• 検索結果がありません。

国民保護措置に要した費用の支弁等

ドキュメント内 茨城県表紙 (ページ 139-142)

県が国民保護措置の実施に要した費用については,原則として国が負担するため,

国民保護措置に要した費用の支弁等に関する手続等は,次のとおりである。

(法第159条)

第1節 国民保護措置に要した費用の支弁,国への負担金の請求

1 国に対する負担金の請求方法

県は,国民保護措置の実施に要した費用で県が支弁したものについては,国民保 護法により原則として国が負担することとされていることから,別途国が定めると ころにより,国に対し負担金の請求を行う。

2 関係書類の保管

県は,武力攻撃事態等において,国民保護措置の実施に要する費用の支出に当た っては,その支出額を証明する書類等を保管する。

第2節 損失補償,実費弁償及び損害補償

1 損失補償 (法第159条,令40)

県は,国民保護法に基づく土地や建物の使用,物資の収用等の行政処分を行った 結果,通常生ずべき損失については,国民保護法施行令第40条に定める手続等に 従い,補償を行う。

2 実費弁償 (法第159条,令41)

県は,国民保護法に基づいて行った医療の実施の要請又は指示に従って医療を行 う医療関係者に対しては,国民保護法施行令第41条で定める基準に従い,その実 費を弁償する。

3 損害補償 (法第160条,令43,44)

県は,国民保護措置の実施について援助を要請し,その要請を受けて協力をした 者がそのために死傷したときは,国民保護法施行令第43条及び第44条に定める 手続等に従い損害補償を行う。

(法161条,令45,46)

第3節 総合調整及び指示に係る損失の補てん

県は,国民保護措置の実施に関し,県国民保護対策本部長が市町村又は指定公共機 関若しくは指定地方公共機関に対し総合調整を行い,又は指示をした結果,当該市町 村又は指定公共機関若しくは指定地方公共機関が損失を受けたときは,国の対策本部

長の総合調整又は指示の結果,県又は指定公共機関が損失を受けたときに国が行う損 失の補てんの手続等に準じて,損失の補てんを行う。

第4節 市町村が国民保護措置に要した費用の支弁等

1 国に対する負担金の請求等

市町村が国民保護措置の実施に要した費用の支弁や国に対する負担金の請求等に ついて,県国民保護計画に準じて定めるものとする。この場合において,国に対す る費用の請求については,別途国が定めるところにより,国に対し請求するものと する。

2 損失補償及び損害補償

国民保護法に基づき市町村が行う損失補償及び損害補償の手続等については,県 国民保護計画に準じて定めるものとする。

第5編 緊急対処事態への対処

第1節 緊急対処事態

県国民保護計画が対象として想定する緊急対処事態については,第1編第5章第2 節に掲げるとおりである。

県は,緊急対処事態は,原則として,武力攻撃事態等におけるゲリラや特殊部隊に よる攻撃等と類似の事態が想定されるため,緊急対処事態対策本部の設置や緊急対処

, ,

保護措置の実施などの緊急対処事態への対処については 警報の通知及び伝達を除き 武力攻撃事態等への対処に準じて行う。

第2節 緊急対処事態における警報の通知及び伝達

緊急対処事態においては,国の対策本部長により,攻撃の被害又はその影響の及ぶ 範囲を勘案して,警報の通知・伝達の対象となる地域の範囲が決定されることを踏ま え,県は,緊急対処事態における警報については,通知及び伝達の対象となる地域を 管轄する機関,当該地域に所在する施設の管理者及び当該地域をその業務の範囲とす る指定地方公共機関等に対し通知及び伝達を行う。

緊急対処事態における警報の通知及び伝達については,上記によるほか,武力攻撃 事態等における警報の通知及び伝達に準じて,これを行う。

ドキュメント内 茨城県表紙 (ページ 139-142)