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実験制御

ドキュメント内 JAIST Repository https://dspace.jaist.ac.jp/ (ページ 65-69)

第 III 部

6.4 マルチキャストを用いたデータ配布

6.4.1 実験制御

全体の制御手順を検討する。仮想ノードの起動、終了やアプリケーションの制御を行う 場合、個々の仮想ノードへ命令を直接送信すると、制御メッセージを全仮想ノードに送信 する必要があり、制御メッセージの送信にかかる時間が長くなる。それに伴い、実験の開 始、終了などの同期制御が困難になる。したがって、実証検証環境構築のような多数の実 ノードを制御する実証検証環境では、図 6.2の様に個々の実ノードにNode Agentプログ ラムを設置し、個々の実ノード上で動作する仮想ノードの起動・終了や実験対象のアプリ

Distribute virtual nodes Disk image Physical node preparation

Starting virtual node

Physical node start and startup check

図 6.1: マルチキャストを用いた実証検証環境構築の手順

マルチキャストを用いた実証検証環境の構築では、まず物理ノードを準備 し、起動を確認後マルチキャストを用いて仮想ノードのディスクイメージを 配布する。実験で利用するノードの均一性が高く、ノードのディスクイメー ジの種類が少ない程、全体の転送にかかる時間を削減できる。

Node Agent

Node Agent

Node Agent

Node Agent Node 1

Node 2

Node 3

Node n

Contro l Messa

ge

Management Node Hardware

OS(HyperVisor) Virtual

Machine Experiment Application

Node

Command Management

Server

Node Agent (user space)

Front End GUI/CLI(Telnet)

図 6.2: Node Agentを用いた実験制御フレームワークの概要

ユーザは制御メッセージをマネージャに通知する。マネージャは制御内容を 解析し、HyperVisorノード毎の制御メッセージに分割し、各Node Agent 送信する。各HyperVisorノードにNode Agentを常駐さる事で、仮想化に よって規模が拡大した実験環境内に階層的な制御フローを構築すると共に、

同一物理ノード上の仮想ノードに統一的な制御を可能とする。

ケーションの制御を行わせる方が良いと考えられる。そして、Node Agentを管理制御する Manager Serverが実験者からのコマンドを解釈し、各Node Agentを制御する。表 6.1に Node AgentおよびManager Serverが持つべき機能をまとめた。

6.4.2 実ノードの起動方式

実ノードのテンプレートディスクイメージを作成し、各実ノードのローカルディスクに OSを直接導入する手法はSpringOSで実現されている。この方法ではディスク単位、パー ティション単位でのディスクイメージの配布となり、OSの導入に時間を要する [34]。ネッ トワークブートでの起動の場合、OSの構成ファイルを転送するだけで良いため、転送量 が少なくて済む。また、起動とOSの導入が同時に行われるため、環境構築作業全体の時

表 6.1: Node AgentとManager Serverの機能 機 能

Node 実ノードのディスクの管理

Agent パーティション作成/フォーマット、マウント...etc

各種ファイルの取得・転送

  NFSサーバからのファイル取得、ファイルの転送   実ノードのネットワーク設定

  物理インターフェース・ブリッジの設定...etc   自ノード上の実験対象アプリケーションの制御   設定、実行、終了...etc

仮想ノードの管理

  仮想ノードの複製、設定、起動、終了...etc

Manager 実験者からのコマンド受付

Server コマンドの解釈、Node Agentコマンドへ変換...etc   Node Agentの制御

  コマンド送信、Node Agent電源制御/状態確認...etc

間短縮になる。仮想ノードを用いた実証検証環境の構築では、実ノードに導入されるOS

はWindows等のアプリケーションを実際に動作させるOSに比べ小容量で済み、全てをオ

ンメモリで動作させることも可能である。以上の理由から実ノードの起動方式としては、

ネットワークブートで起動する方が望ましい。

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