第3章 水セメント比と二次養生条件が耐久性に及ぼす影響の比較
3.7 細孔径分布試験結果の比較
3.7.2 実際に施工される水セメント比の供試体の細孔量
3.7.2実際に施工される水セメント比の供試体の細孔量
図-3.23 深さ0-30mm部分の材齢28日における 水セメント比45%の供試体などの
細孔直径別差分圧入量
s45-d s45-s1 s45-s2 s45-14w n55-5rd
0.055 0.065 0.075 0.085 0.095 0.105
材齢1日 材齢14日 材齢28日 材齢91日
総細孔量[ml/g]
材齢5日
※現場打ち模擬コンクリートは材齢5日で試験を行った
0.055 0.065 0.075 0.085 0.095 0.105
材齢1日 材齢14日 材齢28日 材齢91日
40nm以上の細孔量[ml/g]
材齢5日
0 0.001 0.002 0.003 0.004 0.005 0.006 0.007 0.008
1 10 100 1000 10000 100000 1000000
差分圧入量(mL/g)
細孔直径(nm)
s45-d s45-s1 s45-s2 s45-14w n55-5rd
図-3.21 水セメント比 45%の供試体などの材齢進
行に伴う総細孔量の変化
図-3.22 水セメント比45%の 供試体などの材齢進行に伴う 40nm以上の細孔量の変化
s45-d s45-s1 s45-s2 s45-14w n55-5rd
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(3) s45-s2とs45-14wの材齢14日と材齢28日の比較
材齢別の深さ方向の細孔径分布を図-3.24に示す。s45-s2は材齢進行とともに 50nm以上の細孔量のばらつきがなくなり、深さ方向に一定になる傾向があった。
なお、s45-14w は材齢進行とともに、50nm 以上の細孔量が減少しているため、
細孔構造の緻密化が伺える。
次に図-3.24(b),(e)の材齢28日における細孔構造を比較する。材齢28日の 傾向は類似しているが、s45-s2の方が100nm-1μm の細孔量が多く、疎な細孔構 造といえる。
s45-s2は二回蒸気養生を行うことによって、水和反応の促進が継続した状態と
なり、二日間という短い期間に細孔構造の形成が進行したと考えられる。しか し、材齢14日まで水中養生を行うs45-14wと比べると、二回蒸気養生は、その 後の乾燥による影響が大きく、水分供給量として不足していると言える。
また、深さ方向の細孔径分布は、開放面から離れるほど乾燥せず、水和反応 の継続によって緻密な細孔構造が得られる、深部ほど細孔量の少ない、という ケースが多いが、材齢28日におけるs45-s2とs45-14の深さ方向の細孔径分布は、
v の字を書くように 20-30mm の供試体内部の細孔量が増加している。同一供試 体において 2 回の測定を行った際にも細孔径分布結果は同等であったため、理 由は断定できないものの、供試体に作用する影響が考えられる。蒸気養生で与 える熱の効果が20mmまでしか届かない、などとも考えられるため、3.10に、
表面からの温度分布を熱電対で調べた研究への検討を記載した。
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(a)材齢14日のs45-s2 (b)材齢28日のs45-s2 (c)材齢91日のs45-s2
(d)材齢14日のs45-14w (e)材齢28日のs45-14w (f)材齢91日のs45-14w 図-3.24 s45-s2とs45-14wの深さ方向の細孔径分布
0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10 0.12
細孔量(ml/g)
表面からの深さ(mm)
s45-s2 14day
0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10 0.12
細孔量(ml/g)
表面からの深さ(mm)
s45-s2 28day
0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10 0.12
細孔量(ml/g)
表面からの深さ(mm)
s45-s2 91day
0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10 0.12
細孔量(ml/g)
表面からの深さ(mm)
s45-14w 14day
0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10 0.12
細孔量(ml/g)
表面からの深さ(mm)
s45-14w 28day
0.00 0.02 0.04 0.06 0.08 0.10 0.12
細孔量(ml/g)
表面からの深さ(mm)
s45-14w 91day
>1μm 100nm-1μm 50-100nm 5-50nm
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3.7.3現場打ち模擬コンクリートと標準養生コンクリートの細孔量