【物流専門家の派遣】
・輸送計画,配車ルート作成等に 対する支援
~車両から道路状況等を把握
救援物資調達 グループ
(県職員,流通専門家)
緊急輸送 グループ
(県職員,物流専門家)
【流通専門家の派遣】
・ 小売事業者等から県災害対策本部 に流通専門家を派遣し,要請先や 方法等を助言
【運送事業者によるニーズ把握】
配送時に避難所のニーズを
聞取り,市町に報告
第10節 保健衛生・防疫,遺体対策に関する活動
第1項 防疫計画
1 目的
この計画は,災害時において生活環境の悪化,被災者の病原体に対する抵抗力の低下などの悪 条件が重なることにより感染症が発生し,又は発生のおそれがある場合に,発生の予防とまん延 防止を図るため,防疫及び廃棄物処理の必要な事項について定めることを目的とする。
2 防疫
(1)感染症の発生予防・まん延防止のための措置
感染症の発生予防及びまん延防止のための措置として,知事は,次の方法を用いることがで きる。このうち,感染症の病原体に汚染された場所等の消毒,ねずみ族・昆虫等の駆除及び感 染症の病原体に汚染された飲食物,衣類,寝具その他の物件の消毒・廃棄等については,知事 が感染症患者若しくはその保護者又はその場所を管理する者若しくはその代理をする者に対し て命ずることができるが,これらの命令によって感染症の発生予防・まん延防止が困難である と認めるときは,市町に当該措置を実施するよう指示することができる。
また,生活の用に供される水の使用制限等を実施した場合には,市町は生活の用に供される 水を供給しなければならない。
実施の内容 条 項 対 象
病原体に汚染された場所等の消毒
感 染 症 の 予 防 及 び 感 染 症 の 患 者 に 対 す る 医 療 に 関 す る 法 律
( 以 下 , 「 法 」 と い う。)第27条
一類感染症 二類感染症 三類感染症 四類感染症
新型インフルエンザ等感染症 新感染症
指定感染症 病 原 体 に 汚 染 さ れ た 飲 食 物 , 衣 類 , 寝 具 そ
の他の物件の消毒・廃棄等 法第29条
生活の用に供される水の使用制限等 法第31条
ねずみ族・昆虫類等の駆除 法第28条
一類感染症 二類感染症 三類感染症 四類感染症 新感染症 指定感染症 病原体に汚染された建物等への立入制限等 法第32条 一類感染症
新型インフルエンザ等感染症 新感染症
指定感染症 病原体に汚染された場所の交通制限等 法第33条
(2)防疫活動
災害時については,(1)による通常の防疫措置のほか,次の防疫活動を計画する。
ア 検病検査及び健康診断 (ア)検病検査の実施
災害時に感染症患者が発生した場合,発生の状況を的確に把握し,患者及び無症状病原 体保 有者 の 早期 発見 に努 め, 入院 , 病原 体に 汚染 され た物 件 の消 毒そ の他 適切 な予 防措 置を講ずるため県,広島市,呉市及び福山市は検病調査を行う。
(イ)感染症対策班の設置
病原調査は,医師1名,看護婦1名及びその他の職員2名で編成する。感染症対策班で 行う。
1日当たりの検査能力:平均60戸,約300名
(ウ)健康診断の実施
検病検査の結果,必要な場合は,法第17条第1項に規定する健康診断の勧告を行い,
又は健康診断を実施する。
(エ)健康診断は,検査技師1名及びその他の職員2名で編成する細菌検査斑で行う。
1日当たりの検査能力:平均200名 イ 市町の防疫活動
(ア)防疫活動
市町は,知事の指示に従い感染症の病原体に汚染された場所等の消毒,ねずみ族・昆虫 等の 駆除 及 び感 染症 の病 原体 に汚 染 され た飲 食物 ,衣 類, 寝 具そ の他 の物 件の 消毒 ・廃 棄等及び生活の用に供される水の供給を実施する。
(イ)被害の状況報告
市町における被害状況は,関係者の協力により速やかに把握し,これを「第3節災害情 報計画」により県に報告する。
(ウ)防疫計画の作成及び報告
市町長は,知事の指示に従い防疫活動を作成し,計画の概要及び防疫活動状況を県に報 告する。
第2項 遺体の捜索,取扱い,埋火葬計画
1 方 針
災害により,死亡者が発生した場合,市町,県及びその他防災関係機関は,相互に連絡を密 にして,遺体の捜索,処理及び埋火葬等を実施する。また,大規模な災害により多数の死者が 生じた場合には遺体の取扱いを遅滞なく進める。
2 遺体の捜索
知事は,災 害救助法 を適 用した場合 ,市町長 を補 助者として 消防機関 その 他関係者の 協力 のもとに,災害救助法施行細則の基準に従い,遺体の捜索を行う。
なお,知事 が市町長 に実 施を委任し たときは ,市 町長が実施 責任者と なり 遺体の捜索 を行 う。
(1)陸上における捜索
知事 は, 県警 察の 協力 を 得て 遺体 の捜 索を 行い , 遺体 を発 見し たと きは 速 やか に 受 入れ する。
(2)海上における捜索
知事 は, 第六 管区 海上 保 安本 部及 び県 警察 の協 力 を得 て 遺 体の 捜索 を行 い ,遺 体を 発見 したときは速やかに受入れする。
3 遺体の取扱い
遺体を発見したときは,第六管区海上保安本部,県警察及び市町は次の措置を行う。
(1)第六管区海上保安本部,県警察
ア 遺体の見分及び検視(以下「検視等」という。)を行うとともに,市町と連携をとり所 要の措置を行う。
なお,多数の遺体がある場合は,遺族感情への配慮や 効率的な検視業務の遂行のため,
検視場所の確保,検視に必要な資機材(水,電気,手袋,エプロン等)の準備・保管・提 供,検視等が終了した遺体の洗浄処理等について市町と連携して対応する とともに,県警 察にあっては,必要に応じて警察災害派遣隊を要請し,体制の確保に努めることとする。
イ 身元不明遺体については,写真の撮影,指紋の採取,遺品の保存等を行い,速やかに身 元確認に努める。
(2)県
市町の行政機能が喪失又は低下した場合,検視場所の確保,身元不明遺体の引き渡し等の 措置を円滑に進めるため,当該市町を積極的に支援する 。
(3)市町
ア 遺体について,県警察と協議の下,医師による死因その他医学的検査を実施する。
イ 遺体の身元特定のために必要な資料等について,県警察等に積極的な提供を行う。
ウ 多数の遺体がある場合は,遺族感情への配慮や効率的な検視業務の遂行のため,検視場 所 の 確保 に 努 め る と と も に , 検視 に 必 要 な 資 機 材 ( 水 ,電 気 , 手 袋 , エ プ ロ ン 等) の準 備・保管・提供について県警察等と連携して対応する。
エ 検視及び医学的検査を終了した遺体については,おおむね次により処理する。
(ア)感染症の予防等に配意し,遺体の洗浄,縫合, 消毒等の処理を行う。
(イ) 遺体 の身元 識別 の ため相 当の時 間を 必要 と し,又 は死亡 者が 多数 の ため短 時日に埋 火葬ができない場合においては,遺体の腐敗防止措置を行った上で特定の場所(寺院な
どの施設の利用又は神社,仏閣,学校等の施設に仮設)に集め,埋 火葬の処置をとるま で一時保存する。
4 遺体の埋火葬
市町は,自ら遺体を埋葬若しくは火葬に付し,又は棺,骨つぼ等を遺族に支給する等現物支 給を行う。
なお,市町が平常時使用している火葬場の火葬能力では遺体の火葬を行うことが不可能にな った場合,「広島県広域火葬計画」(平成25年10月1日施行)に基づき,県に対して応援 を要請する。また,棺,骨つぼ等埋火葬等に必要な物資が十分に確保できない場合も,同様と する。
県は市町から応援要請を受けたときは,火葬場,棺等関連する情報を広域的かつ迅速に収集 するとともに県内市町に対して応援要請する。また,状況に応じて災害時の相互応援協定に基 づき近隣県に対して応援要請を行う。
なお,埋火葬に当たっては,次の点に留意する。
(1)身元不明の遺体については,県警察その他関係機関に連絡した後に,措置する。
(2)身元不明でかつ原因不明の遺体については,行 旅病人及び行旅死亡人取扱法(明治32年 法律第 93 号) の規 定に より措 置す る。 ただ し, 災害救 助法 が適 用さ れて いる場 合で ,災 害により死亡したことが明らかな遺体については,同法に基づき埋 火葬を実施する。
(3)感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律による遺体の移動制限等 ア 知事は,一類感染症,二類感染症,三類感染症,新型インフルエンザ等感染症,新感染
症又は指定感染症の発生を予防し,又はそのまん延を防止するため必要があると認める ときは,遺体の移動を制限し,又は禁止する場合がある。
イ 一類感染症,二類感染症,三類感染症,新型インフルエンザ等感染症,新感染症又は指 定感染症の病原体に汚染等された遺体は,火葬しなければならない。ただし,十分な消 毒を行い,知事の許可を受けたときは埋葬することができる。
ウ 一類感染症,二類感染症,三類感染症,新型インフルエンザ等感染症,新感染症又は指 定感染症の病原体に汚染等された遺体は,24時間以内に火葬し,又は埋葬することが できる。