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大規模災害発生時の公園の特性、立地状況等に応じた災害対応の考え方

(1)東高根森林公園の「震災時対応の考え方」に示す初動体制等への対応

平成23年3月11日の東日本大震災を本公園で体験した事を踏まえ、園内施設の危険 個所の確認、避難の呼びかけ、現場では来園者へ刻一刻変化する情報の提供等について、

現場での臨機応変な対応が必要であることを認識し、初動体制を確立します。

ア.初動時の配備体制

①「川崎市宮前区で震度5弱以上または東海地震注意・予知情報」または「県内どこ かで震度5強以上または大規模な災害が発生」した場合

・来園者の安全を確保するため以下の体制を確保し、平成 26 年 7 月 30 日通知の「災害 時に備えた連絡体制について」及び安全対策マニュアルに沿ってただちに初動時対応 を開始し、園内放送による注意喚起等を実施し、園内パトロ-ル後に開始時刻と結果 を時間に関係なく報告します。

・グループ構成員の㈱三宝緑地とあらかじめ連絡体制を整え、緊急時の不測の事態に備 えます。グループ構成員の㈱三宝緑地は、本公園まで5.5kmの近隣に位置してい るため緊急時には、㈱三宝緑地の社員や車両・機械等の支援体制を確保します。

管理事務所初動体制

②「川崎市宮前区で震度4の地震が発生した場合」

・勤務時間内:上記①同様、平成 26 年 7 月 30 日通知の「災害時に備えた連絡体制につ いて」及び安全対策マニュアルに沿ってただちに初動時対応を開始し、園内放送によ る注意喚起等を実施し、園内パトロ-ル後に開始時刻と結果(有無にかかわらず)を川 崎治水センターへ報告します。

・勤務時間外:翌朝早朝パトロールを行い、8:30 までに同様な報告をします。

29 イ.震災時対応の各係の時系列別の対応

〔初動時①〕管理事務所初動体制確立

地 震 発生 から 3時 間 後 まで

統括責任者 次席責任者 連絡係 支援係 パトロール係

所長 副所長 維持管理主任 スタッフ 維持管理副所長 スタッフ

●県等か らの指示

・横浜川崎 治水事務 所川崎治 水センタ ー、川崎市 対策本部と の連絡・調

・初動体制 を確立し、

各係へ役 割を指示

●関係機関 への連絡

・緊急時連 絡先(警察、

病院、消防、

警備会社、)

と適宜情報 交換

●BCPに基 づく業務継

・本部と現状 の共有を図 り、本部の策 定したBCP

(事業継続 計画)の基 づき業務継 続体制を整 える

●県へ初動体 制報告

・地震発生から 30 分以内に(夜 間は到着後速 やかに)川崎治 水センターに初 動体制等を報

衛星電話での 内外への通信 機能の確認

・地域防災拠点

(向丘中)との 連絡・調整

・避難所(南原 小、長尾小、

向丘中)との連 絡・調整

●情報収集、園内に情報伝達

・TV、ラジオ、インターネットなどで情報収

・園内売店と連絡を取り、被災状況、避難 誘導などの情報を共有し、対応を調整

●パークセンターの安全確認と機能回復

・建物本体と設備の安全、稼働状況を施 設台帳を基に作成したチェックリストに より確認

・電力、通信機能、水等を確保

停電時は県より貸与された自家発電機の 稼動、備蓄した燃料や電池の在庫確認 備蓄している飲料水等の確認、配給準備

●負傷者への応急措置

・応急措置の実施

・更なる手当が必要な場合、市の救護拠 点等への行き方を教え、周囲の方々に随 行・搬送を呼びかけ協力を得る

・必要に応じて救急救命研修の範囲内で の対応を行う。

●園内巡視開始

・平常時に活用して いるハザードマップ の中の重点点検個 所を中心に巡視し 的確に伝達する。

来園者への注意喚 起、避難誘導を行 う。

トイレの利用が可能 かを確認する

情報収集はパトロ ールにより行うこと が望ましいが、スタ ッフの安全を考慮 する。

〔初動時②〕園内パトロール、避難誘導

地 震発 生 から 3時 間 後ま で

統括責任者 次席責任者 連絡係 支援係 パトロール係

●スタッフ 情報の把

・園内の情 報を把握し 遂次県に 報告できる 体制を整え

●園内状況 の収集

・・園内パトロ ールなど緊 急対応につ いての実施 判断

・ハザードマ ップにて把 握した情報 を図面上に 取りまとめ、

立ち入り禁 止区域を把 握する。

●関係者安否 確認

・スタッフの家 族等への安否 確認を行う。

●来園者避難 誘導

・・災害の内容を 園内放送など でお知らせし安 全確保の呼び かけを行う。

●被災状況把握

・初動体制確立後1時間以内を目処に、被災 状況と利用状況を把握し、連絡係に報告

●立入防止措置

・主要園路や階段等をはじめ、危険箇所に即 時の対応実施。グループ構成員の三宝緑地 へ人員要請し、人命に関わる危険区域、被害 拡大の恐れがある区域等に、バリケード設置等 で立入防止措置を行う。

●来園者避難誘導

・自宅や避難所への移動が危険な場合等は、安 全の確認された広場等で様子を見るように誘

・パークセンターの安全確認を行い、高齢者、

障がい者、乳幼児等の要援護者を優先して、

室内への誘導を行う。

・周囲の道路状況等を伝達

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〔緊急時〕応急対策業務

地 震発 生 から 3日 間

統括責任者 次席責任者 連絡係 支援係 パトロール係

●利用の 制限

・安全が確 認できない 施設は利 用制限を 行う、

●救助・救 援活動への 支援

・現場の状 況により、来 園者(滞留 者)や車両 の立入禁止 区域を設定 する。

●BCPに基 づく業務継

・必要に応じ て本部から の人的サポ ート等の支 援を受ける。

●被災状況、体 制等の状況 報告

・初動時報告後 は、原則として 午前と午後に 各1回の報告 を行う。

・日没までに職 員の泊込み体 制の有無等を 報告する。

・スタッフの家族 への安否確認 と泊込体制の 了解の確認を 行う。

●来園者(滞留者)対応の 継続

・負傷者への救急措置を 継続する。

・放送、掲示等により、交 通機関の状況や避難所・

救護拠点等への移動経 路などの情報提供を行 う。

・状況に応じて、室内に要 援護者や女性の専用ス ペース(安心して着替え や授乳できる空間)を設 置する。

・川崎市と連携を取り、飲 料水等の配布を行う。

●応急対策・利用者(滞留者)対応 の継続

・危険度、被害拡大の緊急度の高 いものから順次、対策を充実強化 させていく。

・来園者(滞留者)の状況に応じ て、必要な公園施設(休息用施 設、トイレ、夜間照明等)を使用で きるようにする。

・断水している場合のトイレの水の 確保については、池の水を活用 する。

・近隣住民との情報交換し、地域の 交通機関の状況、避難所への徒 歩経路などの情報を提供する。

〔復旧・復興時〕

地震 発 生か ら 4日 後以 降

統括責任者 次席責任者 連絡係 支援係 パトロール係 職員の体調や公園施設の利活用状況等に応じて、県横浜川崎治水事務所川崎治水センターと調整の上、適時 通常体制に移行する。

●復旧・

復興活動 への支援 県の指示に従 い、駐車場を 開設し車両な どのスペース を確保する

・復旧・復興 活動の拠 点としての 利活用の 要請があっ た場合、県 川崎治水 センターか らの指示等 に応じて、

広場や園 路、その他 の施設を提 供する。

●連絡調整

・川崎治水セン ター、川崎市と の連絡調整

・必要な情報を 園内に放送、

掲示

●体制の維持

・当団体が使用する、燃 料・食糧の調達、本部の 人的支援により一時帰宅 を可能とする

・備蓄品の状況確認

●避難者対応

・帰宅困難が解消した後 に公園に滞留する避難 者への対応

・川崎市との連携により最 寄りの避難所への移動を 勧める。

・避難所に移動できない避 難者への対応を地元の ボランティアに協力を得

●安全確保

・余震対応、園内の安全確認、必 要な立入禁止等の対策の実施

●公園復旧

・三宝緑地(グループ構成員)やス タッフで行える簡易な復旧や緊急 施工すべき支障物の除去などは 速やかに実施する。

31 ウ.情報の連絡体制

・下記連絡体制図に基づき関係各所に正確な情報伝達を行います。また報告、連絡、相 談についても密に行い、指定管理者としての役割を果たします。

東高根森林公園の関係機関等への連絡体制図

(2)大規模災害発生時の公園の特性,立地状況等に応じた災害対応の考え方

・大規模災害発生時の本公園の特性、立地条件を踏まえた災害対策について、初動対応 を行う上で注意するべき項目として、木道、デッキや階段等施設の安全確認、崖地や 公園隣接地等の立地状況等を考慮した対応を行います。

・当団体が通常使用しているハザードマップを活用し、災害時の特性を考慮してスタッ フが的確に点検、注意喚起又は避難誘導を行い、必要に応じて立ち入り禁止処置を行 います。

特 性 対応項目

利用特性 ・来園者への注意喚起、避難誘導

放送設備がないため、注意喚起を行うスタッフを専任する

施設特性

・木道やデッキ施設の安全確認

・石積み擁壁や階段の崩落箇所確認

・遊具の使用禁止

立地特性 ・崖地の水の染み出し、亀裂、落石、倒木、土砂崩れ

・近接民家への倒木

横浜緑地㈱及び構成企業の

㈱三宝緑地は、「地震・風水 害・その他の災害応急工事に 関する業務協定」を神奈川県 と締結しており、「緊急通行 車両事前届出」による迅速な 災害対応を行います。

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