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情報提供する専門家と医薬品の分類

ドキュメント内 品川総合福祉センター薬について (ページ 65-107)

添付文書の見方

処方せん医薬品 一般用医薬品

(どう違うの?)

一般用医薬品は「くすりの説明書」を読 んで、正しい使い方をしましょう

1回にどの位の量を

(何錠・カプセル何個)

服用すれば良いのか?

そのくすりはいつ服用すれば 良いのか?

くすりの使い方で注意する ことはあるのか?

副作用、飲み合わせには

どんなものがあるのか?

くすりを正しく使う (外箱)

用法・用量

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医療用・一般用医薬品の添付文書の違い

ジェネリック医薬品とは?

ジェネリック医薬品とは

•先発医薬品(新薬)

– 新効能や効果を有し臨床試験(治験)によりその 有用性や安全性が確認され、承認された医薬品

•後発医薬品(ジェネリック医薬品)

– 先発医薬品と有効成分と投与経路や規格などが 同一(生物学的同等性試験を行うが臨床試験は 省略)

– 1995年以降に発売された後発品は、溶出試験 が義務付けられている

先発医薬品の再審査期間あるいは特許期間が経過した後に発売 特許は原則20年、新しい剤形や適応症追加で延長

物質・製剤・製法・用途特許がある

ジェネリック医薬品の特徴

市場価値が高いほど品目が多い

•メリット

– 先発品に比べ価格が安い

(70%以下、但し価格差がない製品もある)

– 剤形の工夫ができる

•先発品には無い剤形の工夫

•新しい技術で製造(すぐ溶ける、味の工夫)

•デメリット

– 新薬と全く同じではない

•添加物が異なる(アレルギーの原因)

•溶出試験などの違い(血液に入る濃度が新薬と異なる)

•製造メーカーの格差

– 安全性情報などの情報提供が少ない (新薬の情報を流用)

– 新しい薬剤に後発品はない (医薬品として開発が古い)

薬を服用・使用してもらうために 患者個々に合わせた剤形選び

ジェネリック医薬品も使いよう

錠剤 液剤 散剤

ジェネリック医薬品を 使用するためには?

★診察のとき

ジェネリック医薬品を使 用したい旨を医師に伝え る。

★保険薬局に処方せんを出しジェネリッ ク医薬品に変更できるかたずねる。

●患者さん

ジェネリック医薬品は 選択できる

●ジェネリック医薬品を選ぶのは患者 さん自身です

●薬剤師は薬学的なデータを確認し、

患者さんに推奨することができます

★判断する材料

・一部負担金をできるだけ少なくしたい

(医療費抑制に貢献したい)

・服用しにくい

・取り出しにくい

ジェネリック医薬品に 変更できない!とは

●該当するジェネリック医薬品なし

先発医薬品の特許が切れていない

●すでにジェネリック品が使用されている

違うジェネリック品医薬品に変更も可能

●ジェネリック医薬品に変更すべきではない場合 もあり

製品を切り替えることにより身体に大きな影響を与える可能性

があるもの

・ 効果を表す範囲の狭い医薬品

(強心薬・抗喘息剤・抗てんかん薬 etc)

・製品によって溶出量/時間の変わるもの

(ステロイド外用薬・エアロゾル・ホルモン)

・治療上、変えるべきではないという医師の判断

ここに変更不可の印(「レ」印など)が ある場合は、ジェネリック医薬品へ 変更することができない。

諸外国の例にならい、処方せ ん様式を変更

して、医師から 処方された医薬品ごとにジェ ネリック医薬品への変更の可 否を明示するようにする。

ここに変更不可の印(「レ」印など)が 無い場合は、保険薬局でジェネリッ ク医薬品へ変更することができる。

テノーミン錠50mg 1錠 ノルバスクOD錠5mg 1錠 1日1回 朝食後 7日分

【般】 ファモチジン錠20mg 2錠 1日2回朝食後・就寝前 7日

医師署名

※ この欄を追加

一般名処方の場合、保険薬局 でジェネリック医薬品又は先発 医薬品を選択可

処方せん様式の変更

Q. 1

先発品からジェネリックに切り替えたところ、それ まで得られた効果が得られなくなったことがあった。

どうしてそのようなことが起こるのか?

A. 1

医療現場から、先発品⇒ジェネリック、ジェネリック⇒先 発品に切り替えた場合に、それまで得られた効果が得ら れなくなったとの報告がなされることがあります。これら は、プラセボ効果や切り替え効果によるケースもあると 思われますが、いずれにせよこうした事例については、

「ジェネリック医薬品品質情報検討会」における科学的検

証の対象になります。

解説

ジェネリックは承認審査の際に、品質・有効性・安全 性が先発品と同等であることが確認されています。

医療現場においても先発品⇔ジェネリックに切り替えた時に薬 の効果が得られなくなった経験のある医療関係者がいるのも事 実。

プラセボ効果

切り替えによる心理的な効果

症状の悪化

医薬品に対する耐性獲得

Q. 2

厚生労働省は、なぜ一般名処方を推進するのか?

A. 2

一般名処方により、お薬の銘柄をしなくても、

その成分を含むお薬の選択が可能になり、ジェ

ネリックの推進もしやすくなりました、

解説

ジェネリックの特徴として、1つの成分に対して多数の銘 柄が発売されていることが多いという点が挙げられます。

ジェネリックを積極的に進めるためには薬局では 多くの銘柄を揃えなければなりません。

多数の銘柄を揃える必要がなく、薬局での負担は軽減 されます。また、積極的なジェネリックの推進につながり 医療費を抑制する事が出来ます。

一般名処方になると

かかりつけ薬剤師をもちましょう

商 店 街

大きな病院

門前型 薬局

ドラッグストア

(調剤併設)

住宅街

診療所

医療ビル

(医療モール )

薬局のいろいろ 面分業型 (かかりつけ)薬局

0 100 200 300 400 500 600 700 800

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0

昭和 47 49 51 53 55 57 59 61 63 平成 4 6 8 10 12 14 16 18 20 22 24 26

処方箋発行枚数

(百万枚)

医薬分業率(%)

※医薬分業率(%) = 処方箋枚数(薬局での受付回数)

医科診療 入院外 日数×医科投薬率+歯科診療日数×歯科投薬率 × 100

医薬分業率の年次推移

平成26年度 医薬分業率 68.7%

(平成4年)

診療報酬改定により 処方せん料を引上げ 55点74点

(昭和49年)

診療報酬改定により 処方せん料を引上げ 10点50点

(平成10年)

診療報酬改定により 処方せん料を引上げ 79点81点

・処方鑑査、疑義照会

・調剤

・薬歴管理・服薬指導

・調剤報酬の算定

・適切な医薬品の選択

・相談応需

・医療機関への受診勧告

処方せん調剤

在宅医療への参加 一般用医薬品販売

・薬剤管理指導計画の作成

・患者宅での服薬指導

薬局製剤

漢方薬

健康食品

介護用品・

ケアプランの作成 学校薬剤師

災害時医療

薬物乱用防止活動

薬局薬剤師の

主な仕事 雑貨販売 化粧品・

在宅医療とは通院が困難な患者さん

が、自宅で訪問診療や訪問看護、訪問薬 剤管理指導などを受けること。

在宅医療とは

厚生労働省の指針もあり、入院療養 から在宅療養へシフトしている。

訪問 訪問

薬剤師 医 師

飲まない(飲めない)理由 対応策

①残薬や併用薬が多くなりすぎ整理がつかな くなった為、飲めない。

残薬を重複や相互作用、併用禁忌などに留意し ながら整理する。

②何の薬か理解していない為、飲まない。 薬効を理解できるまで説明。またその理解を助け るための服薬支援する。

③薬の副作用が怖い為、飲まない 副作用について、恐怖心をとりつつ対応策を話し 合い、納得して服薬できるようにする。

④特に体調が悪くない為、飲まない。(自己調 整)

基本的な病識や薬識を再度説明し、服用意義を 理解していただく。

⑤錠剤、カプセル、又は粉薬が飲めない。

患者ごとの適切な服用形態の選択と医師への提 案。嚥下ゼリー、オブラート、簡易懸濁法などの導 入提案。

服用状況が悪い(残薬が出る)

主な理由とその対応策

残薬の原因

● 服薬することの理解不足

● 併用薬を含めた薬剤数の多さ

● 飲み忘れ(特に外出時や昼食後など)

● 頓服薬を飲まなかった

● 入退院などによる服用薬の変更

● 震災以降ストックしておきたい

など

【対応】

処方医に疑義照会を行い、A、B両方の 病院の処方薬を合わせて一包化し整 理。

これにより服用状況も改善。

患者Aさん(女性)

複数科を受診。多剤服用。訪問介護員は入っ ているが、薬は自己管理にて整理がつかない 状態。

A病院(心療内科) 処方薬 7種類 B診療所(内科) 処方薬 4種類

在宅訪問時に驚くほどの飲み残し が出てくることは多い。

残薬整理は訪問初期段階の最重 要課題。

残薬の確認と整理の実例 (長野県薬剤師会 事例)

出典:日本薬剤師会 在宅服薬支援マニュアルより抜粋

薬をまとめる:一包化

色・日にちの記 載で服用時点を

明確化

別包することで 調節ができるよう

にする

ホチキス止めなどで薬剤をまとめる 目が悪く

なって、薬 の色が判 別できな い。みんな 黄色に見え る。

ドキュメント内 品川総合福祉センター薬について (ページ 65-107)

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