図表 Ⅳ−1 産業振興の方向性(全産業)
50 45 40 35 30 25 20 15 10 5 0
(%)
45.9
26.4 22.7 22.3
16.4 15.7 14.2 13.7 12.2 11.8
4.2 0.6 20.5
(出典)浦安市「「浦安市産業振興ビジョン」策定に関するアンケート(平成20年11月調査)」
東京 ディ ズニ ーリ ゾー トや 海辺 など の 新し い拠 点の 整備 によ る観 光振 興
境川 周辺 や遊 漁船 など 旧市 街地 を生 かし た観 光振 興
地震 など の災 害に 強い 安全 で安 心な 防災 基盤 をベ ース とし た産 業振 興
健康 づく りや 福祉 サー ビス など 生活 に密 着し た産 業振 興
購買 力を 背景 とし 地域 ブラ ンド を核 とし た商 業振 興
エコ 産業 の先 進モ デル とな る 環境 にや さし い産 業振 興
TI やコ ンテ ンツ 産業 など 新た な分 野の 産業 振興 鉄鋼 団地 など を核 とし た工 業振 興
その 他
無回 答 ホテ
ルな どホ スピ タリ ティ 産業 と 大学 等教 育機 関が 連携 した 人材 育成 によ る産 業振 興
立地 を生 かし た物 流産 業の 振興 文化
・芸 術や 人的 交流 によ る心 豊か な まち づく りに よる 産業 振興
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今まで概観してきた「本市産業を取り巻く社会的潮流の変化」や「本市産業の現状や 課題」などをふまえて、本市産業の将来像である「多様な機能が生み出す魅力あふれる 産業都市」を実現するための4つの「基本目標」を定め、さらに、「基本目標」を達成す るための具体的な方向性を「施策の方針」として提示しました。
本市は、市域の多くを住宅が占めており、産業振興と市民生活の共存共栄と いった視点が欠かせません。
市民は所得が高く消費マーケットとしてみても魅力があることなどから「市 民の生活を支える」という目線の産業振興は事業者の業績向上に結びつく可能 性が高く、そのためには、事業者の積極的な社会活動への参加や、住環境へ配 慮することなどが重要です。
高齢化の進展や世帯類型の変化など大きな時代の潮流を的確にとらえ、市民 の暮らしを支える産業の活性化を図ります。
基本目標1 市民の暮らしを支える産業を活性化する
基本目標2 地域資源を生かして新たな産業を創出・育成する
■
施策の方針■
① 地域コミュニティを担う商業・サービス機能の充実
② 安心・安全に暮らせる産業機能の確立
③ 生活の利便性向上に向けた都市機能の強化
本市の産業面の強みとして「浦安」というネームバリューが高い反面、市域 の4分の3が埋立地で地場産業に乏しいことや、市域が狭く大工場などのダイ ナミックな企業誘致は限定的となっています。
本市の産業の裾野を拡大するため、既存の産業集積や人材などの地域資源と、
首都圏のマーケットへの近さなど地域の優位性を活かして、本市ならではの新 たな産業を創出・育成します。
■
施策の方針■
① 浦安ブランドの開発・活用
② 新たな起業や研究開発の促進
③ 情報発信力の強化
産業振興の基本目標・施策の方針
2
53
Ⅳ
産業 振興 ビジ ョン の基 本目 標・ 施策 の展 開
本市の産業振興を支える人材面では、人口に占める働き盛り(生産年齢 人口15〜64歳)の割合が全国トップとなっており、ノウハウ・スキルが高 い人材の宝庫です。
このような市民の豊富な経験・ノウハウや地域のネットワークを活用し て、持続的に産業振興の担い手となる後継者や産業のリーダーなどを育成 します。
基本目標3 産業振興を主体的にリードできる人材を育成する
基本目標4 産業振興を支える連携機能を強化する
■
施策の方針■
① 産業振興の担い手育成
② 教育機関等との連携強化
本市の産業を支える東京ディズニーリゾートや浦安鉄鋼団地などの産業集積 や事業者、経済団体、大学、NPO、行政などの連携機能の強化などにより、
産業面のポテンシャルを最大限に引き出して、産業振興を支え、地域の産業競 争力を高めます。
本市は、市域が狭いことから、市内で不足する地域資源を補うため、広域的 な連携も積極的に図ります。
■
施策の方針■
① 地域連携機能の強化
② 産学官連携事業の推進
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浦安市産業振興ビジョンの「基本目標」及び「施策の方針」が定められた背景につい ては以下の相関図を参照してください。
施策 の方 針
施策 の方 針
施策 の方 針
施策 の方 針