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第 5 章 恒久居住許可

第 2 部 恒久居住許可の延長

第65条

(1) 恒久居住許可は無期限で延長が可能。

(2) 恒久居住許可の有効期間の延長は申請に基づく。

(3) (1)項に規定の恒久居住許可の有効期間の延長申請は、外国人の居住地を管 轄する入国管理事務所の所長に対し、恒久居住許可の有効期間終了の早くて 3カ月前から終了前の営業日までに申請が可能。

(4) (3)項に規定の恒久居住許可終了前に登録済みの申請は、申請処理が居住許可 の期間を過ぎてもオーバーステイとはみなされない。

(5) (3)項に規定の恒久居住許可の延長は、恒久居住許可終了日以降与えられる。

第66条

(1) 恒久居住許可延長は、保証人或いは責任者が申請データを記入し、第63条に 規定の要件と旧恒久居住許可カードを添付した上で申請する。

(2) 恒久居住許可延長申請を受理した入国管理事務所の所長は、下記のメカニズ ムを通じて、判断と助言を添えた上で地域事務所の所長に申請を引き継ぐ:

a. 要件の不備の確認

b. データ入力、書類のスキャン、申請印の印刷 c. 身分確認、データ検証

d. 現場の入国管理監督、入国管理事務所の所長或いは指名を受けた入国管理 官吏の判断に基づき必要な場合

e. 地域事務所の所長への申請書の署名 f. 文書のスキャン終了、及び

g. 手動及び/或いは入国管理情報システムによる地域事務所の所長への入国 管理事務所所長レターの送付

(3) (2)項に規定の申請書は、申請書を受理した日から7営業日以内に地域事務 所の所長に送付する。

(4) 地域事務所の所長は入国管理部長を通じ、下記のメカニズムにより、判断と 助言を添えた上で総局長に(3)項に規定の申請書を送付する:

a. 要件の不備の確認と検証

b. 入国管理部長を通じた地域事務所所長レターの署名 c. 文書のスキャン終了、及び

d. 手動及び/或いは入国管理情報システムによるレターの送付

(5) (4)項に規定の申請書の送付は、入国管理事務所所長のレターを手動及び/

或いは入国管理情報システムで受理してから3営業日以内に行う。

(6) 総局長或いは指名を受けた入国管理官吏は、下記のメカニズムを通じて恒久 居住許可延長の承認或いは拒絶を行う:

a. 要件の不備の確認、検証、研究

b. 恒久居住許可延長の承認或いは拒絶に関する総局長レターの署名 c. 文書のスキャン終了、及び

d. 手動及び/或いは入国管理情報システムによる総局長レターの送付

(7) (6)項に規定の恒久居住許可延長承認或いは拒絶レターは、手動及び/或い は入国管理情報システムで地域事務所の所長レターを受理してから5営業日 以内に行う。

第67条

(1) 入国管理事務所の所長は、下記のメカニズムを通じて、第66条(6)項に規 定の恒久居住許可延長承認或いは拒絶レターをフォローアップする:

a. 法規に基づく入国管理費用の支払い

b. 入国管理事務所の所長或いは指名を受けた入国管理官吏の承認

c. 面談、身分確認、データ検証、写真と指紋のバイオメトリックデータの採 取

d. 恒久居住許可カードの発行、外国旅券への恒久居住許可印の刻印と2年間 有効な再入国許可の記載

e. 入国管理事務所の所長或いは指名を受けた入国管理官吏の署名 f. 文書のスキャン終了、及び

g. 文書の引き渡し

(2) (2)項cに規定の面談は、総局長承認書を受理してから3営業日以内に行う。

(3) (1)項に規定の恒久居住許可延長は、面談を実施し、法規に基づく入国管理費 用の支払いを行ってから3営業日以内に行う。

第68条

(1) 申請或いは延長申請要件が不備なく受理される場合、入国管理事務所の所長 或いは指名を受けた入国管理官吏は、申請証明として申請受理証を供与する。

(2) 申請或いは延長申請要件に不備がある場合、入国管理事務所の所長或いは指 名を受けた入国管理官吏は、申請が取り下げられた旨を記載した返却証明と 共に、最初の機会に保証人或いは責任者に申請書類の返却を行う。

第3部

恒久居住許可の拒絶 第69条

(1) 恒久居住許可の供与或いは延長の拒絶は、入国管理事務所の所長或いは指名 を受けた入国管理官吏が行う。

(2) 第62条或いは第66条に規定の要件を満たすことができない場合、恒久居住 許可供与或いは延長を拒絶する。

(3) (1)項に規定の恒久居住許可供与或いは延長は、外国人が下記に該当する場 合にも拒絶される:

a. 入国禁止リストに名前が記載されている b. 渡航文書に偽造の疑いがある

c. 公衆衛生を脅かしうる精神障害或いは感染症にかかっている或いはインド ネシアで有効な道徳規範に反する行為を行う疑いがある

d. ビザ取得の際に不正な証明書を出した

e. 国際犯罪や組織化された越境犯罪に関与している疑いがある f. 公共安全や秩序を脅かしうる行動を示す

g. 外国の指名手配リストに入っている

h. インドネシア共和国政府に対する転覆行為に関与している疑いがある、

i. 国家に損害を与える政治活動に関与している疑いがある、或いは

j. 負担費用及び/或いは入国管理費用を支払わない、ただし法規に基づき支 払い義務が免除されている場合を除く

(4) (1)項に規定の恒久居住許可の供与と延長の拒絶は、理由を添えて書面で当 該外国人に伝える。

(5) 恒久居住許可の供与或いは延長が拒絶される場合、入国管理事務所の所長或 いは指名を受けた入国管理官吏は、外国人の外国旅券に刻印される“Exit

Pass”印の日付から7日以内に当該外国人にインドネシア領域を離れるよう命

じる。

(6) (4)項に規定の恒久居住許可の供与或いは延長が拒絶される場合、入国管理事 務所の所長或いは指名を受けた入国管理官吏は、検査を行い検査について検 査調書と意見記録に記載をした後、外国人の外国旅券或いは渡航文書に刻印

される“Deportation”印の日付から7日以内に当該外国人にインドネシア領域 を離れるよう命じる。

第4部

恒久居住許可の取り消し 第70条

(1) 恒久居住許可は、外国人が下記に該当する場合に取り消しが可能:

a. 法規に規定の国に対する犯罪行為を犯したことが立証された

b. 公共安全・秩序を脅かす、或いは脅かすと疑うに値する活動を行った c. 統合表明に違反した

d. 労働許可なく外国人労働者を雇用した

e. 恒久居住許可申請の際に不正な情報を出した f. 入国管理行政措置が適用された、或いは

g. 離婚により及び/或いは裁判所の判決に基づき婚姻関係を解消した、ただ し婚姻が10年以上の場合を除く

(2) 恒久居住許可の取り消しは、総局長或いは指名を受けた入国管理官吏からの承認 を得た後、入国管理事務所の所長或いは指名を受けた入国管理官吏が行う。

(3) 恒久居住許可の取り消しは、外国旅券への恒久居住許可取り消し印の刻印及び/

或いは恒久居住許可カードの抹消により行う。

(4) (3)項に規定の恒久居住許可の取り消しは、理由を添えて書面で当該外国人に 伝える。

(5) 入国管理事務所の所長或いは指名を受けた入国管理官吏は、検査を行った後、当 該外国人の外国旅券に刻印される“Deportation”印の日付から7日以内に恒久居 住許可を取り消された外国人にインドネシア領域を離れるよう命じる。

第5部

恒久居住許可の終了 第71条

(1) 恒久居住許可は、保持者が下記の場合に終了する:

a. 1年を超えてインドネシア領域を離れている或いはインドネシア領域に再 入国の意図がない

b. 5年目以降、恒久居住許可の延長を行わない c. インドネシア共和国国籍を取得した

d. 入国管理事務所の所長或いは指名を受けた入国管理官吏が許可を取り消し た

e. 国外追放措置が適用された、或いは f. 死亡した

(2) 恒久居住許可は、保持者が下記に該当する場合にも終了する:

a. 出身国に帰国し、インドネシア領域に再入国の意図がない、或いは b. 出身国に帰国し、保持する再入国許可の有効期間を超えるまで戻らない

第72条

(1) 恒久居住許可を保持する外国人がインドネシア領域を離れ再入国の意図がな い場合、恒久居住許可カードを引き渡し、発行した入国管理事務所に居住許 可終了のための報告を行うこと。

(2) (1)項に規定の報告は、保証人或いは責任者が申請データを記入し、下記の 要件を添付した上で、居住許可の有効期間終了前に終了レターを提出してこ れを行う:

a. 恒久居住許可カード、及び b. 正当かつまだ有効な外国旅券

(3) (1)項に規定の終了は、下記のメカニズムを通じて入国管理事務所の所長或 いは指名を受けた入国管理官吏が行う:

a. 要件の不備の確認

b. データ入力と申請印の印刷 c. 書類のスキャン

d. 恒久居住許可カードの回収、外国旅券への恒久居住許可カード返却印の刻 印

e. 文書スキャン終了、及び f. 文書の引き渡し

(4) (3)項に規定の恒久居住許可が終了した外国人は、外国旅券に刻印された

“Return Of Immigration Document”印の日付から7日以内にインドネシア領域 を離れること。

(5) (3)項に規定の刻印は申請を受理してから3営業日以内に行う。

第73条

(1) 恒久居住許可を保持する外国人がインドネシア領域外におり、インドネシア 領域に再入国する意図がないのに居住許可がまだ有効である場合、保証人或 いは責任者は、居住許可を終了するために、発行した入国管理事務所に報告 を行う義務を負う。

(2) 恒久居住許可を保持し、インドネシア領域外にいる外国人で、居住許可が終 了してインドネシア領域に再入国をする場合、入国検査場の入国管理官吏に 恒久居住許可カードを返却することが可能。

(3) 恒久居住許可を保持し、1年を超えてインドネシア領域外にいる外国人がイ ンドネシア領域に再入国をする場合、当該外国人の恒久居住許可カードは、

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