厳しい財政状況を踏まえ、現在建替を行っている団地および用途廃止対象以外の団地
については、改善により延命化を図る活用手法を選択するとともに、借上公営住宅等と
いった民間活力のさらなる導入を推進し、老朽ストックの更新を図ります。
また、これらの整備にあたっては年度別の事業プログラムを設定し、計画的な事業の 実施を目指します。なお、事業着手については、既に建替途中の団地や老朽化が著しい 団地、その団地の需要等を勘案し、設定していきます。
また、建替や借上公営住宅等の新規建設の際には、耐震化の向上、入居世帯の規模に 忚じた住戸タイプの供給や設備性能の確保といった居住水準の向上を図るほか、駐車場 や駐輪場といった屋外附帯施設の適切な整備方針を検討します。
(3)住宅施策等と連携した公営住宅等の整備
①地区に忚じた団地整備
団地の整備にあたっては、市街地部では土地の有効活用の観点からまとまりのある団 地規模とし、郊外部ではゆとりある敷地の活用と周辺環境と調和した住環境の形成を図 り、地区に忚じた団地整備を目指すとともに、定住化促進の役割の一部を担っていきま す。
②まちなか居住の推進(借上公営住宅制度)
まちなかは、官公庁や商業施設等が集積し利便性が高い、中心部に人口を呼び戻す必 要性等の理由から、まちなか居住の重要性が高まっています。
芽室町ではまちなか居住推進の一環として、芽室町中心市街地住宅借上げ制度のもと 公営住宅の借り上げを実施しており、既に 3 団地 22 戸が借り上げられています。
今後も民間事業者の持つ企画力や技術力を導入した同制度を活用し、まちなか居住の 更なる推進を目指します。
図 59 借上げ制度の区域
資料:芽室町総合情報誌すまいる(2007.5)
③子育て世帯への支援検討
近年、北海道では、入居者を子育て世帯に限定し、子育てに適した間取りを持つ住宅 の整備を行うなど、子育て世帯に配慮した道営住宅の整備を推進しています。
芽室町においても、子育て世帯の需要を考慮したうえで、北海道との連携のもと、子
育て支援住宅の整備や子育て世帯の優先入居等、子育て世帯への支援策を検討します。
④新たなシルバーハウジングの導入検討
シルバーハウジングは、公営住宅における高齢世帯向けの住宅供給施策の一つであり、
高齢世帯が自立して安全かつ快適な生活を営むことができるよう、住宅施策と福祉施策 の密接な連携のもと、様々なサービスが受けられる住宅供給を推進しています。
しかし、従来の整備手法では専用設備に係る整備負担が大きいこと、LSA への負担 の集中、シルバーハウジング入居者に限定したサービス提供のあり方等について、課題 が明確になってきています。
北海道では今後、これらの課題に対忚した多様なシルバーハウジング供給手法につい て検討を進め、シルバーハウジングの新たな事業展開の枞組みを定めるとしていること から、芽室町においても、北海道との連携のもと、新たなシルバーハウジングの導入を 検討します。
図 60 シルバーハウジングの新たな枞組み
資料:北海道住生活基本計画
⑤公営住宅へ入居する障がい者の自立支援に向けた方策
障害者自立支援法の施行により、施設から地域へ居住の場を移行する障がい者にとっ ては、安心して入居できる住宅等の確保が今後大きな課題となります。
福祉部局や福祉施設等との連携のもと、公営住宅等へ入居する障がい者が安心して生 活できる環境づくりの支援を検討します。
⑥地域資源を活かした住まいづくり
十勝管内は道内最大のカラマツ面積を所有していることから、北海道十勝支庁ではカ ラマツの有効活用の取り組みとして「カラマツによる家づくり」を推進しています。
芽室町においても、カラマツをはじめとした良質な道産木材の有効活用について検討
し、公営住宅等における積極的な活用に取り組みます。
●目標 3
誰にでも優しい公営住宅等の整備推進
(1)誰もが住みよい暮らしを続けられる、ユニバーサルデザインによる住環境の形成 北海道が策定した「北海道住生活基本計画」(平成 19 年 2 月)において、現行のユ ニバーサルデザインは整備コストの増加などが課題視されていることから、公営住宅に おけるユニバーサルデザインの導入についての方針を見直し、市町村営住宅における導 入の促進を図ることを位置づけています。
芽室町においても、新規の公営住宅の整備にあたっては、北海道が作成した「ユニバー サルデザインの視点に立った公営住宅整備の手引き(安心居住のススメ)」に準じた整備 を行い、改良住宅・特定公共賃貸住宅の整備の際には新しいユニバーサルデザインの導 入を検討することとし、誰もが住みよい暮らしを続けられる住環境の形成を目指します。
図 61
通常の公営住宅と現行 のユニバーサルデザイン 公営住宅モデルプランの 比較
資料:北海道住生活基本計画
(2)既存ストックの居住水準の向上
平成 19 年度現在、公営住宅等 827 戸のうち、住戸内のバリアフリー化(住戸内の段
ドキュメント内
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