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Community Messenger は身近な比較的規模の小さなコミュニティ内で行われる

コミュニケーションを支援するものである,さらに Gush Board はこうした小さなコ ミュニティの集団をさらに交流させる手段である.そして,My Pocketは個人がこうし た交流のための情報資源を引き出し,また交流の結果の情報を収集する,その収集した 情報をつかって再び Community Messenger での身近な小さなコミュニティに発信 する.このサイクルが繰り返されることで小さなコミュニティを含む大きなコミュニ ティ全体が活性化される.

今回は本学の知識科学研究科という限られた空間の中だけにこのシステムを適用 した.そのため,本研究科を超えた情報の流通は起こりにくかった.まだまだ各ツール には改善の余地が残るものの,今後の展開としては同じような規模の複数の組織に本 システムを適用することが考えられる.このとき個人化されているMy Pocketはさら なる利用価値をもつ.My Pocketをキーとして外部組織との接触が行えるからである. おそらく各組織によってGush Boardに蓄積される情報が異なり,My Pocketを持ち 別 の 組 織 か ら お と ず れ た ユ ー ザ ー に 新 鮮 な 情 報 を あ た え る.ま た,Community

Messenger で行われた対話公開ではなく,意図的なメッセージを蓄積し,公開できるタ

イプの Gush Board を構築することが考えられる.これを組織内のパブリックな空間

にとどめるのではなく,完全に公共化したものとして設置することで観光地や店舗な どを訪れた時にその場におとずれた人への情報提供やまた訪れた人同士のコミュニ ケーションに使用することもできる.

さまざまな場所に適応することで,My Pocket をもった個人があらゆる場所で簡単 に情報を入手し,またそれを身近なコミュニティに持ち込むことができる.こうしたサ イクルの規模を広げることでコミュニティはさらなる刺激を得て変化し,そのコミュ ニティに所属する人間にとってさらなる利益をもたらすことができる.

謝辞

本研究を行うにあたって,お世話になった多くの方々にこの場で感謝の気持ちを述 べさせていただきます.

指導教官である國藤進教授には本研究を進めるにあたって適切なご指摘や助言を 頂きました.副指導教官である藤波努助教授には日頃から有益なご指導と助言を頂き, 感謝しています.また金井貴助手,門脇千恵助手には親身になって相談にのっていただ き,大変感謝をしています.また,大変お忙しい中,システムのユーザーとなって頂い た,JAIST 知識科学研究科の院生及び研究者の皆様,及び,研究を支えていただいた,創 造性開発システム論講座の皆様にも感謝の意を記します.

最後にこれまでの学生生活を金銭的にも精神的にも支えてくださった両親に深く 感謝いたします.

参 考 文 献

[1] 松浦信彦,日高哲雄,岡田健一,松下温:VENUS:Interest Awarenessを支援したイ

ンフォーマルコミュニケーション環境,情報処理学会誌 Vol36 No.06- 05

[2] 杉山 公造:知識科学と知識創造ビルディングス,人工知能学会研究会資料 SIG-J-A003-3(12/15), pp.13-21, 2000.

[3] 西本 一志,山下 邦弘 ,杉山 公造:知識創造支援システムの構築構想,情報処理

学会・マルチメディア,分散,協調とモバイル(DICOMO 2000)シンポジウム,

pp256-264,2000.

[4] 松下温,岡田健一編著:コラボレーションとコミュニケーション,共立出版

[5] Office Walker:分散オフィスにおける偶発的会話を支援するビデオ画像通信シス

テム,情報処理学会論文誌 Vol.40 No2 pp642-651

[6] 亀井剛次, 吉田仙, 服部文夫:潜在的なコミュニティを可視化するコミュニティ形 成支援システム, 第12 回人工知能学会全国大会論文集, pp.434 - 435,1998 [7] 松原繁夫, 大黒毅, 服部文夫:語らい支援システム CommunityBoard 2: 話者, 話

題 , 時間, 評判の統合表示, 第13 回人工知能学会全国大会論文集,pp.167 - 170, 1999 .

[8] 岡本 昌之, 中西 英之, 西村 俊和, 石田 亨:`Silhouettell: 実空間での出会いに

おけるアウェアネス支援, 情報処理学会, マルチメディア・分散・協調とモバイ

ル(DICOMO'98)シンポジウム論文集, pp.701-708, 1998.

[9] 門脇千恵,爰川和宏,山上俊彦,杉田恵三,國藤進:情報取得アウェアネスによる組織 情報の共有促進支援,人工知能学会誌,Vol.14,No1,pp111-121,1999.

[10] 西村俊和,吉村隆明,八槇博史,石田亨:Community Viewer:携帯端末上でのコミュ

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[11] 中川健一,國藤進:アウェアネス支援に基づくリアルタイムなWWWコラボレー

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[12] 野中郁次郎,竹内弘高:知識創造企業,東洋経済新報社,1996

[13] 國藤進:知的グループウェアによるナレッジマネジメント,日科技連出版社,2001

[14] 澤瀬順一:知識コミュニティを活性化するインフォーマルコミュニケーションツ ールの開発,北陸先端科学技術大学院大学 修士論文, 2001 

[15] 岡田 謙一:グループウェアとCSCW,ヒューマンインターフェース学会誌, Vol.2

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[16] 小林薫,若江智秀,藤波努,國藤進:利用者位置情報を活用した共有情報へのアクセ

ス制御方法,第64回情報処理学会全国大会,2002

[17] Streitz N.A. et al.: Roomware for collaborative buildings: Integrated design of architectural spaces and information spaces,

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