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島 )

ドキュメント内 教化研究 No.02 (ページ 139-145)

A...430Hz 

をヲ

ため と考えられる︒

ユリの最後へ近ずくにつれ

Dの主力音で全体をつ

とである︒

更にかなり強くクレ

ッシェンドを続ける

つみ込むようになる︒

即ちこれが全体的にハルというこ 次に仰のヒンユリについて考える︒これは﹁

AtC﹂

の三

律から成る

速度は川のユリに比べかなりゆったり としながら﹁AとC﹂の二つの主力音

を平等に保

って

い る︒ゆっ

たりとしているため一音

一音

の引きの中でハリ

が表われていると考えられよう

︒二つの主力音を角ばっ

d内 ・ ( ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ・ ー ・ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑ ‑

f ̲ ̲  ...... 

=====v

,  一 一 一 一 一 一一一γ」一一L一一一一一一一一一一一一一ーす

つ い に な か あ 白

て表

現せ

ず︑

まるみをおびた技法を

ゆったりとしながらも特徴とする︒

後半より最終部では多少テンポが早

くなる︒ヒンユリとは︑ヒンユリを

表現しながらも次に出る音へのアプ

ローチの段階といった要素がある︒

ソリストは次の音を目標としながら

唄うのであってつまりはメラしてい

ることになる︒要するに時間的︑空

間的余裕があって初めて出来る技法

だと考えられる︒

この

ようなヒンユ

リは︑実は我々が随所で耳にしてい

るはずなのである︒特に日本の伝統

音楽の中にはいたるところに存在し

てい

︒一

例を上げるならば︑邦楽

の﹁勧進帳﹂の長唄がある︒

その

節に︑︒ついに泣かぬ弁慶も:

::

︒ ( 譜

ω )

という箇所がある︒これなどは

ヒンユリの連続である︒但し邦楽の

ユリ

には

一律・三律・五律と三種類 ヒンユリで歌うことで充分に感情を表現してい

るのである︒更には演歌の中にもそれが随所にみられる

のではないだろうか︒

ω

のユリ上げを考えてみる︒基本的には

ω

のユリがそ

のベ

l

スになっている︒但し異なる点は特にその後半部 あって

の連符の中にある︒

この連譜の中でも前半部と後半部は多少ちがう︒

この連符の前半部は﹁

A

tD﹂で入ってゆくが︑途中

より﹁HtDL

とな

っていることが図印で示してあるよ

うに︑下の立日がユリ上げられてしまっている点が異なっ

ている︒このようなことはすべて実唱してみないと理解

しにくい部分ではあるが︑ユリ上げるためにどうしても

しなくてはならない必然性の音が﹁A←⑪Lとな

って

まうことである︒仮に﹁AtD﹂でおし通すことは不可

能なことではないだろうが︑まったく味わいのない無表

情の音にしか聞こえてこないと思われるのである︒音が

‑130‑

音に引き寄せられるということは︑次の音を充分意識し

ている表われでもあり︑まさに必然性というよりは自然

なことなのである︒

このような点が特に声明の音楽性として他に類のない

四 智 讃 〈 縁 山 流 〉

句 飢 節 分 中 村 傘 之

F : ‑ (. ~ ~,,._,,~

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ユリ上げ 押 当 抑

‑‑‑一 一 一 F

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手 ユ 十 軒 手 歪

善 事

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一 一 一 一 ? ー " " " ' " 一 一 一 一 ー ー ー ‑ ー ー ー ー ー 一 一 竺 竺 竺

 II  O T T T TF・F・1""'1""1.

匡 宜 = = 富 国 ギャ ラ

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谷渡り

主ョ

L‑.ー ヨ当

‑‑ 目 ‑ ‑

表現と考︑えられる︒縁山声明とは譜面で表現しきれない

面があってまさに口伝によるところが大きいと考えられ

る︒但し︑その口伝の部分も出来るだけ譜面で表わすこ

とが出来るならば更に考察し説明出来うるのではないだ

ろうか︒従って墨譜・洋譜では詳細なニュアンスについ

ては表現しにくいのである︒今回の考察は

ω i ω

迄を考

察したわけであるが︑更に時間をかけて凶1

間並に同音

部分・他の声明を順次研究と解明を続けていこうと考︑え

ている︒

最後に縁山流四智讃の句頭部分を洋諸に記す︒これは筆者

‑132‑

のオリジナル採譜である︒

(本論文は平成二年度浄土宗教学布教大会における発表要旨

である

声明と音楽

( )

││縁山流声明の特色と紹介││

縁山流声明は︑

江戸時代に至って徳

川家の庇護のもと

に︑大原流声明を基調とした雄荘でしかも幽遠なはぎれ

よい独特の関東流声明となった︒

縁山流声明の博士を見ると︑﹁押﹂・﹁

当 ﹂

・﹁

由﹂

にそ

の 特色があるということができ︑また基本でもある

この

﹁押

﹂・﹁当﹂を基本として種々多様の技法が存在する︒

千葉満定編﹃

浄土宗法式精要

﹄(P

4)によると

HE

押︑律

押︑シ

ヤクリ押︑ナヤシ押︑

押上ゲ︑押下

ゲ︑

押込

︑︑

¥押

巻︑

あけがら当日目当︑律当︑軽当︑色当︑三

ツ当

二ツ当︑晩鳥︑

谷渡リ︑柳︑引込ミ︑由リ込ミ︑由リ返シ︑喰切リ︑

由リ

上ゲ

重由

重由︑知ラセ︑ナヤシ︑律ナ

イ 変 雄 辺

ハネ節︑毛抜合セ︑逆ソリ︑

二重ソリ︑ウキ︑カツギ下ゲ︑

大波

︑ 小波︑払

子下

リ︑切不切︑山︑大山︑三ツ山︑蝉︑呑節︑小由

段上

リ︑

三段上リ︑藤由り︑

以上四十七の技法がある

私が縁山声明の伝承者

・津田徳翁先生から稽古で習

ているのは︑現在のところ三十程である︒

﹁ 押

Lは︑音を強く発声することで︑洋楽でいえば︑

ヤシ

マク

リ アクセントをつけることである

( 図

1)

﹁ 当

Lは︑音を跳ねて一

瞬切り︑そして︑突きあたる ように強く発声する

︒(図2)

縁山流声明の入門というと︑﹁称讃偽﹂

・﹁

唱礼

﹂の

二曲

をあげることができる

︒こ

二つを修得してから︑﹁四智

讃﹂・﹁光明伽陀﹂(前伽陀)といういわゆる声明の稽古

に入る︒

﹁称讃偽﹂は︑初重・二重・三

重と

ある

が︑

初重をとり上げてみる︒出立回は双調︒まず︑南無阿弥陀 ここでは

仏に節をつけて四回唱え(

四念仏

)︑つぎに偽を唱える︒

句頭のか南無︒と︑︒阿弥︒の聞は﹁

切不

切﹂

︑︒

仏︒

では

﹁ 当

﹂がある︒

﹁切

不切

﹂は︑音は切っても息つぎはしな

いという唱法であり︑︒阿︒は﹁弱い当﹂のようになる︒

︒真報土︒のか土︒は﹁

七ツ押

﹂と伝ゑされているが︑

基本通りに﹁七ツ押﹂で唱えると︑縁山流の派手やかさ

がなくなり︑ぎこちなく聞こえるおそれがあるため︑実

際には﹁押・当・抑・当

・押

・当・押﹂のように唱えら

れることが多いようである︒

﹁浄土宗法要集﹄の﹁称讃偽﹂の譜である︒こ

のように唱えられていた時期もあったが︑現在では︑図

4に示した箇所を図4の博士でとなえている︒ 図3

は ︑

初心者にも理解しやすくしたのが図5の回旋譜である︒

図6は︑平成元年大本山増上寺式師会が創立二十周年記

念事業として︑縁山声明伝承者︑法儀司でもあられる津

田徳翁先生の実唱された声明を︑五線譜化して出版され

﹃縁山聾明集﹄の﹁称讃偽Lである︒

図1

a~ ....  ... 

v

F

, ・

ご〉

図2

F

・ ・ ・ ー ー ‑

圃・

1 、...・~ I  I 

a . .

  ' . . 、 ・ . (

.回 .... 

v I !E.  ‑ 一 ‑ 、 、 ー ‑ ー 〆

‑134‑

絡 殺

図 プ

一 二 一 ア フ

あ 明

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常 川

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1 品

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ドキュメント内 教化研究 No.02 (ページ 139-145)

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