抗寄生虫薬
抗微生物薬
抗ウイルス薬 抗菌薬 = 抗細菌薬
抗真菌薬
抗 MRSA
キノロン
ダプトマイシン
ポリペプチド
アミノグリコシド マクロライド
テトラサイクリン リネゾリド
など
β-ラクタム 外膜の傷害
細胞壁合成阻害
蛋白合成阻害 DNA合成阻害
細胞膜の傷害
グリコペプチド
殺
殺
殺 殺
殺
殺
静 静 静
抗菌薬の作用機序
95
抗菌薬は菌にとって毒である
①無毒化する
②毒が効かない体になる
④毒を取り込まない
③毒を吐き出す
なぜ抗菌薬が効かなくなる ? ~耐性機構
96
主な薬剤耐性機構
薬剤の標的
ペリプラズム ポーリン
④ポーリンの変異・減少
排出ポンプ 抗菌薬
②標的の変化 薬剤の分解
薬剤の修飾
①薬剤の 不活化
外膜
細胞膜
③薬剤の排出
β-ラクタム耐性
(β-ラクタマーゼ(ESBL、MBLなど))
アミノグリコシド耐性
(アミノグリコシド修飾酵素)
キノロン耐性
(突然変異による
DNAジャイレースの変化)
アミノグリコシド耐性
(リボソームの修飾)
β-ラクタム耐性
(PBPの変異:MRSAなど)
97
なぜ耐性菌が生まれたのか ? それは抗菌薬を使ったから
感染症を治したつもりで
実は新たな感染症を作り出してしまった
一次耐性と二次耐性
一次耐性:菌が本来有している耐性
緑膿菌は通常のペニシリンに対しては一次耐性
Candida kruseiは、フルコナゾールに対しては一次耐性
二次耐性:獲得によって得られた耐性
緑膿菌のMBLによるカルバペネム耐性→二次耐性 Candida albicansのフルコナゾール耐性→二次耐性
x
x x x
99
初めから耐性 一次耐性
(自然耐性)
耐性を獲得 二次耐性
鍛えられる
アイテムを手に入れる 耐性因子
プラスミド
緑膿菌 アシネトバクター
100
突然変異 耐性遺伝子獲得
耐性遺伝子 感受性
耐性
どうやって耐性を獲得するのか~耐性獲得機構
キノロン耐性など ESBL、MBL
アミノグリコシド耐性
耐性菌=薬に対して強い菌
鍛えられて強くなる
(遺伝子暗号の書き間違い = 突然変異)
アイテムを手に入れて強くなる
(耐性遺伝子の獲得)
耐性遺伝子アイテム プラスミド
どうして強くなるのか
?S83L TCG ⇒ TTG
Ser Leu
交叉耐性(交差耐性とも)
x
xに耐性になると、yにも耐性になる = 交叉耐性
通常はxとyに共通した耐性機序による
一般的にxとyが同系統の(≒同じ作用機序をもつ)場 合に起こりやすい
具体例(用語の使い方) キノロン耐性は、ジャイレー スの変異によることが多いため、キノロン同士で交叉 耐性を示す。
x x y
y
主な薬剤耐性機構
薬剤の標的
ペリプラズム ポーリン
④ポーリンの変異・減少
排出ポンプ 抗菌薬
②標的の変化 薬剤の分解
薬剤の修飾
①薬剤の 不活化
外膜
細胞膜
③薬剤の排出
β-ラクタム耐性
(β-ラクタマーゼ(ESBL、MBLなど))
アミノグリコシド耐性
(アミノグリコシド修飾酵素) キノロン耐性
(DNAジャイレースの変異)
アミノグリコシド耐性
(リボソームの修飾)
β-ラクタム耐性
(PBPの変異)
β- ラクタム系の耐性機構
β-
ラクタマーゼによる耐性が主流
(特にグラム陰性桿菌の場合)
PBP
の変異も重要(
MRSA、
BLNARなど)
ここが少し変わるだけで 抗菌作用が消失する β-ラクタム薬 分解されたβ-ラクタム薬
β-ラクタマーゼ
β- ラクタム系の耐性機構
アイテムゲット型
106
是非知っておいてほしい耐性菌
MRSA
(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)★★★
Clostridium difficile
CPE
(カルバペネム耐性腸内細菌科細菌)
MDRP
(多剤耐性緑膿菌)
MDRA
(多剤耐性アシネトバクター)
MDRTb
(多剤耐性結核)
PRSP(ペニシリン耐性肺炎球)
BLNAR(βラクタマーゼ非産生アンピシリン耐性インフルエンザ菌)
マクロライド耐性肺炎マイコプラズマ キノロン耐性淋菌
抗菌薬選択のポイント
抗菌スペクトル
副作用
• 目的の臓器/細胞への移行性
値段
• 狭域か広域か
• 原因菌に効くか
薬物動態
• 半減期
殺菌的か静菌的か
• バイオアベイラビリティ
G(+) G(-) 嫌気性菌 非定型菌
ペニシリン ×
セフェム ×
カルバペネム ×
キノロン
抗菌スペクトルとは
•
抗菌薬の守備範囲(どの菌に効くか)
•
同じ系統の薬剤は近いスペクトルを持つ
狭域( narrow ) 広域( broad )
ペニシリン
バンコマイシン など カルバペネム キノロン など
なぜ、スペクトルが重要か
?菌交代症
菌交代起こらない
x
選択性の高い抗菌薬
x(≒狭域)を使用
常在細菌叢の攪乱
y
耐性菌の誘導・選択日和見感染
菌交代症 選択性の低い抗菌薬
y(≒広域)の抗菌薬を使用
典型例は、
Clostridium difficileによる偽膜性腸炎
Clostridium difficile
静菌的・殺菌的の違い
時間 無治療
静菌的
bacteristatic
殺菌的
bactericidal
3Log以上 の減少
治療 開始
菌数
(LogCFU/mL)
選択毒性 とは
選択毒性
=対菌毒性
/対人毒性
菌に対する 毒性(抗菌力)
ヒトに対する 毒性(副作用)
毒 注意して 使用
無益 最適
無害
細胞内移行性が極めて悪い
⇒細胞内寄生菌に無効 β- ラクタムとアミノグリコシドは
細胞内移行性
バイオアベイラビリティとは
生体利用率 = 内服( 静注(
po)した際の利用率
iv
)した際の利用率
時間 濃度
iv po
時間 濃度
iv po Bioavailability
が
高い
Bioavailability