第4章 施策の展開
4 地域で安全に安心して暮らせるまちづくり
高齢者や障がいのある人等の社会参加を促すことで生きがいややりがいを見出し、
いつまでもいきいきとした生活ができるよう支援します。また、地域の防災・防犯体 制の強化や移動支援の充実を図ることにより、地域の中で子どもからお年寄りまで健 康で安心できる暮らしづくりを推進します。
5 施策の方向
人 と 人
、 地 域 と 地 域 の つ な が り づ く り
~
助 け 合 い の 心 を 育 も う
~
(1)災害時における要配慮者の把握と 地域での援助体制の充実
(3)防犯と交通安全活動の推進
4 地域で安全に 安心して暮らせる まちづくり
(2)施設との協働による地域防災体制の 確立
(1)相談に結びつけるための支援を 充実する
(3)適正な福祉サービスの提供
3 適切な支援へ つなげるしくみ づくり
(2) 地域活動と公 的な支援との連 携による 支援体制の確立
(1)地域福祉推進組織の育成支援
(3)関係機関の連携推進
2 地域活動の基盤 づくり
(2)ボランティア活動の推進
(1)近所付き合いに対する意識を高める
(3)困っていることの発信と支援への 橋渡し
(2)見守りや助け合いに対する意識を 行動につなげる
1 助け合い、支え合い の地域づくり
〔 基本理念 〕 〔 基本目標 〕 〔 基本施策 〕
(1)近所付き合いに対する意識を高める
地域のつながりを強めるため、あいさつ運動を推進するとともに、地域住民と地域 の様々な団体との連携をすすめ、地域住民が広く参加できるイベントや行事の開催な ど地域での交流機会を増やします。
また、そのために、既存の地域資源の活用や、公民館など拠点となる施設を整備し、
住民が集う場となる活動場所の確保に努めます。
地域福祉における「担い手」の役割
市民・家庭の取り組み
○ あいさつ運動に積極的に参加し、地域住民の顔が見える関係づくりを行いましょ う。
○ 地域の福祉活動に、みんなで誘い合わせるなど積極的に参加しましょう。
地域・組織・社協・団体等の取り組み
○ 企業や商店などへ地域福祉活動への参加を呼びかけましょう。
○ 地域住民や様々な団体がより広く参加できるイベント、地域行事の開催に努めま しょう。
○ 地域の様々な施設を活用して、気軽に集える地域活動の場の確保に努めましょう。
○ 地域の活動の拠点となる公民館や集会所を活用し、みんなが利用しやすく、気軽 に集まれる場をつくりましょう。
行政の取り組み
○ 各地域であいさつ運動を推進します。
○ 地域の福祉活動における情報提供や必要な調整を図ります。
○ 地域住民、福祉施設、NPO法人など、地域を構成する様々な主体の交流に繋が る支援に取り組みます。
○ 既存の公共施設の柔軟な活用と地域資源の発掘により、活動拠点の確保を支援し ます。
○ 公民館等を活動拠点として有効に活用します。
(2)見守りや助け合いに対する意識を行動につなげる
福祉コミュニティの構築を目指し、地域住民、事業者、社会福祉協議会、行政が連 携し問題を早期に発見し、深刻化を未然に防ぐセーフティネットの構築に努めます。
そのためにも、障がいのある人や高齢で心身機能が低下した人が、地域でともに暮 らしていくための理解を広く促進していきます。
地域福祉における「担い手」の役割
市民・家庭の取り組み
○ 日頃の声かけ運動等の見守り活動から、地域の福祉課題の早期発見に努めましま しょう。
○ 地域でひとり暮らし高齢者や高齢者世帯、障がい者の生活を手助けしましょう。
○ 子育てに悩む親が孤立しないよう、見守りましょう。
地域・組織・社協・団体等の取り組み
○ 認知症高齢者など、判断能力の低下に伴う支援が必要な人を早期発見し、支援に つなげていくよう努めましょう。
○ 孤立しがちな高齢者や障がい者の閉じこもりを予防するため、地域のサロン活動 や生きがい活動、交流活動等を実施していきましょう。
行政の取り組み
○ 地域住民、福祉施設、NPO法人、企業、商店など、地域を構成する全ての主体 を地域福祉活動への参加につなげる啓発活動に取り組みます。
○ ひとり暮らし高齢者や母子父子家庭など困難につながる可能性のある事例につ いて、あらゆる機会を通じて情報を収集し、迅速な対応に努めます。
○ 高齢者や障がい者、子ども等への虐待防止に向けた啓発活動に取り組みます。
○ 高齢者や障がい者、子ども等への虐待の実態把握に努め、必要な支援を充実しま す。
○ DVに関する相談機能の充実を図り、相談窓口の広報と周知を行います。
(3)困っていることの発信と支援への橋渡し
近年、生活困窮者やひきこもり、子育て世帯の貧困など、複雑な問題を抱えて社会 的に孤立する人や家族が増加傾向にあります。引き続き関係機関との連携を図りなが ら支援体制の整備を行い、自立支援への取り組みをさらに進めていきます。
また、障がいの有無によって分け隔てられることなく、人格と個性を尊重し合いな がら共生する社会の実現に取り組んでいくことが求められます。
地域でのコミュニケーションを活性化させ、困った時に相談し合える地域を再生す るとともに、社会福祉協議会や地域の民生委員・児童委員、福祉施設などと連携し、
相談支援の地域ネットワークを構築します。具体的には、判断能力が不十分な高齢者 や障がい者の権利を守るため、成年後見制度
※1
や日常生活自立支援事業
※2
の利用促進 を行うため、情報発信を行います。
※1成年後見制度:
認知症、知的障害、精神障害等により、判断能力が不十分であるために法律行為に おける意思決定が不十分または困難な者について、その判断力を補い保護支援する 制度。
※2日常生活自立支援事業:
認知症、知的障害、精神障害等により、判断能力が不十分な人が地域において自立 した生活が送れるよう、利用者との契約に基づき、福祉サービスの利用援助等を行 う事業のこと。
地域福祉における「担い手」の役割
市民・家庭の取り組み
○ 地域が顔見知りになり、身近な相談窓口などの情報を共有しましょう。
○ 認知症高齢者など、判断能力の低下に伴う支援が必要な人を発見した時は、速や かに相談しましょう。
○ 障がい者に対する理解を深め、適切な配慮をしましょう。
地域・組織・社協・団体等の取り組み
○ 高齢、障がい、児童など各分野の相談支援者や、民生委員・児童委員等が、市と 連携を図りながら、ネットワーク体制を構築しましょう。
○ 回覧板やインターネット、人が集まる場所にチラシを貼るなど様々な手段を使っ て団体活動の周知を図りましょう。
○ 処遇困難事例に対して分野を越えた効果的な支援ができるよう、関係専門機関と 連携・協力しましょう。
○ 地域の当事者団体や福祉施設同士での相談体制を構築しましょう。
○ 保育所や民生委員・児童委員と連携し、子どものいる家庭の見守りを行い、地域 での児童虐待防止に努めましょう。
○ 福祉関係事業者と住民との連携による認知症・ひとり暮らし高齢者、高齢者世帯 の見守りを強化しましょう。
行政の取り組み
○ 児童センターや児童館を通じた地域の子育て支援拠点を確立します。
○ 地域包括支援センターなどを核とした相談支援のネットワーク化を進めます。
○ 行政や社会福祉協議会の相談機関において、組織横断的な連絡体制を構築します。
○ 地域福祉活動団体等の交流機会の充実を図ります。
○ 成年後見制度や日常生活支援事業など制度の周知を図ります。
○ 高齢者や障がい者の虐待防止に向けた啓発活動に取り組みます。
○ 生活支援コーディネーター
※
を配置し、生活支援サービスの担い手の養成やその 活用を推進します。
○ 生活困窮者の自立を支援します。
○ 子どもの貧困対策を進めます。
○ 障がいの有無に関わらず、その人らしさを認め合う共生社会の実現を目指します。
※生活支援コーディネーター:
高齢者への生活支援・介護予防サービスの充実に向けて、ボランティア等の生活 支援の担い手の養成・発掘等の地域資源の開発やそのネットワーク化などを行う。
・まちで困っている人を見かけた時、手助けをしているかは「心がけているが機会がな い」の割合が最も高い
・地域活動者の年齢が高く、若い方の入会が無い、後継者問題
・地域の子ども達との交流を進めたいがなかなか難しい
・地域の人々の集まり話す場、行事が減っている
・顔を合わせて話すことによって仲間意識が育つ
・地域交流イベントが単発的になってしまう
〔 アンケート・ヒアリングからの意見 〕