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基本図形表示モジュール

ドキュメント内 プログラミングマニュアル (ページ 191-200)

第 8 章 基本的な図形表示モジュール

8.1 基本図形表示モジュール

● 関数一覧

関数名 機能

Dsparc 円弧を表示する。

Dsparc3 3点円弧を表示する。

Dspclr カラーまたは消去モードを設定する。

Dspend Dspinit で作成した、表示用のサブウインドウを削除する。

Dsperas 表示領域全体または指定領域を消去する。

Dspinit 図形表示の使用環境を設定する。

Dsplft 線種を設定する。

Dspline 線分を表示する。

Dsplwt 線幅を設定する。

Dspmark マークを表示する。

Dspmsg メッセージを表示する。

Dspmsgers メッセージを消す。

Dspscrn 表示プレーンを選択する。

Dspspln 自由曲線を表示または消去する。

Dspspls 3 次 Bezier 曲線を表示または消去する。

Dsptext 文字列を表示する。

Dspwcs 補助座標系を設定する。

Dspzone 表示領域座標を得る。

第8章 基本的な図形表示モジュール

【関数名】

Dsparc

【機能】

円弧を表示または消去する。

【呼出し形式】

void Dsparc(FPOINT *pc, double r, double sa, double da)

【入力引数】

pc 円弧の中心点

r 円弧の半径

sa 円弧の始点角度 ( 度 ) da 円弧の内角 ( 度 )。

正 : 反時計回り、負 : 時計回り、360.0 : 完全円。

注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

補助座標系で指定する。

例. 中心点(10,5)、半径5、の完全円を表示する。

FPOINT pc = {10.0, 0.0};

Dsparc(&pc, 5.0, 0.0, 360.0);

【関数名】

Dsparc3

【機能】

8.1.1 円弧の表示・削除

8.1.2 円弧の表示・削除

8.1 基本図形表示モジュール

3点円弧を表示または消去する。

【呼出し形式】

void Dsparc3(FPOINT *ps, FPOINT *pm, FPOINT *pe)

【入力引数】

ps 円弧の始点座標 pm 円弧の中間点座標 pe 円弧の終点座標 注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

補助座標系で指定する。

始点(10,0)、通過点(20,10)、終点(30,0)の円弧を表示する。

FPOINT ps = {10.0, 0.0};

FPOINT pm = {20.0, 10.0};

FPOINT pe = {30.0, 0.0};

Dsparc3(&ps, &pm, &pe);

【関数名】

Dspclr

【機能】

表示のカラーまたは消去モードを設定する。

【呼出し形式】

void Dspclr(int iclr)

【入力引数】

iclr カラー番号

テンポラリ図形用スクリーン、グリッド用スクリーン、

ラバーバンド用スクリーンが選択されている時

0 : 以後の表示は消去となる

1 : 以後の表示は表示となる (default)

実図形用スクリーンが選択されている時

0 : 以後の表示は消去となる

8.1.3 カラーまたは消去モードの設定

第8章 基本的な図形表示モジュール

注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

【関数名】

Dspend

【機能】

Dspinit で作成した表示用のサブウインドウを削除する。

この関数はラスター座標系のときに有効。

【呼出し形式】

void Dspend(void) 注意

再度、図形表示関数を使用するには Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

【関数名】

Dsperas

【機能】

表示領域全体または指定領域を消去する。

【呼出し形式】

void Dsperas(int iflg, FRECT *rect)

【入力引数】

iflg 消去する部分の選択

0 : 表示領域全体を消去する。この場合、引数 rect は参照しない。

表示領域については Dspinit 関数を参照。

1 : rect で指定された領域内を消去する rect 消去する領域の左下と右上座標

注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

この関数は補助座標系は考慮していない。絶対座標系で指定する。

(1) 表示領域全体を消去する。

Dsperas(0, (FRECT *)NULL);

(2) 領域 (0,0)-(100,20) 内を消去する。

FRECT rect = {0.0, 0.0, 100.0, 20.0};

8.1.4 表示用サブウィンドウの削除

8.1.5 表示用サブウィンドウの消去

8.1 基本図形表示モジュール

Dsperas(1, &rect);

【関数名】

Dspinit

【機能】

図形表示関数の使用環境を設定する。

これは図形表示関数を使用するに先だって必ず一度は呼び出す必要がある。

【呼出し形式】

void Dspinit(int iscr, int iunit)

【入力引数】

iscr プレーンの選択

0 : テンポラリ図形用プレーン

1 : 実図形用プレーン

2 : グリッド用プレーン 3 : ラバーバンド用プレーン

iunit 座標系。表示領域はモジュール Dspzone で得ることができる。

0 : ラスター座標系

メニューファイル ACADZON.MEN のキーワード Graphic zone で定義された座標系。

これが選択されると ACADZON.MEN のウインドウ番号 #1 の大きさのサブウインドウが 作成され、図形はサブウインドウの下になり見えなくなる。

以下図形表示関数はこのサブウインドウに表示する。

このサブウインドウの行列数は Menuzone 関数で得ることができる。

1 : データベース座標系

アクティブビューポート内のピクチャの表示状態と同じ位置関係となる。

注意

ラスター座標系で使用した場合、最後にサブウインドウを削除するために Dspendを呼び出す必要が ある。

Dspend を呼出さない場合でもメインカテゴリのコマンドが要求されると、Dspinitで作成したサブウ

インドは削除される。

例. 実図形用スクリーンにデータベース座標系で表示する。

Dspinit(1, 1);

【関数名】

Dsplft

【機能】

線種を設定する。

【呼出し形式】

8.1.6 図形表示関数の使用環境を設定

8.1.7 線種の設定

第8章 基本的な図形表示モジュール

void Dsplft(int lft)

【入力引数】

lft 線種番号。1 - MAXITMLFT (default==1) 注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

【関数名】

Dspline

【機能】

線分を表示または消去する。

【呼出し形式】

void Dspline(FPOINT *ps, FPOINT *pe)

【入力引数】

ps 線分の始点座標 pe 線分の終点座標 注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

補助座標系で指定する。

【関数名】

Dsplwt

【機能】

線幅を設定する。

【呼出し形式】

void Dsplwt(int lwt)

8.1.8 線分の表示・消去

8.1.9 線幅の設定

8.1 基本図形表示モジュール

【入力引数】

lwt 線幅番号。1-MAXITMLWT (default==1) 注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

【関数名】

Dspmark

【機能】

マークを表示または消去する。

【呼出し形式】

void Dspmark(FPOINT *pc, int mark)

【入力引数】

pc マークの中心点 mark マーク番号

注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

補助座標系で指定する。

番号 形 大きさ (画面上のミリ)

1 □ 4

5 X 4

6 Y 4

14 ・ 0.5

15 + 2

16 * 2

17 ○ 2

18 X 2

101 ◇ 2

8.1.10 マークの表示・消去

第8章 基本的な図形表示モジュール

【関数名】

Dspmsg

【機能】

メッセージを表示する。

この関数はラスター座標系のときに有効。

【呼出し形式】

void Dspmsg(int row, int col, int msg, int type, void *data)

【入力引数】

row 行番号 col 列番号

msg メッセージ番号。0 : メッセージなし type データタイプ

メッセージの後に表示するデータのタイプ。

0 : なし

1 : short 型 (16 bits) 2 : float 型

3 : double 型 4 : int 型

n*10 : char 型 (n は文字数 ) data データ

注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

【関数名】

Dspmsgers

【機能】

メッセージを消す。

この関数はラスター座標系のときに有効。

【呼出し形式】

void Dspmsgers(int row, int col)

【入力引数】

row 行番号。0 : 全ての行 col 列番号。0 : 全ての列 注意

8.1.11 メッセージの表示

8.1.12 メッセージの消去

8.1 基本図形表示モジュール

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

【関数名】

Dspscrn

【機能】

プレーンを選択する。

【呼出し形式】

void Dspscrn(int iscr)

【入力引数】

iscr プレーンの番号

0 : テンポラリ図形用プレーン

1 : 実図形用プレーン

2 : グリッド用プレーン 3 : ラバーバンド用プレーン 注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

【関数名】

Dspspln

【機能】

自由曲線を表示または消去する。

【呼出し形式】

void Dspspln(FPOINT *plist, int n, int cswt)

【入力引数】

plist 自由曲線の通過点列 (FPOINT array)

n 点数。最小は 3、最大はヘッダーファイル acadprm.h 内の MAXSPLPNT。

cswt 開曲線か閉曲線かの指定。0 : 開曲線、1 : 閉曲線

8.1.13 プレーンの選択

8.1.14 自由曲線の表示・消去

第8章 基本的な図形表示モジュール

注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

閉曲線の時、終点を含んでも(終点=始点)、含まなくてもよい。

補助座標系で指定する。

【関数名】

Dspspls

【機能】

3次Bezier 曲線を表示または消去する。

【呼出し形式】

void Dspspls(FPOINT *ps, FPOINT *vs, FPOINT *ve, FPOINT *pe)

【入力引数】

ps 3 次 Bezier 曲線の始点

vs 3 次 Bezier 曲線の始点側のバーテックス点 ve 3 次 Bezier 曲線の終点側のバーテックス点 pe 3 次 Bezier 曲線の終点

注意

使用に先だって Dspinit 関数で環境設定しなければならない。

補助座標系で指定する。

【関数名】

Dsptext

【機能】

ドキュメント内 プログラミングマニュアル (ページ 191-200)