、 介
経口維持のための食支援 3 当施設で「口腔ケア」を導入する場合
≪観察視点やアドバイス≫
CW 「なかなか飲み込まず介助に時間がかかる」
ST 「送り込み困難なので車イスを倒してみたい」
PT 「ティルドの車イスを用意して試してみよう」
≪効果≫
①送り込みがスムーズになる
②食事時間が短縮された
③疲労が改善された
経口維持のための食支援 1
≪観察視点やアドバイスより≫
NM :体重減少があるので100kcal/日、付加したい CW :おやつを好む
ST :おやつの食形態を評価し、カロリーアップを図る。
PT
:以前より前屈が強い。飲み込みにくいのかな?DH :義歯の不適合による使用困難、舌でのサポートも 低下しているので食べることに支障をきたしている
CW:義歯安定剤が前と変わっていて外れやすい DH :家族に以前のクリームタイプをお願いしましょう
経口維持のための食支援 2
ST :常時、呻いている(NNN・・)ため、声帯が開き 誤嚥リスクが高い方です。
CW :食事介助時は 集中してもらうように 食べ物を見てもらい 口貯めしないように 注意していきます。
DH :一口量が少なすぎると 送り込めないので、
口貯めした場合は、一口追加し様子を 見ると良いですよ。
経口維持のための食支援 3
当施設で「口腔ケア」を導入する場合
・介護スタッフが日々実施できるよう 支援・管理にあたります
・ケア実践の前には 必ず申し送りを行い
必要な場合は 勉強会を開催します
・身近で直接ケアサポートを行うことも
心掛けている一つです
2016/8/30
3
「お母さんに義歯を入れ て欲しい❣」
「顔が違うし、目の輝きが 違うでしょう」
「抵抗はコミュニケーション 関わることが大切だよ」
義歯どうしよう 家族の思い
「拒否するので本人の意思 に反するのでは? 」
「経口していないのに、
何故義歯にこだわるの?」
「手を払うし、首や体を 反らせるし、危険では?」
スタッフの思い
1.義歯に対する認識は 無い。
口内認識は可能 2.自身で入れるよう 促せば可能。
(時間はかかる)
3.義歯装着すれば 吐き出しは無い 4.顔貌が保たれる。
歯科衛生士
1.普段の座位時は スタンダードの車イス可能 だが、頸部後屈や拒否時 全身の反り返りが みられるので リスク対応としては ティルチングタイプの 車イスが相応
理学療法士
口内認識は可能!
リスク回避できる ! では、どうする ?
介護スタッフ
「義歯装着し よう !!」
○○ 様 ご家族様
○○様義歯について 歯科衛生士 久場島
義歯の事を、忘れているようです。義歯を 近づけても、義歯を異物と思い拒否します。
●今後の支援
:義歯を使用したいとの要望に応え、取り組みます。
が、日によっては強く拒否する場合があります。
無理強いも良くありませんので その時は、中止とします。
状態をみて、使っていきます。
●歯科受診のお願い
:義歯が合わず落ちてきます。歯科受診が必要です。
安全のため、今ある義歯を修理してもらって下さい。
相談員より 家族へ説明 動画の確認
○○様の義歯についてのお願い
2016/3/9(水)久場島家族の要望もあり、座位時は義歯を入れることになりました。
手順) ①離床時、上下の義歯を入れる ②部屋に戻る際は取り外し 洗面台のケースで保管する。
※ 拒否がひどく、出来ない場合は
車イスに掛けたメモに日付を 書き込んで下さい。
※ 義歯の入れ方に関しては PC動画参照
宜しくお願いします。
DHより
スタッフへ
歯科衛生士は
口腔ケア実施スタッフの強力な協働者になる
・実際にケアを行う介護・看護スタッフの 知識・技術を充分考慮に入れる
・自から出してくれる貴重な意見は 何よりも尊重しています
•
実際にケアを行うスタッフがいかに受け入れ
ルーチンとしてケアを落とし込めるか
考慮しています
2016/8/30
4
医療者の歯科衛生士が「生活」をみる
・利用者中心に
・常時、介護する方の意見を取り入れ
・受け入れ可能なケアを立案する
・ケア実現のためケアプランに盛り込む
・カンファで互いの働きを確認する
・家族の思いに寄り添う
他職種協働のために~家族カンファ
お母さんが若返った!
ありがとう!
2016/8/30
1
「公益財団法人 在宅医療助成 勇美記念財団助成事業」
認知症高齢者の喫食につなげる口腔ケア支援研修会 たじま歯援隊 第3回研修会
平成28年9月4日(日)
養父市国民健康保険大屋歯科診療所 歯科衛生士 小西悦子
~ 在宅における喫食支援 ~
認知症での義歯装着支援の症例
対象者 : K氏(女性) 86歳 疾 患 名 認知症(発症時期不詳)
介 護 度 要介護3 日常生活自立度 C1 Ⅱb
身 長 149.7㎝ (身長推定式)
体 重 52.9Kg (BMI 22.7)
家 族 構 成 娘さんと2人暮らし(日中独居)
社 会 資 源 デイサービス 火 木 土
/W利用配食サービス 月 水 金 (昼食)
死亡
市外在住 キーパーソン
K氏同居
介護保険介入までの経緯
年 日 既 往 な ど
平成10~12年 左右股関節OP 平成16年 逆流性食道炎(改善)
平成21年頃 疼痛、歩行困難。整形外科受診。再手術せず経過観察 平成27年頃 疼痛あり這って移動
平成27年5月 転倒、動けなくなる
平成27年6月 排泄移動困難から差し込み便器の購入 ケアマネ介入、 介護保険認定
平成27年6月末 福祉用具搬入(介護用ベット ポータブルトイレ等)
平成27年7月 整形外科受診、股関節疼痛、今後も保存的に観察
お口は・・・
テーブル上に上下義歯放置
⇒使用状況不明 口腔状況を把握できずケアマネより診療所に依頼あり
・口 腔 状 況 左右上顎7残根状態 左下エプーリス
・食事時状況 義歯なく軟菜食を摂食
咀嚼不可能な固形物の吐き出し行為、食事時間延長。
・既存義歯装着
→上顎義歯、発語時落下
・安定剤使用食事状況
→ 咀嚼様運動あり吐き出し行為なし 食事時間短縮。
デイサービス:義歯安定剤使用での食事支援 在 宅 :義歯は未装着を継続 訪問診療
H27.7.14~ 義歯新調 H27.8.12 新製義歯装着 歯科衛生士初回訪問 H27.7月 デイサービス
H27 7月 H27 9月
口 腔 状 況 左右7C4 上顎左右残根上総義歯、下顎総義歯 左下エプーリス
義歯使用状況 未 装 着 装着(下顎義歯未装着時あり)
義 歯 状 況 不 適 安 定
義歯の介護力 乏 し い デイサービス利用時あり
食 形 態 軟 菜 食 軟 菜 食
食事時問題行動 咀嚼不可能な固形物の吐き出し有 なし(上下義歯装着時)
食 事 時 間 延 長 短 縮
歯科介入前と介入後の変化
ドキュメント内
配布資料:研修会第3回9/3〜9/4
(ページ 54-58)