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情報交流空間の拠点となる中核施設の整備

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2 現在までの中核施設検討状況

 メディアパークシティの中核施設が担う役割として,平成7年度以降様々な観点から検討されて きた。具体的には,メディアパークシティの「中核的機能,施設」として下記の4点が例示されて いる。

 今回,情報化社会の急激な進展や,技術の向上に基づく県民サービスのさらなる向上を目指し,

これら検討結果に基づくメディアパークシティの中核的機能と,本構想におけるサービスやシステ ムの運営管理等の中核的機能を検討することとした。

4.中核的機能,施設例

(1)機能,施設例 

『産業活動の核となり,人々が訪れ楽しむ,マルチメディア活動拠点』

●  ソフト制作機能:最前線のマルチメディアコンテンツ制作実現の場

・ 映像撮影用セット(素材の作成)

・ ライブラリ(素材の蓄積・提供)

   ・マルチメディア工房(コンテンツの作成)

●  研修・教育機能:マルチメディアコンテンツ制作の即戦力となる企業・自治体職員や 教員及び中高生等将来の人材育成の場

・ ソフト制作ワークショップ(人材育成の研修プログラム)

・ 簡易宿泊施設(ワークショップ期間の宿泊)

●  創り遊ぶ機能:子ども達がマルチメディアで遊びながら,創造性を育む場

・ 体験見学コース(マルチメディア工房・映像撮影セット等の体験・見学)

・ マルチメディアの展示館(技術史体験を含めた,マルチメディアの展示)

●  高等教育・研究機能:大学院・研究所等におけるマルチメディア技術・応用に関する 教育・研究の場

    ・マルチメディア大学院 等

(出典:メディアパークシティ事業具体化調査報告書:平成9年3月:茨城県,伊奈町)

     

なお,これらの機能の整備による効果として,メディアパークシティに整備される産業誘致地 区への産業誘致が図られるとしている。産業誘致のターゲットとしては,先端の情報・通信や映像 技術に関する中核的な企業・研究機関・研究所を中心に,民間の研修や制作・製造部門等のマルチ メディア関連企業を例示している。誘致ターゲットの候補例は,次表のとおりである。

誘致ターゲットの候補例

機能 施   設   内   容

研究 ○ マルチメディアに係わる国及び民間研究機関(バーチャルリアリティの研究等)

○ 住宅・セキュリティ部門等の民間研究機関 制作・製

○ システム開発(ハード・ソフト)のメーカー

○ マルチメディアソフト制作企業

○ 映像制作会社

商業施設 新たな商業・サービス施設(ショッパーズモール等)

研修 その他

○ マルチメディア関連の教育機関(大学院大学など)

○ 民間研修機関

○ 企業のデータセンター(防災バックアップセンター)

○ モデルサテライトオフィス

  (出典:メディアパークシティ事業具体化調査報告書:平成9年3月:茨城県,伊奈町)

3 メディアパークシティにおける中核的機能

(1)歴史公園「ワープステーション江戸」

 「創り遊ぶ機能:子ども達がマルチメディアで遊びながら,創造性を育む場」として,「株式 会社 メディアパークつくば」(第三セクター)が整備している。また,マルチメディア社会へ の入り口『マルチメディアの楽しさを浸透させる場』として,人材の育成のうち,啓蒙・普及を 行う施設として位置づけられており,楽しみながらマルチメディアを体験できる場,創造的な能 力を育てられる場,交流を通して内外に価値ある情報を発信する場として整備している。

 具体的には,素材の撮影を行う場として,ハイビジョン撮影に対応した江戸城等の撮影セット を整備し,加えて,マルチメディアに関する遊び場として,子供から大人までを対象とするマル チメディアの展示館として整備している。

(2)産業基盤としての中核的機能

 「ソフト制作機能:最前線のマルチメディアコンテンツ制作実現の場」として整備する。『マ ルチメディアにより,創造性を高める場』として整備し,産業誘致の円滑な推進への起爆剤とす る。

 この際,単に既存の企業を誘致するだけでなく,既存産業の構造改革を促し,インキュベーシ ョンを行う。

 このための機能として,以下の機能などの整備が考えられる。

ア デジタルコンテンツ収蔵機能

機能例

○ 歴史・時代劇のコンテンツ作成フィールドである歴史公園「ワープステー ション江戸」での撮影時のコンテンツのうち,必ずしも番組の中で使われてい ないが,今後活用が可能と考えられるコンテンツについて収蔵する。(但し,

意匠権等の問題について,十分検討しなければならない。)

○ 歴史公園「ワープステーション江戸」は,それ自体が優れたコンテンツで あるので,様々な季節,情景などごとに,本施設を活用して作成された映像,

写真等を収蔵する。

効果

○ 著作権管理等の処理を行うことで,素材ライブラリとして効果を発揮可能 である。

○ コンテンツ開発の拠点地域としての機能整備が図られる。

イ インキュベーション機能

機能例 コンテンツの作成の場として,デジタルコンテンツの作成,編集等の加工を行 う場(スタジオ)を整備する。

効果

○ セットの利用頻度の向上及びその周辺産業へも大きなインパクトが期待で きる。

○ 編集や仕上げをするポストプロダクションや,CG 制作を行うクリエイタ ーなど,小規模・少人数の数多くの企業等を集積することにより,新たな産業 のインキュベーションのきっかけとなりうる。

当面の方 策

当面の業務発生規模を確保するため,現在ある画像データ等のデジタル化を行 うことにより,作業担当者のスキルの確保・向上と事業としての成立の両方を 達成させる。

(3)人材育成としての中核的機能

 「研修・教育機能:マルチメディアコンテンツ制作の即戦力となる企業・自治体職員及び中高 生等将来の人材育成の場」として整備する。対象は,マルチメディアを専門的に指向しようとす る人たちとする。

 整備の考え方として,ある程度高度な機器を整備した施設を,自由に使用できる環境を作る。

この施設を核として,若く才能のある人材を集積させることにより,渋谷のビットバレーのよう な空間を意識的に作り出すことで,注目を浴び,投資を促進させることが肝要である。

ア コンテンツ作成・編集機能の整備

機能例 ソフト制作機能,最前線のマルチメディアコンテンツ制作実現の場として,開 放型のコンテンツ作成,編集機能等を整備する。

効果

○ コンテンツ作成・加工機能を整えることにより,デジタルクリエイトの核 地域という本構想地域における拠点都市としての位置づけを明確化できる。

○ 公的コンテンツの作成や教科書コンテンツのデジタル化のようなデジタル

コンテンツ作成の場の検討がなされていない。上記機能整備により,これにつ いても対応可能となる。

イ 専門学校等の誘致

メリット

デジタルクリエイトの拠点地域として位置づけが,より明確化できる。

先端的人材育成に当たっては,多大な費用がかかり,また,専門的な知識を持 った指導者の確保の困難性もあるが,これの克服が可能である。

克服すべ き課題

○ 施設誘因のための他地域との差別化が必要である。

○ 産業誘致機能との連携が必須である。

4 つくば情報交流空間における中核的機能

(1)整備の目標 〜3つの視点・4つの切り口〜

     

 21 世紀型の都市開発として,一般コンシューマ向けココココンンンンテテテンテンンンツツツツ,ソソソソフフフフトトトト開発,キャリア・家 庭内・産業用デバデバデバデバイイイイスススが一体となった情報化による地域づくりを考える。また,キーワードとなス る分野としては,コンシューマに近いベベベベンンンチャーンチャーチャーチャー企業,常磐新線沿線開発をにらんだマママーマーーケーケケッケッッットトト,ト デジタル情報技術を核とする新産業のイイイインンンキュンキュキュキュベベベベーーートートト,次世代技術の開発・実ト 実実証実証証実証実実験実験験験を考えるこ とにより,施設内容を提案する。

(2)つくば情報交流空間の中核施設の内容

 上記基本的な考え方,各部会からの提案に基づき,中核的機能整備の例として,下記4機能を 例示する。なお,本機能の整備にあたっては,前述の通り,メディアパークシティに設置するも のとする。

ア コンテンツをサービスするサーバ機能(情報発信センター)

機能 「Big Window」「Small Window」を実現する一元的な情報発信体制のための サーバ機能を実現するセンター施設を整備する。

効果 ○ 情報の輻輳,欠如への対応が可能である。

○ 効率的・効果的な「つくばWindow」が実現可能である。

イ タウンサービスセンター(都市管理センター)

機能 開発されている地域自体を一個の都市として一元的に管理する。

効果 豊かな住環境を永続的に担保していくとともに,それに伴うコストの低減化が 図られる。

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