFが実装されています。
• range pvc
コマンドのパラメータ
vp-shaping-numberを
1に設定する。
•
本装置
Aへの
VPI/VCI:0/32•
上記
VCで用いるトラフィッククラス:サービスカテゴリ
=CBR,PCR=80Mbps(3) 構成定義情報例
●本装置
Aの設定
[コマンドによる定義]
1 (config)# interface atm 0/0
2 (config-if)# range pvc 0/32 15/2047 vp-shaping-number 4 3 (config-if)# atm pvp 0 80000
4 (config-if)# atm pvp 1 20000 5 (config-if)# atm pvp 2 20000 6 (config-if)# pvc 0/32
7 (config-if-atm-pvc)# cbr 80000 8 (config-if-atm-pvc)# exit
9 (config-if)# ip address 192.168.10.10 255.255.255.0 10 (config-if)# no shutdown
11 (config-if)# exit
12 (config)# interface atm 0/0.1 13 (config-subif)# pvc 1/32
14 (config-if-atm-pvc)# cbr 20000 15 (config-if-atm-pvc)# exit 16 (config-subif)# pvc 2/32 17 (config-if-atm-pvc)# cbr 20000 18 (config-if-atm-pvc)# exit
19 (config-subif)# ip address 192.168.20.10 255.255.255.0 20 (config-subif)# no shutdown
21 (config-subif)# exit
表
6-13 本装置Aの定義解説
解説番号 解説
1 NIF番号0,Line番号0にATM回線を定義します。
config-ifモードに移行します。
2 VPIの範囲を0〜15,VCIの範囲を32〜2047に設定します。vp-shaping-number に4を指定します。
サービスカテゴリパターンをcbr-cbr-ubr-ubr(デフォルト)に指定します。
3 VPI値=0およびピークセルレート80Mbpsを定義します。
4 VPI値=1およびピークセルレート20Mbpsを定義します。
5 VPI値=2およびピークセルレート20Mbpsを定義します。
6 本装置A−本装置B間のVCを定義します。VPI/VCI=0/32です。
config-if-atm-pvcモードに移行します。
7 CBR,ピークセルレート80Mbps
6. ネットワークインタフェースの設定例
[定義内容の表示]
!
interface atm0/0 no shutdown
range pvc 0/32 15/2047 vp-shaping-number 4 atm pvp 0 80000
atm pvp 1 20000 atm pvp 2 20000 pvc 0/32
cbr 80000 exit
ip address 192.168.10.10 255.255.255.0
!
interface atm0/0.1 no shutdown pvc 1/32 cbr 20000 exit pvc 2/32 cbr 20000 exit
ip address 192.168.20.10 255.255.255.0
!
●本装置
Bの設定
[コマンドによる定義]
1 (config)# interface atm 0/0
2 (config-if)# range pvc 0/32 15/2047 vp-shaping-number 1 3 (config-if)# atm pvp 0 80000
4 (config-if)# pvc 0/32 5 (config-if-atm-pvc)# cbr 80000 6 (config-if-atm-pvc)# exit
7 (config-if)# ip address 192.168.10.1 255.255.255.0 8 (config-if)# no shutdown
9 (config-if)# exit
9 atm 0/0にIPアドレス192.168.10.10,サブネットマスク255.255.255.0を定義します。
10 当該インタフェースの閉塞を解除します。
11 config-ifモードからconfigモードに戻ります。
12 atm 0/0.1にサブインタフェースを設定します。
config-subifモードに移行します。
13 本装置A−ルータC間のVCの設定をします。
config-if-atm-pvcモードに移行します。
14 サービスカテゴリCBR,ピークセルレート20Mbpsのトラフィッククラスを定義します。
15 config-if-atm-pvcモードからconfig-subifモードに戻ります。
16 本装置A−ルータD間のVCの設定をします。
config-if-atm-pvcモードに移行します。
17 サービスカテゴリCBR,ピークセルレート20Mbpsのトラフィッククラスを定義します。
18 config-if-atm-pvcモードからconfig-subifモードに戻ります。
19 atm 0/0.1にサブインタフェースとしてIPアドレス192.168.20.10,サブネットマスク255.255.255.0を定 義します。
20 当該サブインタフェースの閉塞を解除します。
21 config-subifモードからconfigモードに戻ります。
解説番号 解説
6. ネットワークインタフェースの設定例
表
6-14 本装置Bの定義解説
[定義内容の表示]
!
interface atm0/0 no shutdown
range pvc 0/32 15/2047 vp-shaping-number 1 atm pvp 0 80000
pvc 0/32 cbr 80000 exit
ip address 192.168.10.1 255.255.255.0
!