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空間系メディアではこの 10 年間やや増加はしているものの、地域間の格差は低い水準を 保ち続けている。空間系メディアはいずれも古くから存在する成熟したメディアであり、
普及状況、利用状況に大きな変化がないためである。
図 16 メディアグループ別発信情報量の変動係数
平成7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17年
総計 2.102 2.493 2.560 2.578 3.261 3.476 3.285 2.940 2.844 2.257 2.027 電気通信系 2.534 2.919 2.879 2.848 3.530 3.643 3.376 3.022 2.892 2.290 2.052 輸送系 1.949 1.945 1.936 1.879 1.841 1.773 1.782 1.749 1.735 1.716 1.703 空間系 0.911 0.913 0.915 0.917 0.919 0.927 0.931 0.935 0.940 0.944 0.953 度 変動係数
0.0 0.5 1.0 1.5 2.0 2.5 3.0 3.5 4.0
平成7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17年度
←
格 差 大
格 差 小→
総計 電気通信系 輸送系 空間系
選択可能情報量の変動係数をみると、総計に対し電気通信系メディアの占める割合が非 常に高いため、総計の変動係数は電気通信系選択可能情報量の変動係数とほぼ等しくなっ ている(図 17)。
メディアグループ別に見ると、電気通信系メディアの変動係数は大きいのに対し輸送系 メディアおよび空間系メディアの変動係数は小さくなっている。
時系列推移に注目すると、電気通信系では平成
8年度から平成
14年度まで一貫して増加 していたが、平成
15年度には減少に転じている。また、地域間格差は発信情報量における 電気通信系メディアの変動係数と比較して小さな値となっている。これは電気通信系メデ ィアの発信情報量では専用サービス(データ伝送)が大きなシェアを占めているが、選択 可能情報量ではインターネットが高いシェアを占めており、このインターネットの地域間 格差が専用サービス(データ伝送)ほど大きくないためである。つまり、専用サービス(デ ータ伝送)は企業や
IXなどの情報ハブが大都市を中心に集中しているため地域間格差が大 きく、インターネットはブロードバンドの全国的な普及により地域間格差が縮小している と考えられる。
輸送系メディアでは発信情報量と同様に変動係数は減少傾向である。
空間系メディアについては変動係数が増加がしており、地域間格差は拡大傾向にある。
映画館や各種イベントなどが大都市圏に集中しているためであると考えられる。
図 17 メディアグループ別選択可能情報量の変動係数
平成7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17年度
変動係数
0.8 0.9 1.0 1.1 1.2 1.3 1.4 1.5 1.6
平成7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17年度
←
格 差 大
格 差 小→
総計 電気通信系 輸送系 空間系
消費可能情報量の変動係数をみると、選択可能情報量と同様に総計に対し電気通信系メ ディアの占める割合が高いため、総計の変動係数は電気通信系メディアの変動係数にほぼ 等しくなっている(図 18)。
メディアグループ別に見ると、平成
8年度以降は電気通信系メディアの変動係数が最も 大きく、次いで輸送系メディア、空間系メディアとなっている。
時系列推移に注目すると、電気通信系の変動係数は平成
7年度に増加に転じ平成
13年度 まで上昇を続けている。平成
14年度には大きく減少し、その後も減少傾向にある。輸送系 メディアは平成
7年度までは電気通信系メディアより変動係数が大きいが、電気通信系メ ディアが大きく伸びているのに対して、一貫して低下しており地域間格差の縮小が見られ る。空間系メディアの変動係数は緩やかな増加傾向にあるものの、平成
7年度より他の
2つのメディアよりも常に低い変動係数で推移している。
他の情報量の変動係数と比較すると、輸送系メディアについては、発信情報量、選択可 能情報量、消費可能情報量の順に変動係数が小さくなっており、情報流通過程において地 域的偏在が小さくなっていることがわかる。つまり、東京をはじめとする集積地において 情報を生み出し、各地方に流通させるという構造が変動係数から見て取れる。
図 18 メディアグループ別消費可能情報量の変動係数
平成7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17年
総計 1.097 1.205 1.278 1.305 1.572 1.804 1.877 1.610 1.606 1.352 1.286 電気通信系 1.113 1.232 1.310 1.337 1.614 1.843 1.905 1.624 1.615 1.356 1.289 輸送系 1.157 1.155 1.140 1.139 1.126 1.116 1.112 1.097 1.087 1.077 1.074 空間系 0.905 0.905 0.907 0.909 0.911 0.919 0.923 0.928 0.933 0.937 0.947 度 変動係数
0.8 1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0
平成7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17年度
←
格 差 大
格 差 小→
総計 電気通信系 輸送系 空間系