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地域再生ファンド取組みのねらい・機能

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①ファンド一般との相違点

(1)何故数多くある全国規模のプライベートエクイティファンド等   が直接取組まないか?

 ・対象案件は、地方の中堅・中小企業であるが故の課題、問題を   多く抱えており、全国規模の再生ファンドのノウハウのみでは   通用しない

 ・投資期間はある程度長くならざるを得ず、短期的な成果を期待   する投資家には向かない

 ・デューデリジェンス、バリューアップ、エグジット(出口) 

  ・・・全てのプロセスで地域金融機関との協働が必要

第4章は、地域再生ファンド取組みのねらいと機能です。

まずファンド一般との相違点について御説明したいと思います。ファンド一般との相違点を明ら かにする事によりまして、地域再生ファンドが何ゆえに取組んでいるかと、いった狙いが御理解 いただけるというふうに考えるためです。私の私見も含まれておりますけども、皆さんの御参考 としてそちらに記載されている通りまとめてみました。極力個別具体的かつQ&Aスタイルでま とめておりますので、順を追って御説明したいと思います。まず一番目といたしまして、何故数 多くある全国規模のプライベートエクイティファンドが直接取組んでいないかという問題です。

これつきましては、まず対象案件が地方の中堅企業あるいは中小企業であるが故の課題、あるい は問題を多く抱えておる、であるが故に全国規模の再生ファンドのノウハウ、これだけでは通用 しないからであるというのが、私なりの回答です。これが最も重要な点だと思いますけれども、

合わせて記載いたしましたのが投資期間の問題です。地域の再生ファンドの投資期間というのは やはり地域の問題であるが故の、地域の問題からしてですね、やはり全国規模の投資期間よりは 長くならざるを得ないという端的な傾向がございます。従いまして短期的な成果を期待する投資 家というのには向かない業務ではないかというふうに考えております。私共が関与しています地 域再生ファンドの場合、ファンドの期間というのは約7年から10年程度を想定しておりますけど も、こういった期間というのは一般の投資感覚で言うとかなり長い期間であろうというふうに考 えております。最後に記載いたしましたのはデューデリジェンス、あるいはバリューアップ、出 口と、全てのプロセスで地域の金融機関との密接な協働が必要だという事でございます。

ファンド一般の投資家といたしましては、単独での投資判断をしたいとか、あるいは出口戦略を 考える際に単独でというこだわりがあるという事が一般的にはある傾向だというふうに思ってお りますので、これにつきましてもやはり色んな意味で馴染まないという風に考えております。

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4. 地域再生ファンド取組みのねらい・機能

①ファンド一般との相違点

(2)何故単一投資家によって行わずに、複数の投資家によってファ   ンドを構成して行われるケースが多いか?

 ・地域特性の強い案件になればなる程、ファンドに関与する     投資家のノウハウの結集が必要

(3)何故外資は取組まないか?

 ・第一義的な経済合理性の追求のみでは結果的に成果が得られな   い場合が多い(投資期間、経営者の交代、出口戦略・・・)

二番目といたしまして、何故単一投資家によって行われずに複数の投資家によってファンドを構 成している事が多いかという相違点であります。これにつきましてはやはり一番目の問題と同様 ですね、地域案件ならではの問題というふうに考えられます。地域特性が強い案件になればなる ほどですね、ファンドに関与した投資家のノウハウを結集しないとなかなか解決しないという事 実がございます。あるいは資金的にもですね、なかなか地方の、例えば一投資家がそういった資 金付けをしていくという事にも限界があろうかと思います。ノウハウ的にもそうだと思います。

結果として地方自治体であるとか、あるいは地域の金融機関、あるいは地元の有力企業、そういっ た所の資金ならびにノウハウを結集しないとなかなか新たな解決方法が見えてこないという案件 が多いという風に考えております。

続きまして三番目です。何故外資は取組まないか、あるいは取組んでいるケースが少ないかとい う問題です。これにつきましても一番目二番目の問題とは似た点がございまして、やはり外資と いうのはなかなか経済合理性の追求というのが極めて明確であります。それは悪い事ではござい ませんけども、やはり経済合理性の追求のみでは結果的に解決できない、成果が得られないとい う問題が地域の問題には多数ございます。先程御説明した投資期間の問題もそうですし、出口戦 略の問題もそうですし、あるいは経営者の責任を取る過程での経営者の交代はどうあるべきかと いった問題につきましても、なかなか外資的な考え方では馴染まないのではなかろうかという風 に個人的には考えております。

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4. 地域再生ファンド取組みのねらい・機能

 ②地域再生ファンドに取組むプレーヤーとしての必要要件

※ 添付資料12 をプリントアウトしてお手元に用意してください。

次に地域再生ファンドに取組むプレイヤーとしての必要要件を説明したいと思います。こちらに つきましては資料の12を御参照下さい。こちらは資料の12は私が属しております大和証券 SMBCプリンシパル・インベストメンツ、名称が長いものですから以下PIという風に呼ばせて いただきますけれども、こちらの沿革が記載されております。これについては後程触れさせてい ただきます。

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4. 地域再生ファンド取組みのねらい・機能

 ②地域再生ファンドに取組むプレーヤーとしての必要要件

 ・投資家として、デット、エクイティの両方を扱い、かつ事業再生の   経験、ノウハウを持っていること

 ・対象地域の地域金融機関との信頼関係を築いていること  ・ファンド運営の経験、ノウハウを有すること

まず取組むプレイヤーとしての必要要件、こちらに3点掲げておきました。まず一番大事なのは 投資家としてデット、エクイティ、両方扱っている事、且つですね、

事業再生の経験とノウハウを持っている事、これが一番重要だと思います。二番目といたしまし ては、対象地域の金融機関との信頼関係を築いている、これも当然ながら重要であります。それ から三番目といたしまして、ファンド運営の経験、ノウハウを持っているという事が重要なポイ ントになるというふうに考えております。資料の12をご覧下さい。こちらは私が属しておりま すPI社のケースが記載されております。横軸に時系列、縦にファンド運営に始まる4つの部門 を記載しております。ここに、こちらでですね、PIがこれまで取組んできた業務の歴史を周辺 業務を含めて御説明する事によりまして、プレイヤーの典型のイメージが掴めるのではなかろう という意味で御説明したいというふうに考えております。まず、PI社は大和証券SMBC、これ 自体銀行と証券会社によるジョイントベンチャーでございまして、ジョイントベンチャーによる 投資銀行でございますけども、まずPI社というのはこの大和証券SMBCにおける自己投資部門 という位置付けを御理解下さい。時系列的に申しますと、まず平成10年から不良債券、これは 金銭債券でございますけど、不良債券の投資を皮切りとしてスタートしております。その後平成 12年にはファンドの運営業務、さらにプライベートエクイティも始めております。で、さらに 平成13年からは不動産業も、不動産の投資業ですね、不動産投資業も開始しておりまして今日 に至っております。以上申し上げた通り、PI社の業務は4本柱からなっておりますが、この4 本柱の全てに力を入れておりまして、それをグループ全体でやっているというのではなくて、

PI社の中、PI社で一社の経営のもとに行っているという意味では私共PI社以外には無いのでは なかろうかというふうに考えております。で私共PI社はこれらの4つに対して全てに対して力 を入れてきておりますし、かつこれを一社で行ってきたという事が重要だというふうに考えてお ります。従いまして、今の流れを聞いていただくと御理解いただけると思うのですが、私共PI 社が早い段階から地域再生ファンドを私共の重要業務として位置付けたというのは必然であった ろうという風に思います。以上の御説明によりまして、私共が地域再生ファンドのビジネスに極 めて自然な形で参入してきたという事が御理解いただけたのではなかろうかと思います。この地 域再生ファンドに取組むプレイヤーというのがどういう会社だというイメージをお持ちいただく ために御参考として私共の会社の事例を紹介いたしました。

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