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抗菌薬耐性:事例

ドキュメント内 CYS041B (ページ 75-78)

B) アジア太平洋地域

3) 抗菌薬耐性:事例

・ NDM-1 (metallo-beta-lactamase-1) 遺伝子がニュー・デリー の水道から発見された。

・この遺伝子には薬剤耐性があることが分かった。

・ NDM-1 はある何種類かのバクテリアの遺伝子に含まれ、

運ばれる。

・もし、あるバクテリアがこの NDM-1 遺伝子を持つように なると、ほとんどあらゆる抗生物質に対抗することがで き、最後の抗生物質の砦と言われるカルバペネム系抗生物 質も効かない。

・ WHO は、この事態に対応する用意をするための国家計画 を策定するように求めたが、基本的なガイドラインを有 している 133 ケ国中わずか 34 ケ国しか対応していない。

・この問題では、監視を怠らないことが最も重要であるが

、 WHO の報告では、多くの国では、試験室の検査能力は

低く、基礎インフラも整備されていなく、監視し、予防す

るためのデータ・ベースも整備されていないという。

3) 抗菌薬耐性

・病原菌を保有した移民が移住してきたことやワクチンに 効かないものが出てきたため、はしかと結核がこれまで ほとんど発生を見なかった米国や英国で増えている。

・殺虫剤耐性がある蚤によって、マダガスカルでペストが 流行し、 119 人が発症し、 40 人が死亡した。

・アフリカでは、全ての抗生物質に耐性がある菌 super-bug が関係しているとされる腸チフスが流行する可能性があ り、 22 百万人が感染の危険にさらされている。

・東欧及び中近東の HIV 保菌患者から治療薬耐性結核菌が 発見された。

・カンボジア、ラオス、ミャンマー、タイ、ベトナムでア

ーテミシニンが効かないマラリアが出現した。

3) 抗菌薬耐性

・ β- ラクタム系抗生物質、カルバペネム系抗生物質、フル オロキノロン、アミノグリコシド系抗生物質といった主 な抗生剤が効かなくなり、結核やマラリア、 HIV などが 再蔓延しかねない可能性が出てきた。

・新しい、「スーパーバグ」によるパンデミックスという 世界的な感染流行が発生する可能性も高まっている。

・スーパーバグが広がった場合、これまでの抗生物質では 抑えられない。

・新しい抗生物質や新薬の開発が落ちている。

・主な製薬会社は投資効果が低いので、抗生薬関係の開発を ほとんど中止している。

・しかし、抗生薬開発は全く行われていないわけではなく

、ただ開発のスピードが落ちただけである。

ドキュメント内 CYS041B (ページ 75-78)

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