• 検索結果がありません。

【解答・解説編】平成29年5月試験 三肢択一式 36

31 正解 ▶ 3

 一定の利率で複利運用しながら、毎年一定額を積み立てた場合の一定期間 経過後の元利合計額を計算する場合は、年金終価係数を用いる。

32 正解 ▶ 2

 公的介護保険の、第 1 号被保険者は65 歳以上の者、第 2 号被保険者は 40 歳以上 65 歳未満の公的医療保険加入者である。

33 正解 ▶ 3

 遺族厚生年金の額は、原則として死亡した者の厚生年金保険の被保険者記 録を基礎として計算した老齢厚生年金の報酬比例部分の4 分の 3 相当額で ある。

34 正解 ▶ 3

 確定拠出年金の加入者が拠出する掛金は、企業型・個人型ともに全額が所 得税における小規模企業共済等掛金控除の対象となる。

35 正解 ▶ 3

 フラット 35(買取型)の借入適用金利は、融資率9割以下・9割超、借 入期間 20 年まで・21 年以上により異なってくる。

36 正解 ▶ 1

 保険会社等の保険金等の支払い余力を示す指標は、ソルベンシー・マージ ン比率である。この数値は200%が一つの基準となり、これを下回る場合 は、監督当局による早期是正措置の対象となる。

37 正解 ▶ 2

 養老保険の福利厚生プランの場合、原則として役員・従業員全員の加入が 要件となる。特定の者を対象としている場合は、保険料の2分の1を資産計 上、残額を役員、従業員への給与として取り扱う。

38 正解 ▶ 3

 先進医療特約の対象となる先進医療とは、療養を受けた日において厚生労 働大臣が承認をしているものとなる。

平成 29・年5月試験【解答解説編】8章

【解答・解説編】平成29年5月試験 三肢択一式 37 39 正解 ▶ 2

 自動車損害賠償責任保険の保険金の限度額は、被害者1名あたり①傷害に よる損害:120 万円、②死亡による損害:3,000 万円、後遺障害による損 害:75 万円~4,000 万円である。

40 正解 ▶ 1

 個人が受け取るモノに対する損害保険金や賠償保険金などは、所得税にお いて非課税となっている。

41 正解 ▶ 2

 消費者物価指数は、一般の消費者が購入する商品やサービスの価格変動を 見る指標である。なお、企業間で取引される財に関する物価変動を示す指標 を企業物価指数といい、日本銀行が作成公表している。

42 正解 ▶ 1

 収益分配金が 500 円で分配後の基準価額が1万 800 円ということは、

決算前の基準価額は1万 1,300 円である。収益分配金の課税において個別 元本(1万 1,000 円)より高い部分(300 円)については普通分配金と して課税対象となり、低い部分(200 円)については特別分配金として非 課税となる。

43 正解 ▶ 2

 最終利回りの計算式は次のようになる。

  最終利回り(%)=表面利率+ 額面(100 円)-買付価格 残存期間(年)

買付価格 × 100

      =

1.30+100 円- 104.32 円 3年

104.32 円   × 100       =- 0.13420……

→- 0.13%(小数点以下第3位四捨五入)

44 正解 ▶ 3

ROE(%)=1株当たり純利益 / 1株当たり純資産× 100  = 200 円 / 800 円× 100 =25%…① PER(倍)=株価 / 1株当たり純利益

  = 2,000 円 / 200 円=10 倍…②

【解答・解説編】平成29年5月試験 三肢択一式 38

45 正解 ▶ 3

 適合性の原則とは、顧客の知識や経験、財産の状況、金融商品取引契約を 締結する目的に照らして不適当な勧誘を行ってはならないという規制のこと である。

46 正解 ▶ 2

 損益通算の対象となる損失は、不動産所得、事業所得、山林所得、譲渡所 得において発生する損失である。本問の場合、事業所得の損失 200 万円を 他の所得の黒字と通算することができる。雑所得の損失はそもそも損益通算 の対象とはならない。したがって、損益通算後の総所得金額は、300 万円

- 200 万円= 100 万円となる。

47 正解 ▶ 1

 一時所得の金額は、「総収入金額-収入を得るために支出した金額-特別 控除額(最高 50 万円)」で算出する。そして算出した所得金額の 2 分の 1 が総所得金額に算入される。

 一時所得の金額= 1,100 万円- 1,000 万円- 50 万円=50 万円  総所得金額に算入される金額= 50 万円×1 / 2=25 万円

48 正解 ▶ 2

 所得税の地震保険料控除の控除額は、所定の地震保険契約の保険料全額で あるが、年間の支払保険料が5万円を超える場合は、5万円が限度となる。

49 正解 ▶ 2

 扶養控除の控除額は、扶養親族の年齢や同居の有無等により異なる。

区 分 控除額

一般の控除対象扶養親族(16 歳以上) 38 万円 特定扶養親族(19 歳以上 23 歳未満) 63 万円 老人扶養親族(70 歳以上) 同居老親等以外の者 48 万円

同居老親等 58 万円

平成 29・年5月試験【解答解説編】8章

【解答・解説編】平成29年5月試験 三肢択一式 39 50 正解 ▶ 3

 不動産所得または事業所得を生ずべき事業を営む青色申告者は、正規の簿 記の原則により記帳している帳簿に基づいて作成した貸借対照表および損益 計算書を確定申告書に添付し期限内申告をする場合は、最高65 万円の青色 申告特別控除の適用を受けることができる。これらの要件に該当しないか、

または山林所得のみの青色申告者の場合、青色申告特別控除額は 10 万円と なる。

51 正解 ▶ 2

 相続税路線価は、国税庁が毎年 1 月 1 日時点の評価を行い、7 月初旬に 公表される。相続税・贈与税を算出するための基礎となるもので、地価公示 の公示価格の80%を価格水準の目安として設定されている。

52 正解 ▶ 1

 宅地建物取引業法の規定によれば、媒介契約は一般媒介契約、専任媒介契 約、専属専任媒介契約があり、このうち専任媒介契約ならびに専属専任媒介 契約の有効期間は、最長3ヵ月である。

53 正解 ▶ 2

 普通借地権において契約期間は 30 年以上となり、更新の期間については 最初の更新は20 年以上、2度目以降の更新については10 年以上となって いる。

54 正解 ▶ 1

 建ぺい率の緩和措置として、特定行政庁の指定する角地、防火地域内に耐 火建築物を建築する、という要件を満たすことで各 10%緩和される(両方 に該当する場合は 20%)。なお、建ぺい率が 80%の地域内でかつ防火地域 内にある耐火建築物の場合は、建ぺい率の制限は適用されない。

55 正解 ▶ 2

 所得税において譲渡所得の金額の計算上、取得費が不明であったり、譲渡 収入金額の5%に満たない場合は、取得費を譲渡収入金額の5%相当額とす ることができる(概算取得費)。

【解答・解説編】平成29年5月試験 三肢択一式 40

56 正解 ▶ 1

 民法の規定によれば、親族とは、6親等内の血族、配偶者および3親等内 の姻族をいう。なお、血族とは法的な血縁関係にある者をいい、姻族とは一 方の配偶者と他方の配偶者の血族との間の関係にある者をいう。

57 正解 ▶ 2

 A さんと B さんの間には相続の第1順位である子がいないので、A さん の相続人は、配偶者である B さんと血族相続人第 2 順位である母 D さんと なる。配偶者相続人と血族相続人第 2 順位の組み合わせの場合、法定相続 分は B さんが3分の2、母 D さんが3分の1となる。

58 正解 ▶ 2

 相続税の計算における基礎控除額の計算式は「3,000 万円+ 600 万円

×法定相続人の数」である。相続人に普通養子がいる場合、相続人に実子が いるか否かで数に算入できる人数に制限がある。相続人に実子がいる場合は 1人まで、実子がいない場合は2人まで算入できる。本問の場合、法定相続 人の数に算入できるのは、配偶者、実子2人、普通養子1人分の合計4人で ある。

 相続税の基礎控除額= 3,000 万円+ 600 万円×4人       =5,400 万円となる。

59 正解 ▶ 1

 貸家の相続税評価額は、「家屋の固定資産税評価額×(1-借家権割合×

賃貸割合)」で算出する。

60 正解 ▶ 2

 小規模宅地等についての相続税の課税価格の計算の特例における宅地の区 分ごとの減額割合と限度面積は次のとおりである。

宅地区分 限度面積 減額割合

特定居住用宅地等 330㎡ 80%

特定事業用宅地等 400㎡ 80%

貸付事業用宅地等 200㎡ 50%

平成 29・年5月試験【解答解説編】8章

【解答・解説編】平成29年5月試験 実技 41

ココが不適切 ココが不適切

問  正解 ▶ 3 1.不適切。

 投資助言・代理業の登録をしていない FP は、顧客と投資顧問契約を交わ し、投資判断の基となる個別具体的なアドバイスをすることはできない。登 録をしていない FP ができることは、経済指標や金融商品の一般的な仕組み の説明などである。

2.不適切。

 税理士資格を有していない FP は、有償・無償を問わず個別具体的に税理 士業務(税務代理行為、税務相談、税務書類作成)を行ってはならない。

なお、仮定の事例にひき直して計算を示すことや、一般的な税法の解説など は行うことができる。

3.適切。

 必要保障額の計算などは、生命保険募集人登録をしていなくてもできる。

なお、募集人登録は保険契約の募集・勧誘を行うのに必要となる。

問  正解 1 1. 不適切。

 将来価値は、「現在価値×(1+変動率)経過年数」で算出する。空欄(ア)

に入る数値と求め方は「198 ×(1+ 0.02) ≒ 206」となる。

2. 適切。

 年間収支は「収入合計-支出合計」で算出する。

3. 適切。

 金融資産残高は「前年の金融資産残高×(1+運用率)+当年年間収支」

で算出する。

関連したドキュメント