第 4章 「史考ツール」を活用 した歴史的思考力を育成する授業の 実践 とその評価
③ 第 3時 小推館を中心に ,江 戸末期の開ロヘ至る外交政策を学目する
<目
標>
・ 幕 末 にお け る ロシア とア メ リカ の 日本 へ の接 近 に関す る歴 史 事象 の因果 関係 を考 察 させ る。
・ 推 論
,価
値 判 断・ 意 思決 定 に よ り,思
考・ 判 断 させ る。・
<展
開>
航
,プ
チ ャーチ ン来航,ク
リミア戦争。グル ープ
5は ,
日米和親条約締結, 日米 修好通商条約締結,領
事裁判権 の容認,関税 自主権 の喪失。
グル ープ内で
,各
人が歴 史事象 を分担す る。各人が歴 史事象 の事 実判 断 を行 い
,ワ
ークシー トに記入 した後
,生
徒用 タブ レッ トPCに
よ り事実判断 シー トに入力す る。ま と め 5
本時 の内容 を復習す る。
幕末 にお けるロシア とア メ リカの 日本 ヘ の接 近 に関す る歴 史 事象 を振 り返 らせ る。
時 学習活動 指導上の留意点・
ICT活
用導 入 5
前時 の学習 を振 り返 り
,本
時 のテーマ を把握す る。
教師用 タブ レッ ト
PCの
画面 をス ク リー ンに出力 して説明す る。展 開 4 0
【小推論】
各人が担 当 した歴史事象 をグループ内で 発表 し
,相
互確認 を行 う。その後,グ
ループが担当した時代の原因
,条
件,結
果 や時代の社会の意義 。本質を考える。各人が推論 を行い
,ワ
ー クシー トに記入 する。グループ内で
,意
見を交流 し,生
徒用 タ ブ レットPCに
よ リグループ としての意 見を小推論 シー トに入力す る。前時 と同 じグループ (1〜
5)で
作業 を進 め るよ う指示す る。生徒用 タブ レッ ト
PCと
デ ィスプ レイを 上手 く活用 し,グ
ルー プ内で確認 し合 う よ う指示す る。教師用 タブ レッ ト
PCに
よ り各 グループ の事実判断 シー トを集約 し,生
徒用 タブレッ ト
PCに
小推論 シー トを配布す る。教師用 タブ レッ ト
PCに
よ り各 グループ の小推論 シー トを集約す る。ま 本時の内容 を復習す る。 様 々な解釈があることを知 ることで
,歴
第
4章
「史考ツール」 を活用 した歴史的思考力を育成す る授業 の実践 とその評価と め 5
史解釈 の多様性 の一端 を確認す る。
④
第
4時
大推論 と価値判断・ 意思決定を中心に,江
戸末期の開国へ至 る外交政策を学 習する<目
標>
・ 幕末におけるロシア とアメリカの 日本への接近を俯敵的に理解す る。
・ 思考・判断 (推論や価値判断・意思決定
)す
ることで,様
々な考えに触れ,歴
史解釈の 多様性に気付 く。<展
開>
鳴 ̲墓 》。轟か。
(IIi藤'構 か
':IttI澪図Ⅳ
‑6
第3時 ,第 4時
で用いるワークシー ト時 学習活動 指導 上の留意 点 。
ICT活
用導 入
前時の学習 を振 り返 り
,本
時 のテーマ を把握す る。
教師用 タブ レッ ト
PCの
画面 をスク リー ンに出力 して説明す る。展 開
前時 まで に学習 した
,幕
末 にお けるロシ ア とア メ リカの 日本 への接近 に関す る歴 史事象 を再確認 し,小推論 の発表 を行 う。前時 までに行 つた事 実判断
,推
論 (小推論
)を
グルー プの代表者 に発表 させ る。第
4章
「史考ツール」を活用 した歴史的思考力を育成する授業の実践とその評価グループの代表者 は,事 実判断や推論(小 推論
)を
発表す る。(前時 までに学習 した歴史事象)
ラ ックスマ ン来航
,
レザ ノフ来航,フ
ヴォス トフ事件
,撫
仙令,フ
ェー トン号事 件,ゴ
ロー ウニン事件,異
国船打払令,モ リソン号事件
,蛮
社 の獄,産
業革命,アヘ ン戦争
,薪
水 給与令,マ
ンハ ッタン 号事件,ビ
ッ ドル 来航,ペ
リー来航,プ
チ ャーチ ン来航
,ク
リミア戦争,
日米和 親条約締結, 日米修好通商条約締結,領
事裁判権 の容認
,関
税 自主権 の喪失。【大推論 】
各 グル ープの推論 (小推論
)を
踏 まえ,グループで推論 (大推論
)を
行 う。クラス全体 で推論 (大推論
)を
確認 し,この時代 を俯腋的 に理解す る。
グループ内で
,意
見 を交流 し,生
徒用 タ ブ レッ トPCに
よ リグループ としての意 見 を大推論 シー トに入力す る。【価値判断・意思決定 】
「幕府 (国
)が ,海
外 との交流 を制限 し た政策 を ど う考 えるか。」 について,幕
末 にお ける 日本 を国際的 な状況 と結び付 けて考察す る。
各人が
,価
値判断・ 意思決定 を行 い,ワ
ー クシー トに記入 し
,考
えをま とめ る。グループ内で
,意
見 を交流 し,様
々な解 釈 があることを知 る。生徒用 タブ レッ ト
PCに
よ リグループ としての意見 を価値判断・ 意思決定 シー ト に入力す る。
グループの代表者 が発表す る。
生徒用 タブ レッ ト
PCと
デ ィスプ レイ を 上手 く活用 し,グ
ルー プ内で意見 を交流し合 うよ う指示す る。机 間巡視 によ り,
各 グループの意見 を把握す る。
教師用 タブ レッ ト
PCに
よ り各 グループ の大推論 シー トを集約す る。生徒用 タブ レッ ト
PCと
デ ィスプ レイ を 上手 く活用 し,グ
ループ内で意見 を交流し合 うよ う指示す る。机 間巡視 によ り,
各 グルー プの意見 を把握す る。
教師用 タブ レッ ト
PCに
よ り各 グループ の価値判断・意思決定シー トを集約す る。教師用 タブ レッ ト
PCに
価値判断・ 意思 決定 シー トー覧 を表示 し,ス
ク リー ンに 出力す る。生徒 の発表 に続 けて必要な説 明 を加 える。グループ内やクラス全体で様 々な考えに 触れることで
,歴
史解釈の多様性 に気付く。
ま と
め 本時 (本単元
)の
内容 を復習す る。 他者や他 グループの発表を踏 まえ,本
単 元で学んだことを振 り返 らせ る。第
4章
「史考ツール」を活用 した歴史的思考力を育成する授業の実践 とその評価図
F‑7
第4時
で用いるワークシー ト42.4実
践の手続き(1)実
践対象者実践対象は
,兵
庫県立T高
校環境建設工学科の第2学
年1ク ラス 38名 (男子 31名,女
子 7名
)を
対象 とした。(2)
実麟 期 平成28年
7月 〜9月t3)
●m「 EI目
実践前の生徒の日本史の授業に対する意識
,歴
史的思考力に対する意識,ICT機
器に対 する親和性を把握するため,そ
れぞれの事前評価項 目を設定した。①
日本史の授業に対する意識を把握する項目
‐日本史に対する意識を把握する項目として
,以
下7項
目を設定 したば項目1「日本史の勉● 輝 臨 銀 全 せ0,マ書 '
=●0お
藝 藤 '機 ''轟
'シ鐸
本は 〈
)の
方針を維持 しようと るも,列
数の五カか ら開国した。しか。当時の困難情勢が有利に働 き
,清
の場 とIよ違 つて く)は
免れた。そ》後
,幕
末の多くの人々の努力によつて,( )を
迎えることとなつた。第
4章
「史考 ツール」 を活用 した歴 史的思考力を育成す る授業の実践 とその評価強 は好 きである」
,項
目2「 日本 史の勉強 は大切だ と思 う」,項
目3「 日本 史の授業の内容 は よ く理解 で きてい る」,項
目4「日本 史の授 業で学習 した ことを普段 の生活 の中で,活
用で きないか考 えてい る」
,項
目5「日本 史の授業で学習 した ことは,将
来,社
会 に出た とき 何 かの役 に立つ と思 う」,項 目6「日本史の授業では,自 ら進 んで学習 しよ うと努 めてい る」,項 目7「 日本史 の授業 では
,友
達 と協力 して学び合 うよ うに努 めてい る」 の項 目について,[4:当てはま る
3:ど
ち らか とい えば 当てはまる2:ど
ち らか とい えば 当てはま らない1:当
てはま らない]の 4件
法で回答す る形式 で設 定 した。また
,項
目 1と 項 目2で
は,「
その理 由」 を 自由記述 で回答す る形式 で設 定 した。②
歴史的思考力に対する意識 を把握する項 目
歴史的思考力に関す る意識 を把握す る項 目として
,以
下5項
目を設定 した。項 目1「日本 史の授業では,学
ぶ 目的に合つた資料 (今勉強 している内容に関係す る当時の資料な ど)をもとに
,歴
史上の出来事を学んでいる」,項
目2「日本史の授業では,歴
史上の出来事 を 学ぶ とき,そ
の出来事の原因,条
件,結
果やその当時の社会の様子な どを考えている」, 項 目3「日本史の授業では,歴
史上の出来事について,自 分な りにその出来事の価値 (良い か悪いかなど)を
評価 (判断)し
て考えている」,項
目4「日本史の授業では,歴
史上の対立場面において
,そ
れぞれの立場の意見を理解 し,そ
れ について 自分が どう思 うかを述ベ ることができる」,項
目5「日本史の授業では,歴
史上の出来事に関す る様 々な主張やその 主張の流れ,背
後にある考 え方な どを批判的に見ている」の項 目について,[4:当
てはまる
3:ど
ち らか といえば 当てはまる2:ど
ちらか といえば 当てはま らない1:当
てはま らない]の 4件
法で回答す る形式で設定 した。③
:CT a3に
対する親和性 を把握す る項 目ICT機
器 に対する親和性 を把握す る項 目として,以
下6項
目を設定 した。項 目1「コンピ ュータや タブレッ トを使用 した授業は,分
か りやすいと思 う」,項
目2「自分が使 うことの できる,コ
ンピュータや タブ レッ トを持っている」,項
目3「自分が使 うことのできる,ス
マー トフォンを持つている」,項
目4「自学 自習において,コ
ンピュー タや タブ レッ トを使 用 している」,項目5「自学 自習 において,スマー トフォンを使用 している」,項目6「WindOws
の操作には慣れている」の項 目について,[1:は
い2:い
いえ]で
回答す る形式で設定 し た。①〜③をまとめ
,作
成 した調査票を作成 した調査票 を図Ⅳ‐8に
示す。(0
事後評価項 目実践後の生徒の 日本史の授業に対す る意識
,歴
史的思考力に対す る意識,「
史考ツール」全般に対す る意識
,「
史考 ツール」の各シー トに対する意識,授
業全体の感想 を把握す る ため,そ
れぞれの事後評価項 目を設定 した。①
日本史の授業に対する意識を把握する項目
日本史に対す る意識 を把握す る項 目として
,以
下7項
目を設定 した。項 目1「日本史の勉 強は好きである」,項
目2「 日本史の勉強は大切だ と思 う」,項
目3「日本史の授業の内容はよく理解できている」