第4章 公共交通活性化の戦略プロジェクト
第2節 戦略プロジェクトの概要
4 幹線バス路線の総合的な利便性向上
プロジェクトの内容
①わかりやすさ・利用しやすさの向上
1)バス路線図の表示
観光客などほとんどバスを利用したことのない人にもバスを利用しやすくするよう、
乗降客の多いバス停や観光案内所などに系統番号の入ったバス路線図の表示を図ります。
図4-2-17 金沢駅東口ターミナルのバス路線図
2)バスマップの作成
路線バスは、日ごろ利用していない人にとっては、どこを走っているのか、どこで乗 り換えればよいのかなど、わかりにくい点があります。系統番号や路線図などを掲載し たバスマップを作成し、市民や来訪者が気軽に利用できるよう利便性の向上を図ります。
■バスマップの作成例
近年、市民やNPOなどが中心となって、わかりやすいバスマップを作成する例が増え ています。岡山では「ぼっけいべんりなバスマップ」、広島では「バスの超マップ」、福 井では「ふくいのりのりマップ」、松江では「どこでもバスブック・バスNET」などが作 成されています。
図4-2-18 富山市おでかけバスマップ
3)バス情報システムの整備
路線系統が複雑なバス停や特に利用者の多いバス停では、行き先や発車時刻などを検 索できるバス総合案内システムの整備を検討するとともに、利用者の多いバス停では、
バスロケーションシステムの整備・更新を図ります。
図4-2-19 バス総合案内システム(埼玉・浦和美園)
②バス利用の快適性の向上
1)バス施設の整備
風雨を防ぐシェルター、バスの運行状況がわかる情報案内、ベンチ、路線図などの設 置を図り、快適にバスを待つことができるバス停の整備を図ります。
■整備のポイント
上屋の設置 快適に待てるように、上屋整備を図る
接近表示・路線図 シェルター内に接近表示、路線図などを設置し、待ちながら情報が 確認できるように改善を図る
デザイン 都市的で開放的なデザインなど、デザイン性の向上を図る
図4-2-20 バス施設の整備イメージ
■都心地区や運行頻度の高い路線から整備
都心地区や公共交通沿線居住推進地区、地域生活拠点、主要施設等のバス施設は優先 的に整備の推進を図ります。
優先1 居住推進地区
中心部のバス停
■整備優先順位(案)
都心地区内のバス停
(総曲輪・市役所前・西町等)
優先順位
1 公共交通沿線居住推進地区 のバス停(利用者大)
病院や学校など主要施設の 優先順位 バス停
2 地域生活拠点のバス停
優先順位 3
公共交通沿線居住推進地区 のバス停(利用者小)
2)ノンステップバスの導入促進
公共交通軸を形成するバス路線を中心にノンステップバスの導入を推進し、導入率の 向上を図ります。国においては、平成 22 年度までにバス総車両数の約 30%をノンステ ップバスとすることを目標としていることから、本計画においても同様の目標をめざし ます。
■ノンステップバス導入例
標準仕様は乗降口の広さ、床の高さ、車内の段差、手すりの位置、表示のわかりやす さ、車椅子用の装置などで決められています。
(扉間の通路を広くとり、窓を大きくすることにより、車内の閉塞感を緩和している)
図4-2-22 ノンステップバス車両
図4-2-21 バス施設整備イメージ
病院
学校 中心部
優先2 主要施設
優先1 居住推進 地区(利用 者大)
のバス停
公共交通軸 公共交通軸
優先3 居住推進地区
(利用小
公共交通軸 優先2 地 域 生 活 拠点
)
③イメージリーダー路線の整備
ポートラムの導入により鉄道へのイメージが一新されたように、バスのイメージを変え る車両やバス停を最も運行頻度の高い路線や利用者が多い路線、主要施設へアクセスする 路線を「イメージリーダー路線」として重点的に整備を図ります。
【イメージリーダー路線】
運行頻度や利用者が多い路線:笹津線、藤の木循環線など 主要施設へアクセスする路線:空港線など
【導入イメージ】
デザインの良い車両 バリアフリー対応の車内
快適なバス停上屋 バスの到着時間がわかる情報案内
導入スケジュール
H19〜H23(前期) H24〜H28(後期)
①わかりやすさ・利用しやすさの向上
1)バス路線図の表示
2)バスマップの作成
作成後は、継続的に改訂
3)バス情報システムの整備
②バス利用の快適性の向上
1)バス施設の整備
優先順位に基づき整備
2)ノンステップバスの導入促進
③イメージリーダー路線の整備
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