かせてください」 という質問があり, MSUの学生39名全員が突然スピー チを行う一幕もあった。 出席者の記念写真撮影後11:00過ぎ, MSU一 行は次の訪問先 「都庁」 へ向けて観光バスに乗り込み, 拓殖大学を後にし た。
J. P. Shim教授のプロフィールと講演要旨は, 次の通りである。
Dr. J. P. Shim: Larry and Tonya Favreau Notable Scholar, John Grisham Master Teacher, Professor of Business Information Systems(BIS), Director of International Business Strategy Program Mississippi State University
論題:“Information Technology and Education in Japan and U.S.A.”
最初に, モバイル無線サービスおよびビジネスの発展に関して, 初期の 携帯電話の重量と最新の携帯電話の重量比較などの例をあげながら, 技術, 社会, 文化の観点から21世紀の “Less社会 (Paper Less, Wire Less, Cash Less)” について解説された。
次に, 1998年から2008年までのIC技術の変化に関して, 固定電話に 比較して携帯電話の台数が大幅に増加していること, またインターネット のユーザーが増加していることなどが紹介された。 ワイヤレスネットワー クの発展に関しては, 1995年から現在まで, 容量が増えるに従って, 声
→テキスト→画像→動画→高画質へと変化している。
続いて, 1990年代半ば以降の日本のIT企業の世界市場における位置付 け, 日本のIC産業の状況, 日本における携帯電話の普及について論究す るとともに, 特に日本の携帯電話が海外市場に進出できない理由について の言及があった。 ソフトウェアに関しては, アニメ, ゲーム, 任天堂など の例をあげながらアメリカとの比較が行われた。
日本におけるIT教育に 関しては, まず教育改革プ ログラム (1997年), 文科 省のカリキュラム基準, 3 年計画 (2000年) 等を説 明した上で, E−スクエア 計画に関して, 学校のネッ トワーク・サポート計画と
Global ICT Developments
Note: *Estimates.
Source: ITU World Telecommunication/ICT Indicators database.
高度なITアプリケーション計画が紹介された。
最後に, 今後のIT戦略として, 顧客との関係を更に発展させブランド 管理を高めるパーソナル化と, ユーザーのニーズに合う新しいコンテンツ を創造するために考慮すべき “差別化”, “ブルーオーシャン” 戦略の進展 が強調された。
(文責:西尾篤人)
第 68 回日本交通学会研究報告会 (全国大会) 統一論題
シンポジウム
平成21年10月3日拓殖大学文京キャンパスC401教室で, 第68回日 本交通学会全国大会の統一論題シンポジウムが経研創立50周年記念講演 会として開催された。 今年度のテーマは 「環境と交通」 で, 2009年9月 の国連総会で日本政府がCO290年比25%削減を打ち出した直後だっただ けに注目を集めるテーマとなった。 専修大学教授太田和博氏の司会進行に 基づき, 前半の部は4パネリストのキーノート・スピーチが行われた。 テー マと発表要旨は次の通りである。
① 「グリーン物流の企業動向 企業事例を中心に 」
㈱日本総合研究所上席主任研究員 下村博史氏
トラック輸送から排出されるCO2を削減する方策には, 燃費の改善, 積載効率の向上, 輸送距離の短縮という3つの方向がある。 燃費の改善に 関する代表的な施策としてはエコドライブがある。 積載効率を改善するた めには, 商品設計の段階まで踏み込んで検討する必要がある。 たとえば, 設計部門やマーケティング部門にパレットやトラックの荷台といった物流 特性を十分に伝えておくだけでも改善できる。 輸送距離の短縮は, 使用燃 料の削減を通じて直接CO2削減効果をもたらす。