第3章 地域包括ケアシステムの深化と推進
第6節 地域包括支援センターの機能強化
【現状と課題】
地域包括支援センターは、地域住民の心身の健康保持及び生活安定のために必要な援助 を行うことにより、その保健医療の向上や福祉の増進を包括的に支援することを目的とし た施設として、介護保険法改正により平成 18 年度に創設され、現在市内には 19 ヵ所の地 域包括支援センターが設置されています。
住み慣れた地域で、安心してその人らしい生活を送れるように、介護保険により提供さ れるサービスに留まらず、地域のさまざまな住民の力をお借りしながら、適切なサービス を提供できるようにしていくため、地域包括支援センターは、その中心的役割を果たして いくものです。
今後の顕著な高齢化の進展に備え、相談件数や困難事例の増加への対応、休日・夜間の 対応状況等を勘案し、各地域包括支援センターの職員が地域への訪問や実態把握等の活動 を十分に行えるよう、関係機関及び地域との連携・協働に加え、地域包括支援センターの 機能強化も図らなければなりません。
【施策の基本方向と体系】
地域包括支援センターは地域包括ケアシステムにおける中核的な機関として、地域の包 括支援ネットワークの推進、地域住民等が主体的に取り組む活動を支援する立場から、現 状の課題や地域の実情を踏まえ、機能の強化を検討します。
(1) 地域包括支援センターの機能強化・充実 ①体制の強化・充実
②行政との役割分担・連携強化
③運営の評価と対応力の向上
【施策・事業】
(1) 地域包括支援センターの機能強化・充実
①体制の強化・充実
「在宅医療・介護連携の推進」「認知症施策の推進」「生活支援サービスの体制整備」
「地域ケア会議の推進」に係る事業が包括的支援事業に位置付けられているため、これ らの事業と密接に関係する地域包括支援センターに対しての必要な支援を検討すると共 に、制度改正や社会情勢の変動にも柔軟に対応していけるよう、引き続き地域包括支援 センター職員との連携に努めます。
平成 30 年度に現在 19 カ所の地域包括支援センターを 22 カ所に増やし、支所圏域と の整合性と高齢者の標準化が図られるよう圏域の見直しを行います。
また、高齢者人口の増加とともに認知症高齢者の増加が予想されることから、全ての 地域包括支援センターに「認知症地域支援推進員」を1人配置し、地域包括支援センタ ーの体制強化を図ります。
主任介護支援専門員、社会福祉士、保健師のそれぞれの専門職により構成される専門 部会活動や、職員研修の機会を通して、職員の能力向上を図り、各地域包括支援センタ ーの機能の充実を図ります。
<表3-6-1> 地域包括支援センター設置状況 (単位:箇所)
区 分
実 績 目 標
平 成 28年度
平 成 30年度
平 成 31年度
平 成 32年度
地域包括支援センター設置数 19 22 22 22
②行政との役割分担・連携強化
地域包括支援センターの運営は、それぞれの担当する圏域の課題やニーズを十分踏ま えた具体的な目標及び業務内容等を設定することとし、行政と地域包括支援センターが それぞれの役割を認識しながら、より一体的な運営体制を行うよう努めます。
③運営の評価と対応力の向上
地域包括ケアシステム構築に向けた取り組みを推進する上で、地域包括支援センター の運営や業務が、一定水準を確保することが地域住民にとって大切であることから、福 島市地域包括支援センター運営協議会でその運営等に対する点検や評価を定期的に行う とともに、業務内容や運営状況を公表いたします。
また、職員研修等により地域住民への対応力の向上に努めます。
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