第4章 計画の基本方向
第3節 地域で生活しやすい環境づくり
1 健康づくりの推進
近年では、高齢化と食生活の変化、運動不足などのライフスタイルの変化とともに、がん や心臓病、脳卒中、糖尿病などの生活習慣病が増加し、これに起因して寝たきりや認知症な どの要介護者も増加しています。地域の中でいつまでも安心して暮らしていくためには、健 康づくりも欠かせない取組の一つです。
地域福祉アンケート調査では、毎日の暮らしの中で悩みや不安を感じることの 1 位回答と して、自分や家族の健康に関することが半数以上と多くなっているほか、町民が取り組むべ き課題や問題点として、生活習慣病予防など健康づくりへの取り組みが約 2 割で 5 位回答と なっており、町民の健康づくりについての関心の高さがうかがえます。
本町では、各種健康相談や健康診査、生活習慣病予防事業などを推進しており、すべての 世代に向けた健康づくり対策を行っています。今後も、介護予防も含めた、一人ひとりのニ ーズに応じた健康づくりへの支援を行っていくことが必要です。
また、健康づくりの基本は、「自分の健康は自らつくり・守る」ことにあります。町民一人 ひとりが健康を意識して生活し、自分に合った健康づくりを見出すとともに、地域が一体と なって健康づくり活動を進めることが重要です。
自分の健康は自分で守り、元気で自立した生活が送れるよう、健康づくりの支援を行うと ともに、高齢期になってもいきいきと暮らせるよう、介護予防を促進します。
現状と課題
【町民からの意見】
○地域の良いところとして、週に1回「はつらつ健康体操」がある。
○まずは各家庭での福祉や健康への意識を高めていくことが大切かと思う。
○筋トレの場所などがあれば共通の人々が集まり、健康づくりや共通の話題などで助け あえるかと思う。
基本方針
■町の取組
施策名 施策内容 担当課等
健 康 づ く り の 普 及 ・ 啓発
健康づくりの基本は「自分の健康を自らつくり・
守る」ことにあるため、町民一人ひとりが健康を日 頃から意識して生活するよう、さまざまな機会や場 を通じて啓発します。
健康福祉課 町民保険課
地 域 に お け る 健 康 づ くり活動の促進
地域の身近な場所で、高齢者を中心に、自主的・
継続的に取り組む健康づくり活動を促進し、住民の 健康づくりや介護予防を図るとともに、健康づくり 活動への参加を通じて、地域や社会への参加のきっ かけづくりにつなげます。
健康福祉課 町民保険課
健 康 に 関 す る 情 報 提 供の充実
わかりやすく利用しやすい健康情報を、パンフレ ット等の多様な手法を活用して提供します。
健康福祉課 町民保険課
健 康 診 査 や 健 康 教 室 等の充実
健康に関心を持ち、個々の健康管理に役立てるた め、特定健康診査や各種がん検診等の充実を図ると ともに、周知徹底や受診率向上に努めます。
生活習慣病を予防し、それぞれの年齢に応じた健 康を保持・増進していくため、スポーツ・レクリエ ーション活動や体力づくり、健康教室・健康相談等 の充実に努めます。
健康福祉課 町民保険課
介護予防事業の充実
高 齢 に な っ て も 健 康 で 生 き が い の あ る 生 活 が で きるよう、さらなる介護予防の普及啓発に取り組む とともに、多くの高齢者が参加できるよう事業内容 の充実を図ります。
健康福祉課 町民保険課
■町民や地域の取組
○各自が定期的に健康診査を受けるなど、自身の健康管理に心がける。
○各自が健康講座に参加したり運動するなど、健康づくりの活動を行うよう心がける。
○地域全体で健康体操等を行うなど、健康づくりに取り組む。
取組内容
2 移動環境の充実
高齢者も障害のある人も自由に外に出て、それぞれの能力を生かしながら、就労・趣味や 地域活動、ボランティア・スポーツ・レクリエーションなど、さまざまな活動に参加できる 環境づくりが求められています。
そのためには、不特定多数の人が利用する公的な施設が、誰にとっても使いやすく快適な ものとなるようバリアフリー化を進める必要があります。また、より多くの人が安全で快適 に利用できるユニバーサルデザインをまちづくりに取り入れ、すべての人が活動しやすい生 活環境の整備を進めることが必要です。
障害者アンケート調査では、外出する際に特に不便を感じることとしては、介助者がいな いと外出できないことや、建物の入口や内部の段差や階段を挙げる人が多くなっています。
また、高齢者や障害者などにとっては、日常生活を送る上で移動手段を確保することは必 要不可欠となっています。しかし、地域懇談会では、地域の悪いところとして、交通の不便 さを挙げる地域も見られています。
今後はさらに、公共交通機関の利便性向上に努めるとともに、よりきめの細かい移動手段 を確保していくため、各種外出支援サービスの充実などが求められています。
移動困難な方が外出や通院の際に困らないよう、気軽に利用できる移動手段を確保し、外 出支援を推進します。また、安心して移動ができるよう、地域の中の施設や道路について、
利便性・安全性向上のためにユニバーサル化を推進します。
現状と課題
【町民からの意見】
○車イスを使っている人が利用しやすいように、道の整備(バリアフリー)が必要。
○交通の便が悪いと、高齢者にとっては出かける機会が少なくなってしまう。
○車が使えないと買い物などへの交通手段がないので不便である。
基本方針
■町の取組
施策名 施策内容 担当課等
利 用 し や す い 公 共 施 設等の整備
誰 に と っ て も 安 心 し て 利 用 し や す い 公 共 施 設 等 であるために、ユニバーサルデザイン化を推進しま す。
関係各課
交 通 バ リ ア フ リ ー の 推進
新たな歩道の整備や既設歩道の段差・傾斜の解消 等、すべての人にとって安全な道路・交通環境の整 備に努めます。また、車いす、ベビーカーや杖など を利用している人の安全を確保するため、違法駐車 等をなくすよう、マナー向上への意識啓発を推進し ます。
総務政策課 建設課 健康福祉課
移動手段の確保
民 間 路 線 バ ス 運 行 の 維 持 強 化 に つ い て 事 業 者 へ の働きかけに努めます。
町内を巡回する「ふれあいバス」の運行本数や運 行時間等の改善を図り、利便性向上に努めます。
利 用 者 そ れ ぞ れ の 要 望 に 応 え る 新 た な 交 通 手 段 である「デマンドタクシー」の導入を検討します。
総務政策課 健康福祉課
移送サービスの充実
ボ ラ ン テ ィ ア に よ る 送 迎 サ ー ビ ス へ の 支 援 を 図 り、介護予防事業等への参加をしやすくするなど移 送サービスの充実を促進します。
健康福祉課
■町民や地域の取組
○施設等がバリアフリーやユニバーサルデザインの考えに沿っているか確認する。
○地域行事の開催の時などは、住民相互の協力で送迎を行う。
○外出を支援するボランティアの育成に努める。
取組内容