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第3章 個別計画の検討等の枠組み

第3節 基本計画が目指すイメージ

この基本計画では、個別・具体的な施設の統廃合等を直接定めてはいません。熊谷の将来のために、

個別・具体的にどのような方針・結論を導き出すかは、市民と市が共に考え、これからつくり上げてい きます(個別計画段階での検討)。この最終節では、そのイメージについて述べます(※1)。

1 再編された地域内部での拠点同士の連携

学校統廃合が実施された場合、対象となる複数の地域は学校区としては一体となります(※2)。学 校統廃合の先進団体においてスクールバスをコミュニティバスとしても活用している事例などを参照 すると、毎日の登下校にスクールバスを運行し、また、その同じバスを児童生徒の利用がない日中は ゆうゆうバスのようなコミュニティバスとしても活用することにより、物理的には離れている小・中 学校(複合施設)と地域拠点施設(狭義)とが、有機的に結び付くことが想定されます(跡地の全部 又は一部の売却をせず、地域拠点施設としての再編・整備を図った場合)。それぞれの地域拠点施設に は、公共施設機能や需要の高い民間施設が集約され、駐車場・駐輪場やバス停が整備されているため、

人が集まる場所となり、その拠点同士を定期運行するバス等でつなぐことで相互の利便性が更に高ま ることが期待されます。

住民の意見・要望を採り入れて整備した複数の地域拠点施設が地域公共交通等で有機的に連携した 環境を創出することで、全ての人にとって住みやすい地域づくりを目指したいと考えます。

2 広域施設や駅をつなぐ地域公共交通

庁舎や大規模なスポーツ施設などの広域施設を地域公共交通(バス路線等)で鉄道駅などの拠点に つないでいく施策自体は既に実施されていますが、バス路線によっては運行頻度の問題などもあり、

一層の利便性向上が課題となっています。直接的には地域公共交通施策における課題ですが、連携し た地域拠点施設を核とした地域を、広域的に駅や広域施設とつなぐための施策の推進が望まれます。

(※1)ここで述べる内容は、アセットマネジメントの視点から考えた一つのイメージですが、アセットマネジメントの 力だけで実現できるものではありません。このイメージの実現には、市の政策施策の最上位計画である総合(振興)

計画や都市計画の方針の下、アセットマネジメントのみならず、地域公共交通施策を含む他の諸施策との有機的な連 携が必須となります。特に、施設の整備には都市計画上の規制がかかりますので、地域拠点施設を整備すべき区域に ついては、都市計画上の適切な地域地区として定めたり、総合(振興)計画上での適切な位置付けを与えたりするな ど、長期的な視点に立った方針決定が必要です。

(※2)統廃合により小・中学校(複合施設)と位置付けられた施設が、将来もそのままであるとは限りません。校舎の 建替え等を機に、学校機能がもう一方の地域拠点施設へと移転し、その役割(小・中学校(複合施設)と地域拠点施 設(狭義))を入れ替えることとなる可能性も長期的には低くありません。

3 コンパクトエリアの推進に向けて

人口減少・少子高齢社会においても持続可能な都市を目指し、コンパクトシティ化と公共交通の充 実を同時に推進する立地適正化計画の策定・推進が全国的に進められています。立地適正化計画の根 幹は、この『コンパクトシティ・プラス・ネットワーク』の考え方ですが、この基本計画で示そうと しているイメージは、その地域(エリア)サイズのバージョンであるとみることもできます。

それは、コンパクトシティならぬいわば「コンパクトエリア」であり、いわゆるエリアマネジメン トの一環と考えることも可能と思われます(※3)。便利・快適な地域・エリアが集まり、それらの 相乗効果で更に魅力を増した熊谷市をつくり上げるため、市民・住民と市が課題・問題意識を共有し、

その解決に向けて共に考えていくことが必要となっています(図表 3-3-3 A~ C 参照)。

(※3)「エリアマネジメント」とは、地域における良好な環境や地域の価値を維持・向上させるための住民・事業主・地 権者等による主体的な取組を指します。「良好な環境や地域の価値の維持・向上」には、快適で魅力に富む環境の創出 や美しい街並みの形成、資産価値の保全・増進等に加えて、人をひきつけるブランド力の形成、安全・安心な地域づ くり、良好なコミュニティの形成、地域の伝統・文化の継承等、ソフトな領域のものも含まれます(「エリアマネジメ

・ ・ ・ 広域施設

( 庁舎、ホー ル等)

・ ・ ・ 地域拠点

( 小・ 中学校等)

・ ・ ・ その他の地域施設

( 地域公民館等)

・ ・ ・ 民間施設( コンビニ、

薬局、ATM等)

・ ・ ・ バス停等

・ ・ ・ 利用者の移動経路

・ ・ ・ バス等の運行経路

( 広域ルー ト・ 市内循 環ルー ト)

・ ・ ・ バス等の運行経路

( 地域内循環ルート)

凡例

・ ・ ・ 広域施設

( 庁舎、ホー ル等)

・ ・ ・ 地域拠点

( 小・ 中学校等)

・ ・ ・ その他の地域施設

( 地域公民館等)

・ ・ ・ 民間施設( コンビニ、

薬局、ATM等)

・ ・ ・ バス停等

・ ・ ・ 利用者の移動経路

・ ・ ・ バス等の運行経路

( 広域ルー ト・ 市内循 環ルー ト)

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( 地域内循環ルート)

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