〈対象者〉
54歳 自営業の手伝い
〈更年期症状〉
介入前: Kupperman指数-26点, 主たる症状-筋肉痛, 神経質
〈月経状態〉
閉経後(2年経過)
発症要因について, 加齢と性格が影響していると感じている. 現在, 家族は夫と社会人
の娘の3人家族であ り, 息子は結婚し て近くに住ん でいる. 家族及び息子夫婦とはとて も 上手くいっており幸せである. 自身の性格が神経質であると感じており, 狭心症の発作へ の不安などから十二指腸漬蕩を患ったり, 今もニトログリセリンを常時携帯している. し かし娘が看護婦であることから更年期障害の知識や情報を持っており, それに対する不安 は全く無かった. 症状も右肩の筋肉痛が主であり, その他の症状はほとんど感じていない.
運動が更年期症状に良いことも娘から聞いていた. 今回, 運動することによって右肩の筋 肉痛がかなり改善され, 痛 み止めの注射を打つことがなくなった. また, 運動教室に参加 することがとても楽しみで生活のはりにな り精神面でも良か ったような気がするとのこと だった.
自身の体験を通した更年期症状への対処法については, 夫や友人など話をする相手が い ること, また趣味(生きがい)を持つことが大切であろうと思うと述べている.
記lユ
〈対象者〉
51歳 主婦
〈更年期症状〉
介入前: Kupperman指数-34点, 主たる症状-ほてり, 疲労感 介入後: Kupperman指数-22点
〈月経状態〉
閉経前
発症要因について, 生活環境が強く影響していると感じている. 家族は6人家族で, 本 人, 本人の父母, 夫, 子供3人(娘, 1人は結婚して 現在は2人同居)である. 高齢の父 母 は介護が必要で家から出ることが全くできない状態である. そのためストレスを発散す る ことができず精神的に苦しい状態である. 尿失禁が現在の一番の悩みであるが, 頭痛, 耳 鳴り, 吐き気もあり, ひどい時は処方された薬を飲むこともある.
更年期症状についての知識や情報については, まわりの人, 書物(新聞, 本など)及び テレビなどから得ており, 運動が更年期症状 に良いことも知っていたが, 介護のために運 動する時間がないので実施できなかった. 今回, 父の 体調がこ こ数か月良いことから, 教 室に参加することができた. 運動をすることによって, 身体が軽くなった. また家から 出 ることによって, 気分転換ができて精神面でも爽快感を感じている.
自身の体験を通した更年期症状への対処法については, 気分転換をすること, 特に家か ら出ることが一番だそうだ. 帰宅すれば現実が待っているが, 外に出て新しい空気に触れ ることによって, またがんばれるそうだ. 運 動教室以外にも童謡サークルに入っている が 運動の方が心身両面で効果が感じられる.
95
型�
〈対象者〉
47歳 主婦
〈更年期症状〉
介入前: Kupperman指数-22点, 主たる症状-筋肉痛 手足のしびれ 介入後: Kupperman指数- 1 7点
〈月経状態〉
閉経前
発症要因につ いて, 生活環境が強く影響していると感じている. 家族は4人家族で, 本 人, 夫, 子供2人(息子, 娘)であるが夫は単身赴任, 息子は就職のために独立し現在は2 人暮しである. 夫は若い頃から無口であり会話が無かったが, 子育てに忙しくさほど 気 に はならなかった. しかし年齢を重ねるに従いそのことが気になり始め, 現在は娘さんがい ろいろ話を聞いてくれたりしているのでどうにか元気にしている.
更年期症状についての知識や情報は, 仕事仲間の体験談を聞いていた. 更年期症状と運 動の関連についての情報は全く持っていなかったが, 肩こりや視力の低下があったため運 動教室に入会した. 運動をすることによって肩こりに改善がみられた.
自身の体験を通した更年期症状への対処法については, 体面を気にせずに自分のことを 話せる人が身近かにいることが大切ではないかと思っている. 娘に夫との問題などをすべ て話せるので精神面での安定にとても助かっている.
型�
〈対象者〉
54歳 主婦
〈更年期症状〉
介入前 . Kupperman指数- 10点, 主たる症状"憂うつ 介入後: Kupperman指数- 5点
〈月経状態〉
閉経後(2年経過)
発症要因につ いて, 生活環境と性格が強く影響し ていると感じている. 家族は4人家族 で, 本人, 夫, 子供2人で あるが子供 は独立し現在は2人暮しである. 約2, 3年前に転居
し最初は近所づきあいの煩わしさもなく楽しかったが, 今は昔を懐かしんだり少し寂し い と思うことがある. 性格的に何事も完壁にしないと気が済まないこと, また夫にしっか り しているとみら れたいといった気持ちが強いそうだ. 前向きに生きていかなくてはと強がっ て生活し ていたためストレスが強く, 症状に影響したような気がしている.
更年期症状についての知識や情報, また更 年期症状と運動の関連についての情報も全 く 持っていなかった. そ のため, ほてりなどの症状が更年期症状とは全く思わず, 病院に行っ て初めて更年期症状だと わかった. 運動をす ることによって精神面への効果を特に感じて いる. 特に気分が落ち込んだ時, うつ的な気分の時は運動をすることによってとても気分 が良くな ると感じる. 現在, 文化サークル(英会話)にも通っているが, 他人と上達度を 競争してしまいがちなため , 運動の方が楽しくやれて良いと思っている.
自身の体験を通した更年期症状への対処法については, 人との会話, 単なるおしゃべり がとても大切だと思っている. 自分を飾らず , また後の煩わしさも無いことからサークル などで知らない人と集う こともとても助かるという. 気楽に集える場を持つことも良い と 思うと語っている.
97
主盟主
〈対象者〉
50歳 主婦
〈更年期症状〉
介入前 Kupperman指数-17点, 主たる症状・息切れ, 憂うつ, 疲労感 介入後: Kupperman指数- 1 0点
〈月経状態〉
閉経中
発症要因につ いて, 生活環境が影響し ていると感 じている. 家族は4人家族で, 本人,
夫, 子供2人(娘, 息子)であるが息子は県外の大学に進学しており, 現在は3人暮しであ る. 息子は地元の有名国立大学に合格したが, 獣医の夢のため県外の大学に進学し, 就職 もかなり遠いところにすることになりそうである. 現在同居している娘も県外の大学に進 学したが, その時には 息子がまだ高校生であり, さほど寂しさは感じなかった. しかし 息子がせっかく地元の大学に合格したのに県 外の大学に行き, その上就職も離れた土地に する予定であるということが, とても寂しくてどうしようもない.
更年期症状についての知識や情報, また更年期 症状と運動の関連についての情報も医師 (内科)より肥満防止も兼ねて聞いていた. 運動をすることによって身体と精神の両面で 効果がみられ, どの症状がとは限定できないが身体全体が軽くなった感じがする.
自身の体験を通した更年期症状への対処法については, 規則正しい生活習慣を持つこと また忙しいのも気が紛れてよいのではないかと思っている.
起立
〈対象者〉
52歳 主婦
〈更年期症状〉
介入前: Kupperman指数-28点, 主たる症状-ほてり 介入後: Kupperman指数-21点
〈月経状態〉
閉経中
発症要因につ いて, 生活環境が影響し ていると感じている. 家族は4人家族で, 本人,
夫, 子供2人(娘)であるが娘は独立しており, 現在は2人暮しである. 娘がかわいくて母 子べったりとなってしまい, これではいけな いと夫婦で相談し独立させた. しかし, や は
り寂しく上手く子離れできなかったと感じている.
更年期症状についての知識や情報, また更年期症状と運動の関連についての情報も書物 やテレビなどから得ていた. ほてりなどの症状はま だあるが, 運動をすることによって身 体と精神の両面で効果がみられた. また身体面への自信が精神面につながったような気が する.
自身の体験を通した更年期症状への対処法については, ストレスをためないようにす る こと, それには運動をしたり, 趣味(文化系)のサークルに積極的に参加し, 気持の切り 換えの機会を多く作ることが大切だ感じている.
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型住
〈対象者〉
55歳 主婦
〈更年期症状〉
介入前 . Kupperman指数- 1 7点, 主たる症状-肩こり, 筋肉痛, 頭痛 介入後: Kupperman指数- 1 2点
〈月経状態〉
閉経後(2年経過)
発症要因について, 内分泌の変化が影響している と感じている. 家族は夫と本人の2人 暮しであり, 特別なストレスも無く, 性格的にも楽観的であると思っている. ほてりの症 状がひどく, 突然に起こる ために3分程で症状はおさまるもの の, 思考力の低下や行動 が 制限されることで気分が落ち込んだり, 不安になったりする.
更年期症状についての知識や情報は周りか ら得ており, ストレス が良くないとか通り過 ぎるのを待つしかないと聞いていたし思っていた. 更年期症状と運動の関連については 聞 いたことがなかった. 運動をすることによって, その直後は気分もすっきりして充実感が あるが, 日常的にはほてりなどの症状の改善をあまり感じられない.
自身の体験を通した更 年期症状への対処法については人との触れ合い, 例えば運動や趣 味(文化系)のサークルに積極的に参加する ことが大切だと思っている. そしてこの悩み は自分だけではない, 私は普通であって誰もが経験することだと気持ちを切り換えるこ と も大切であると感じている.