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平成21年度3R推進近畿ブロック大会 の開催結果について

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近畿地方環境事務所では、持続可能な社会の実現を 目指し、循環型社会の形成の推進を図ることを目的と して、毎年度「3R推進近畿ブロック大会」を開催し ています。

リユースカップは、ジュースを入れるのに適したサ イズとして540mlのものを5,000個準備し、ドーム内の各 売店で利用できるようにしました。また、回収ボック スは、回収率を上げるため、リユースカップに入れた ドリンクを販売する売店の近くを主として、52ヶ所

(内野26、外野26)に設置しました。

(2)リユースカップ利用の呼びかけ

①ポスター・のぼりの展示

ドームで、初めてリユースカップを導入すること から、来場者に対してリユースカップの利用と回収 を呼びかけるため、ポスター26枚とのぼり26本を、

入場ゲートを中心としてドーム内各所に設置しまし た。また、野球観戦を行いながら無意識のうちに3 Rを知っていただくため、平成20年度3R推進ポス ターコンクールの入賞作品のうち、20作品をカラー 印刷して掲示しました。

②電光掲示板及びマスコットキャラクターによる3 Rの普及啓発

野球観戦者に対して、攻守交代時にバックスクリ ーンの電光掲示板で、オリックス・バファローズの マスコットキャラクター「ネッピー」と「リプシー」

により横断幕でリユースカップの利用と回収を含む 3Rへの協力を呼びかけました。

電光掲示板やマスコットキャラクターは野球観戦 者に対して視認性、注目度が非常に高く、効果的な 啓発が出来たと思われます。

リユースカップ

回収ボックス

コンクール入賞作品

ポスター

のぼり

バックネット電光掲示板でのリユースカップ利用と回 収の呼びかけ

横断幕を持つネッピーと リプシー

横断幕 横360㎝×縦120㎝

(3)エコステーション設置及びアンケート

リユースカップの認知度を高めるため、「エコステ ーション」を入場ゲート付近の内外野通路2ヶ所に 設置し、リユースカップを何度も繰り返し使うこと で、ごみの削減やエネルギー削減につながることを PRしました。

また、リユースカップに対する意識を調査するた め、来場時に「アンケート(抽選付き)カード」を 事前に配付し、各入場ゲート付近に設置しているア ンケート記入場所でアンケートに答えて、エコステ ーションに提出すると、抽選会に参加出来る仕組み にしました。抽選では、オリックス・バファローズの スター選手のサイン入り風呂敷を目玉として環境関 連グッズを進呈しました。

アンケートの余白を利用して、リユースカップの 利点を掲載し、ジュースを飲む時には利用してもら うよう啓発しました。そのPRの効果もあってか、

5,000個のリユースカップはジュースのみに使用とい うことで、使い切るか懸念していましたが、すべて 使い切り、エコステーションに至っては長蛇の列が でき、ドーム警備スタッフが列整理の応援にかけつ けてくれるほどの大盛況となりました。

(4)その他の取組

事務所独自の取組として、内野側通路と外野側通 路にブースを設け、環境関連のパンフレット及び3 R普及啓発パネルを展示しました。また、環境クイ ズやコイン落としゲームを実施し、クイズ正解者に は、常に環境を意識して行動していただくよう「マ イ箸」を進呈しました。

環境クイズに正解するとコイン3枚が渡され、そ のコインを水槽の水面から落とし、水槽底の皿に入 ったら景品としてマイ箸がもらえ、入らなかったら クイズからやり直しという仕組みにしました。こち らも当日は、長蛇の列ができ、参加者の中にはコイ

ンが入るまで、何度もクイズからやり直す人もいま した。また、参加者からは「これから外出する時は、

このマイ箸を使います」との声を頂きました。

(5)アンケート結果

①洗浄して何度も使用する「リユースカップ」をご 存じでしたか?

リユースカップを知らなかったと回答した人が 70%あり、意外に認知度が低いことが伺えました。

リユースカップと言ってもほとんどの人が、どう いう物か分からないのが現状で、関係者が説明しな ければならない場面もありましたが、その分PR効 果も高かったと思われます。

②リユースカップと紙コップ(使い捨て)どちらが 使いやすいですか?

紙コップよりもリユースカップの方が使いやすい と答えた人が多い結果となりました。今大会では、

ごみ箱の設置場所に全てリユースカップ回収箱を設 置しているので、デメリットがあまり感じられなか ったと考えられます。リユースカップは使うことで、

ごみの減量に繋がり環境に良いことをしているとい う満足感があり、しかも、しっかりしていて使いや すいと感じたのかもしれません。

来場時にアンケート配付

エコステーション アンケート回収と抽選会

③洗浄して何度も使用するリユースカップを使うこ とに抵抗はありますか?

何度もくり返し使用するリユースカップでありま すが、「抵抗はない」との回答が74%と多く、消費者 の抵抗は少なかったという結果となりました。今後 の取組としては、抵抗はないとの回答がもっと増え るように、リユースカップの環境負荷削減効果だけ でなく洗浄方法や保管管理等の衛生面についてもP Rする必要があると考えています。

④リユースカップの取組について、どう思います か?

90%以上の方が「この取組を進めてほしい」とい う非常にうれしい結果となりました。リユースカッ プの環境負荷削減効果もPRした上で、導入したため、

理解が得られたのではないでしょうか。

(6)リユースカップ及びアンケート回収について 用意していた5,000個のリユースカップはすべて使 いきり、回収は4,019個、紛失数は981個で、回収率は 80.38%という結果になりました。デポジット制を導 入しなくても80%台の回収率となった要因は、会場 アナウンス、サイン掲示等の告知の効果もさること ながら回収場所を多く儲けたことが考えられます。

また、アンケートについては、配付枚数3,000枚に 対して、回収数は1,350枚であり、45%と回収率が低 い結果となりました。その要因としては、ドームス タッフにより開場時11時30分から来場者に対して 3,000枚のアンケートを配付したものの、ドームから の要請で、入場ゲート付近の混雑を避けるため、エ コステーションでのアンケート回収及び抽選会の開 始時刻を14時30分と、かなり時間の間隔を空けたこ とが考えられます。次回の課題としては、アンケー ト配付と、回収・抽選会を同時刻に開始する必要が あると考えられます。

【サテライト企画】

平成21年10月3日(土)及び4日(日)の2日間、

「京橋中央商店街」及び「天神橋三丁目商店街」にて、

同大会のサテライト企画を実施し、商店街の自主的 な3Rに係る取組を後押しました。

両商店街とも各店舗が協力し合い、環境にやさし い商店街をめざしていて、特に京橋商店街は「うき うきポイント」(「うきうきCARD」を発行して、お 買い上げ100円につき1ポイント追加、集めると特典 があるシステム)を利用して、アルミ缶回収等の環 境関連イベントも実施しています。

エコ商店街宣言タペストリー

ちんどんやによるパフォーマンス

各商店街が、「レジ袋削減・簡易包装の呼びかけ」

「マイバッグ、マイ箸運動」等の環境運動を推進して いくことを後押しするため、今大会をキックオフイ ベントとして位置づけました。

具体的な取組としては、一般の買い物客に理解し、

協力していただくために、各商店街による「エコ商 店街宣言」をし、タペストリーやポスター等で事前 に告知を行いました。また、初日には、「ちんどんや」

によるパフォーマンスでチラシを配りながら各商店 街を練り歩いてもらい、同大会等の宣伝をしました。

各商店街にエコステーションを設置し、その中で、

地元の環境NPOに協力していただき、使わなくな った新聞紙や包装紙を利用した「帽子」作りや、ビ ール等の空き箱を利用した「はた織り機」作りのリ ユース体験講座を実施しました。親子づれの参加者 等協力しあって、楽しみながら作ることが出来まし た。

また、近畿経済産業局、大阪湾広域臨海環境整備 センターと協力し、環境関連のパンフレット及び3 R普及啓発パネルの展示と、環境クイズやコイン落 としゲームを実施し、クイズ正解者には、常に環境 を意識して行動していただくよう「マイ箸」を進呈 しました。

各商店街とも多数の方が参加し、クイズの答えを 考えながら、3Rについて学んでいました。

その他も、モバイル・リサイクル運動として「不 要携帯電話リサイクル回収BOX」を各商店街に設 置しました。この回収運動は、大会終了後も各商店 街の運動として継続して実施します。

3.まとめ

例年3R大会は、近畿管内の自治体等が主催する環 境関連のイベントと連携し、同時開催という形をとっ てきました。しかし、今年度は発想を変えて、環境関 連のイベントに集まる環境問題に関心のある層ではな く、「環境問題に関心の薄い層」を対象として普及啓発 することをテーマに掲げました。

そこで、環境とあまり関係がなく、別の目的で人が 集まる場所として近畿を代表する「京セラドーム大阪」

で、プロ野球観戦者に対してリユースカップ導入試験 をメイン企画として開催しました。

そして、もう一つ「大会終了後も持続可能な取組と なること」もテーマとして掲げ、サテライト企画とし て大阪市内の二つの商店街にて、自主的な3Rに係る 取組を後押しました。

リユースカップの使用に関しては、アンケート結果 によると、「今までリユースカップを知らなかった」と いう回答が多かったものの、「この取組を進めてほしい」

との回答が圧倒的に多い結果となりました。これらの ことから、環境問題に関心の薄い層であっても、リユ ースカップの環境負荷削減効果を効果的にPRした上 で導入すれば理解と協力は得られることが分かりまし た。これは大きな成果だと思っています。

その他の意見の記載欄でも、好意的・協力的な意見 が多数を占め、環境問題に関心の薄い層を対象とした イベントとしては、普及啓発の効果は十分あったと考 えています。

また、サテライト企画についても、商店街が「エコ 商店街宣言」することによって、商店街で働く人や商 店街を利用する人達が自然に環境に配慮した行動をと るキッカケにはなったのではと考えています。

今後は、環境をあまり意識することなく、持続可能 な取組として、日常生活で3Rを実践していただける ような仕掛けを構築して行くことが、次への課題とな ると感じています。

エコステーション

リユース体験講座

不要携帯電話リサイクル回収BOX

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