• 検索結果がありません。

第3章 引用文献

建築基準法第 37 条に定められる指定建築材料である木質接着成形軸材料、

木質複合軸材料 木質断熱複合パネル 木質接着複合パネルの4つには JA

50

木質複合軸材料、木質断熱複合パネル、木質接着複合パネルの4つには、JA

Sへの適合又は大臣認定の取得が求められる。

3.4 荷重及び外力のポイント(積載荷重)

基準3 4 荷重及び外力 基準3.4 荷重及び外力

(3) 積載荷重は、建築基準法施行令第 85 条第 1 項の規定による。

積載荷重の部分的載荷による影響は、必要に応じて検討する。

資料3.4.3 積載荷重

資料 積載荷重

施行令第

85

条第

1

項では、「建築物の各部の積載荷重は、当該建築物の実況に応じて計 算しなければならない。ただし、~以下略~」とある。

通常 施行令の積載荷重表により 事務所用途であれば「事務室」の荷重を採用するが 通常、施行令の積載荷重表により、事務所用途であれば「事務室」の荷重を採用するが、

木造は、鉄筋コンクリート造や鉄骨造に比べて構造体が軽く、積載荷重が構造体全体に与 える影響が大きいため、将来の模様替え、用途変更等に配慮し、必要に応じて積載荷重の 割増し等を行う

割増し等を行う。

(民間でよく行われるのは、「事務室」→「百貨店又は店舗の売場」 とした設計。)

また、部分載荷の影響が最も顕著な例として、事務室内の移動書架設置が考えられる。

その場合は、適切にヘビーデューティーゾーンを設定するなどして、荷重に対応する。

→2.5.2 フレキシビリティへの配慮

構造 木造住宅 RC造事務所 木造事務所 木造店舗

構造 木造住宅 RC造事務所 木造事務所 木造店舗

建物重量(外壁含む) 220kg/㎡ 約4倍→ 900kg/㎡ ←約2.3倍 390kg/㎡ ←約1.1倍 350kg/㎡

積載荷重(地震用) 60kg/㎡ 約1.3倍→ 80kg/㎡ ←同じ→ 80kg/㎡ 約1.6倍→ 130kg/㎡

積載荷重の割合 約27% ←約3倍 約9% 約2.3倍→ 約20% 約1.9倍→ 約37%

RC造事務所に比べ、木造事務所は積載荷重増の影響が2.3倍大きい!

3.4 荷重及び外力のポイント(積雪荷重)

基準3 4 荷重及び外力 基準3.4 荷重及び外力

(4) 積雪荷重は、建築基準法施行令第 86 条の規定による。原則 として、雪おろしによる荷重の低減は行わない。

資料3.4.4 積雪荷重

原則として、雪おろしによる荷重の低減は行わない。

→例えば、多雪地域においては、令82条に基づき、長期でG+P+0.7S、短期でG+P+S。

一方で 構造体が軽く 多雪地域における積雪荷重が構造体全体に与える影響が大き 一方で、構造体が軽く、多雪地域における積雪荷重が構造体全体に与える影響が大き いため、仮に雪おろしなどの作業を行わなかったとしても、自動的に積雪荷重を低減する 融雪装置などを設置した場合は、例外として雪下ろしによる低減をすることができる。

また 住宅用途の場合や平屋建ての場合において許容応力度計算を行わない四号建 また、住宅用途の場合や平屋建ての場合において許容応力度計算を行わない四号建 物においては、施行令第

46

条第4項における壁量には積雪荷重が考慮されていないた め、壁量にある程度余裕を持たせる等の注意喚起をしている。

<参考>

積雪量が30cmの場合では、屋 根荷重に600N/㎡加わるため 根荷重に600N/㎡加わるため、

軽い屋根の重量が2000N/㎡程 度とすると、平屋の場合は、壁量

/

倍程度

52

に2600/2000=1.3倍程度の 余裕を見ておく必要が有る。柱梁 も同様。

3.4 荷重及び外力のポイント(地震力)

基準3 4 荷重及び外力 基準3.4 荷重及び外力

(6) 地震力は、建築基準法施行令第 88 条の規定による。

資料3.4.6 地震力 令第88条の地震力

Ci=Z・Rt・Ai・Co

ただし、RtとAiの計算に用いる周期Tは同じものを用いる。

→この地震力から、各階の必要壁量(1.96KN/mの壁が何m必要か)を計算。

(参考)令第46条第4項の壁量

(参考)令第 6条第 項の壁量

建築物

階の床面積に乗ずる値(単位 cm/㎡)※

階数が1の建 築物

階数が2の建 築物の1階

階数が2の建 築物の2階

階数が3の建 築物の1階

階数が3の建 築物の2階

階数が3の建 築物の3階 築物 築物の1階 築物の2階 築物の1階 築物の2階 築物の3階 瓦ぶきなどの重い屋根、土蔵

造などの重い壁の建物 15 33 21 50 39 24

金属板 スレ トぶきなどの軽 金属板、スレートぶきなどの軽

い屋根の建物 11 29 15 46 34 18

※軟弱地盤の場合には上表の値を1.5倍して適用する。

3.5 構造計算のポイント(構造計算の方法)

基準3 5 構造計算 基準3.5 構造計算

(1) 構造計算は、建築物の規模、構造種別等に応じて行い、原則 として 許容応力度計算又はそれ以上の高度な計算を行う

として、許容応力度計算又はそれ以上の高度な計算を行う。

資料3.5.1 構造計算の方法

建築基準法における木造建築物の分類 建築基準法における木造建築物の分類

構法名 遵守する法令等

(在来)軸組構法 ・施行令第3章第3節 木造 四号建物

に相当す 集成材等建築物 ・施行令第46 条第2項(許容応力度計算必須)

枠組壁工法

木質プレハブ工法

・施行令第80条の2 構造方法に関する補則

・平13 国告第1540 号

施行令第80条の2 構造方法に関する補則

る条件は 3.8節~

3.10節 の各フ 丸太組構法 ・施行令第80条の2 構造方法に関する補則

・平14 国告第411 号 鉄筋コンクリート造等

との併用建築物

・施行令第36条の2第四号及び五号

・平19 国告第593 号第三号及び第四号

の各フ ロー図を

参照

①軒高9m以下

②高さ13 以下

住宅荷重<事務室荷重 事務室荷重を考慮し、

原則として許容応力度計算 四号建物

②高さ13m以下

③延床面積500㎡以下

④階数

2

以下

のすべてを満たすものは計算不要

2階建て以下

以下

原則として許容応力度計算 又はそれ以上の高度な計算

ただし、住宅、平屋を除く

54

関連したドキュメント